第5話

なんということだろう。


こんなセリフを実際に口にしたことはあるだろうか。

もし使うとしたならば衝撃の事実を知ってしまった時や、絶体絶命な状況の時だろう。

海外ではアーメンであったりオーマイゴッドだったり色んな言い方もある。なんだったら日本人でもそういった海外の言葉の方をスラングとして使う人もいるだろう。

はてさて。ではなぜ今私はこんなことを説明しているのか。

それは簡単。私は今その言葉を言わざるおえない心境に立たされているからだ。


「おっはよう護〜。今日も一日頑張ろう…ってどうしたの!? 昨日以上にすっごい顔してるよ!?」


「おはよう歩…だから人の顔を見て驚くのは失礼だからやめようね」


現在午前8時過ぎ。

昨日と同じ時間、同じ場所にて私と歩は、昨日と同じように通学路にて出会い、昨日と同じような朝の挨拶を交わす。

なぜ歩がそんな挨拶を交わしたのか。それは簡単。私がとんでもなく気落ちした顔をしていたために違いない。


「えっ、本当にどうしたの護。また夜ふかし?」


「いや、昨日は普通に寝たよ。これについてはまた違くて………」


問いかけて心配してくれる歩から目を逸らしながら、私は今の心境を彼女に語る気分になれなかった。

私がこうして気落ちした顔をしていたのは、昨日の私の行動を振り返らなければならない。

そう。私が昨日、幸と話した後に食事を作り、家族で一緒にご飯を食べて、洗濯物を取り込み、お風呂に入った後のことだった。

私は学校から出された課題を済ませようと鞄の中を確認した時に、それは見つかった。


『あっ………レポート………』


学校に提出する書類を入れているクリアファイルを手に取ったその時、そこに入っていたレポートが目に入る。

それは間違いなく、私が昨日魔がさして作ったレポートの代わりに夜なべをして作成した、再提出用のレポートであった。

それは出来上がった日の次の登校の時に、木下先生に提出しようと鞄に入れて置いといたものだ。

しかしそれが今、木下先生の元ではなく、私の手元に残っている。

それはつまり。


『提出するの、忘れてたっ………!!』


哀れ福永護。

せっかく夜なべをして作ったのにまさかの提出忘れ。

昨夜の苦労はいったいどうしたものか。

私はその衝撃の事実に打ちひしがれ、冒頭の言葉を呟きながら昨夜はしばらく放心したのだった。

と、いうわけで私はそのショックが尾を引きづり、一夜を迎えた現在も気落ちした顔を表情に残しているのだった。


(ってこと、歩に言っても困惑するだけだろうなぁ)


そんなわけで今に至る。

歩はなおも私を案じているようで、それが申し訳なくなり私は気落ちした表情を引っ込めて

とりわけ元気な表情を取り繕った。


「ごめんごめん。私は大丈夫だよ。歩の言った通りちゃんと寝たしもう元気一杯だって!」


「本当に? なんか無理してるっぽい」


私が元気一杯なそぶりを見せるも、歩はまだこちらの様子を伺っている様だった。

ううん、なかなか鋭い。しかしこの話題で進めても歩に要らぬ心配をかけるだけだなと思い、なんとか話題を逸らすために必死に頭を巡らせれば、そういえば昨日から共通の話題が一つあったではないかと思いつき、私はそれを口に出した。


「そうだなぁ。心配事といえば水瀬くんかな。勝手に話が進んでいないかとても不安。昨日も結局連絡なかったし」


そうして話題に挙げたのは一昨日からの私の思考リソースをたくさん奪い取ってきた水瀬くんのことだ。

彼は昨日放課後に別れて以来、結局せっかく交換したメールで連絡をすることはなかった。

そのため彼のそれからの動向は全く不透明であり、私たちは次に彼に会ったときに何が起こるのか何ひとつわからない状況だったのだ。

そんな私の不安に対して、歩もまた少し考え込む様子を見せる。


「そうだねぇ。せっかく連絡先を交換したんだからその日に一回ぐらいメールで挨拶ぐらいしてもいいのにねぇ…」


「あぁ、歩はそういうの気にするんだね…」


私の不安とは違う歩の不満に私は思わず言葉をこぼす。

そういえばメールやCHAINの連絡先を交換した場合、その連絡先に対して、交換してくれたお礼を込めてご挨拶を送るのが定例みたいな文化がどこかにはある聞いたことがある。

社会人としては結構常識な部類に入る文化であるらしく、これを怠ったことで取引先との縁を逃してしまったという一例もあるらしい。何それ社会怖い。

そしてその文化はあろうことか現在では若者世代にも浸透してきているらしく、連絡先を交換した相手に対してその日中に挨拶を送らなければ、グループからはぶられたり無視されたりなどという制裁を下されることもあったりなかったりするらしい。何それ若者怖い。

