第2話彼女と別れる

団体職員として働きだし、仕事も順調だった。多少のパワハラは我慢した。

仕事は半分は貨物船に乗り込み、輸出輸入物の確認をする為、作業着を着て仕事をして、半分は書類作りだ。

だから、殆どブルーカラーの仕事だった。

彼女は、そう言うところで働いている僕をバカにしていた。

ホワイトカラーの仕事じゃないと、仕事と認めてくれなかった。

また、不規則勤務にも不満を持っていた。


ある日から彼女の様子がおかしくなった。泊まりがけで遊びに行ったり、態度が変なのだ。

それから、彼女とすれ違いが続き、ある年の元旦に別れた。

新しい彼氏が出来たらしい。

IT関係の会社に勤める2歳年下の男らしい。

彼女はホワイトカラーを選んだのだ。

17歳からの付き合いだから、9年間経ったが結婚出来なかった。

その辺りから、僕の精神は崩壊し始めたのである。

まだ、26歳の話しだ。

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