204.貢献してるみたいです。
町の教会までやってきました。新しい教会を作るのだからと適当な理由を付けてお祈りをしましょう。
『あら、いらっしゃい。また何か用かしら?』
軽いノリですね・・・どうせ私が来ることくらい解ってたのでしょう・・・
『ええ、もちろん解ってましたよ。何の用事かもね。』
「それなら話は早いですね。」
『構わないですよ、新しい教会については私から司教に信託をおろしましょう。』
適当に言っておいてくれればいいですけどね・・・
『適当でいいのですか?』
「新しい教会も、適当にしますか?」
『しっかり言っておきますので、教会はしっかり作って下さい。手抜きはダメですよ。』
なるほど、信徒が集まる教会ですからね・・・しっかりとした作りの方がいいのでしょう。まぁ、当たり前と言えば当たり前ですか・・・
今回はこれだけでいいでしょう。魔王の話はまた今度来ることにしましょう。
『なんとかなりそうなんですか?』
「魔王ですか?」
『そうです、復活そのものを止めるという話でしたね。』
「ええ、多分なんとかなるかと・・・」
『そうですか・・・あなたが魔王でもいい気がします。』
女神様も何言ってるんですか・・・私が魔王ってどういうことですか・・・
『あなたを魔王にしておけば、世界も平和かなと思っただけです。』
はぁ・・・確かに世界征服とかしませんから・・・人類を滅ぼすとかもしないですけど・・・魔王は酷いですね・・・勇者もお断りですが・・・
『あなたは好き勝手やって頂いて構いませんよ。この世界に大きく貢献していただきましたしね。』
貢献?何かしましたっけ?
『あなたの世界の物を持ち込むだけで、この世界は一気に発展するのです。あなたのもたらした物は世界に多大なる貢献をしたと言っていいでしょう。』
そうなんですか・・・それなら1つくらいわがままを言っても良さそうな気がしますが・・・
『簡単なことでしたら構いませんよ。』
言ってみるものですね。いえ、思っただけですか・・・
「何か考えておきます。その時はよろしくお願いします。」
『そろそろ時間のようです。では、教会のことよろしくお願いしますね。』
礼拝堂ですね・・・意外と簡単に会えるものです・・・前回、暇では無いと言ってましたが、きっと暇なのでしょう・・・
「やることをやってきましたので、教会を作りましょうか。」
「やる事って・・・女神様相手に何してきたんですか・・・変なことしていませんよね・・・」
変なことなんてしてませんよ・・・
「ちょっと世間話してきただけですよ。」
「相手は女神様でしょ?世間話っておかしいと思うの・・・」
まぁ、言いたいことはわかりますが、してきたものは仕方ありませんよね?
教会の隣の土地に新しい教会を作りましょう。入り口の位置とかを考えながら、建てる場所を決めます。1度建ててしまったら動かせませんからね。
今日は土台と、入り口まわりだけです。それ以上は作りませんよ。しっかりし意識してないと全部出来てしまいそうなので・・・
「今日は土台と、入り口まで作ります。」
アリスに聞こえるように言っておきましょう。私はこれだけしか作りませんよ・・・的な宣言しておかないと後が怖いです・・・
「別に言わなくてもいいのよ。」
アリスに怒られてしまいました・・・怒ってはいないのでしょうけど、注意って感じでしょうか・・・レッドカードではなくイエローカードって感じですね・・・注意しましょう。
クリエイトをかけるとまた工事現場のように足場とブルーシートが現れますね・・・中を覗いてみたい気がしますが、立ち入り禁止となってます・・・スキル使った本人も立ち入り禁止ですか・・・出来上がれば中に入れてくれるでしょうか・・・
今日はここまでです。とりあえずは教会完成までブルーシートは貼ったままでもいいですよ。危ないのでまわりに立ち入り禁止のコーンでも立てておきましょう・・・これもクリエイトで作ります。プラスチックがいいのですが、無いものは仕方ありません・・・木で作りましょう。色くらいはなんとかなりそうなので赤いやつにします。
誰か近寄ったりして怪我でもしたら大変です。見回りをしてもらいましょう。
「アヤハ、イロハ、コトハ。3人で辺りの見回りをお願い出来る?」
『『『はい!』』』
いい返事です。後はお願いしましょう。
「アヤハ達は一晩中見回り?」
「そうですね・・・大変ですけどこういったときはお願いしてますよ。」
アリスも自分の所のメイドに指示を出してますね。交代で見回りをさせるのですか。
「アヤハ、あなたたちも交代で休むのよ。」
『わかりました、アリスお母様。』
なるほど、人数増やして交代制ですか・・・アリスは優しいですね。キスしてあげましょう。
「ちょ・・・カオリ・・・」
あわててますね。可愛いのでもう一回しておきましょう。
「誰か見てるかもしれないじゃない・・・」
「なら屋敷に帰ってからしますか?」
あ、耳まで真っ赤になりましたね。可愛いので屋敷に戻ってからもしてあげましょう。
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