第8話彼女が出来る
ある日の仕事帰りの時、電話がかかってくる。
いつもの居酒屋に新しいバイトの娘が働いてるから、お前も早く来い!
と。
行けば、かわいい女の子が皿洗いや料理を出していた。僕は自己紹介して、女の子のメールアドレスを聞き連絡先を交換した。まだ、LINEなぞない時代である。
聞けばこの娘は、昼間は会社員、夜は出会いを求めてバイトを始めたらしい。そのバイト初日に僕と出会ったのだ。
メールはアドレスを解読するのに時間がかかり、二週間後に初めてメールを送った。
色んなやり取りをして、僕が一人でその居酒屋にいくと、お隣いいですか~と隣に座りまかないを食べていた。出会って半年間後に僕は女の子を食事に誘い、帰り際、付き合って下さい!と言ったが返事がなかった。
そして、地下鉄に乗り女の子は下りる際、今夜はご馳走になりました。これからも、お願いします。彼女として。
と、言う。
僕は同僚に、「来た!見た!勝った!」とメールを送った。
それから、静岡の恋人岬へ行ったり、京都に1泊したり。若いカップルのすることは全部した感じ。また、付き合って半年後には同棲を始めた。人生を謳歌していたが、病魔が襲う。それが原因で失職するのである。
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