そのように社会にデジタルが浸透してきたことの弊害たるこの文化であるが、これは一般的に目下のものが目上のものと交換した場合に行う社交辞令の様なものらしい。芸能界で言うならば楽屋挨拶のようなものだろうか。

それを水瀬くんに求めると言うことはつまり歩は水瀬くんのことを目下のものとして見ているということだ。

歩、思っていたよりも上下関係に厳しいんだね、と話題の変更に成功したことに安堵しつつ、隣を歩く友人に対しての少し評価を改めるべきかと視線を向けていると、その視線の意図に気づいた歩は違う違うと否定しながら首を横に振り、先ほどの言葉の意図を説明する。


「実は私、昨日一回水瀬くんにメール送ったんだ。これからよろしく、って。せっかく友達になれたんだから、少しは学校以外でもお話したいじゃん? だからお近づきにの印にってことで、返信も待ってたんだけど、全然来なくて…」


「あぁそうだったの…」


歩は事情を話すと、落ち込んだように顔を俯かせる。水瀬くんから返事が来なかったことが結構ショックだったようだ。そんな歩の様子を見て私も同情して語気が落ちる。

そんなに気に病むことか、と思うこともないが、確かに昨日あれだけ一緒に行動した仲だったのにメールをしても一切返事が来ないのは、人によってはショックなことかもしれない。

私自身ももし水瀬くんにメールを送って無視されればこんなふうに落ち込むのだろうか。ふと考えてみるが少しイラッとくるだけで歩のように落ち込みはしないだろう。

しかし特段、歩は感受性が豊かで些細なことで不安になりやすい女の子だ。ショックを受けるのも致し方ない。

私はそんな落ち込む歩を見ながら不憫に思い、励ますために声をかけた。


「水瀬くん適当なところあるからメール見忘れたんじゃない? そうだ、気になるなら朝に私が叱ってあげるけど。かわいい歩からのメールを無視するな!って」


「えぇいいよぉ…なんかめんどくさい女だと思われそうだし…」


(いやもうめんどくさいんだけどね…)


決して知られてはならない私の本音は隠しつつ歩のフォローを続けていれば、気づくと私たちは学校の昇降口までたどり着いていた。

落ち込んでいた歩はというと、私のフォローもあってすでに機嫌は元に戻り、話はおすすめの化粧品の話題にシフトしている。

そんな気が変わりやすい友人にやれやれと思いつつ、私は相槌を打ちながら靴を履き替えていれば、突如歩とは別の声が私の耳に入ってきた。件の人物、変人こと水瀬界人だ。


「福永さん、加納さん、おはよう!」


「あっ、お、おはよう!水瀬くん!」


「………おはようございます」


声の正体である水瀬くんは元気いっぱいに私たちに挨拶を行う。私たちもそれに合わせて朝の挨拶を返したが、メールの件もあり歩は少しぎこちない言い方をしてしまい、私はというと彼の朝から元気いっぱいの笑顔に何やら不穏な気配を感じ取ってしまい、目に見えて気落ちした返事を行なってしまったのだった。


「? どうしたの二人とも。なんか元気ないけど」


「いや、別に、なんでもないよ」


私たちからの挨拶に違和感を覚えたのか水瀬くんが疑問を投げかける。

歩は気を遣わせないようになんでもないと言っているが、明らかに挙動不審となっており水瀬くんじゃなくても何かあったのだと気づくだろう。

そんな歩の言動に私は少し呆れながら、彼女の代わりに水瀬くんへメールの一件を話すことにした。


「歩は昨日水瀬くんからメールの返信がなかったことを気にしているみたいですよ。乙女からのメールを無視するとはとても豪胆なんですね、水瀬くんは」


「!? ちょっと歩ぅ…」


「仕方ないでしょ。言わなきゃ気づかないんだからこの人は」


勝手に事情を喋ったことについて歩から非難の視線をいただくが、正直こんな変な空気が続くぐらいなら友人から怒られようが暴露したほうが良いだろう。おそらく今後はこのメンバーで集まることも多いだろうから、その中で生まれる禍根は大きくなる前に摘むに限る。それに水瀬くんもおそらくはわざと歩のメールを無視したわけではないだろうし、こういうことは早めに対処したほうがいいだろうという判断のもとだ。

ゆえに歩の抗議を一切受けつけず、さて水瀬くんはと思い彼の方を見てみれば、水瀬くんは私にそのことを告げられてから驚いた声をあげると、すぐにポケットからスマホを取り出して何かを操作しながら画面を凝視し始めたのだった。おそらく昨日のメールを確認しているのだろう。

そうしてスマホを操る水瀬くんを歩と待っていれば、水瀬くんはあっ、という声をあげてすぐに歩の方へと顔を向けた。どうやら件のメールを見つけたようだった。


「ごめん加納さん………完全に見逃してた………」

水瀬くんは青ざめた顔を向けながら消沈した語気で謝罪の言葉を捻り出す。どうやら水瀬くんも歩からのメールを見逃したことにショックを受けているようだった。少し意外だ。

そして謝罪された歩はというと、こちらも青ざめた水瀬くんの様子に驚いたようで、あわあわと手を動かしながら水瀬くんに話しかける。


「いや、いいんだよっ。水瀬くん屋上の件もあって忙しかっただろうし。こんなこといちいち気にする私の方が変だし…」


「いやいや忙しさにかまけて僕がメールチェック怠ったのは事実だから本当に申し訳がないよ。それにメールの返事が遅いって結構なストレスになることも僕自身知っているから。だからごめん加納さん、こんなことないように今後気をつけるよ」


「う、うん。私はもう大丈夫だから、水瀬くんの方こそそんなに気にしないでね」


そうして二人はお互いにペコペコと頭を下げあうのを何回も繰り返す。

それを傍から眺めていた私であったが、二人が5往復ぐらい頭を下げたぐらいのタイミングで埒が開かないのを悟り声を掛ける。


「もういいですか? いいかげんにしないとこれから登校してくる人たちの邪魔ですけど」


「あっ、そうだね。じゃあ加納さん、メールの返事また送っておくね」


「えっ、無理はしないでいいから、ね?」


そんなやり取りをしつつ私たちは3人で教室までの廊下を一緒に歩いていった。

その中で話に挙がるのはもちろん屋上へ上がるための今後の段取りの件についてである。


「それで水瀬くん。あのあと進展はありましたか?」


「あー、今のところ僕たちの方では特にはないかな。結局先生からの過去の使用事例待ちだから、それが届き次第の行動を考えていきたいけど。ただ現状有力な案としてはやっぱり署名活動が一番かなぁ?」


屋上突破計画の今後の展開について私が水瀬くんに尋ねると彼から大まかな方針が返ってくる。

そこに含まれていた署名活動に対して私は口の中で小さく復唱しながら頭をひねる。


「署名活動、となったらかなり大掛かりなやり方になってきそうですけど、学校側の許可は大丈夫なんでしょうか」


「そこはなんとも。昨日の時点で木下先生には伝えているから、そっちでうまく対応してくれたら楽で嬉しいけどなぁ」


「そこは他力本願なんですね…」


そうして私と水瀬くんが話していれば今度は歩がはいっ、と小さく手を上げながら会話に入ってきた。

水瀬くんがノリよく、はい加納さん、と歩を指名すれば、ノってくれたことが嬉しかったのだろう、表情を綻ばせながら歩は水瀬くんに質問を投げる。


「署名活動って実際やったことないけど、どんな感じなの?」


歩の質問はどうやら署名活動の行動それ自体についてのことのようだ。確かに名前はよく聞く単語だけど実際に何をやるのか、と言われれば思いつくものは校門前の呼びかけぐらいしか思いつかない。言ってしまえばそれぐらいの知識しか私にはないということだ。


「そういえば私も駅前とかで見かけたことはあっても、実際にしたことはないけど…どうなんですか、水瀬くん」


歩の質問に合わせて私も水瀬くんに問いかける。すると水瀬くんはお気楽そうな顔を私たちへと向けて、署名活動について説明し出した。


「署名活動っていうのは根幹としては国や自治体に行う抗議活動だね。こんなことがあって不便です、とかこんなことをしている誰かを辞めさせてください、っていう苦情を偉い人に知ってもらうための活動なんだよ」


「ええっ、てことは私たちは今から…」


「学校に対して抗議をしようとしている、ということなんですか…」


水瀬くんの説明に私と歩は一気にテンションを落とす。

というのも仕方がないだろう。なぜなら私たちは今の今まで自分達が苦情を出している自覚が一切なかったからだ。

ただ屋上に行きたいと言っている一人の男子生徒の手伝いをしているだけのつもりだったのに、それが今本人からこれは抗議活動です、と言われれば感情が一気に冷めるのも致し方ないだろう。

そんな私たちの様子に気づいた水瀬くんは、しかしいやいやと顔の前で手を振って私たちの考えを改める。


「署名活動の根本は、ってことだよ。昔の農民たちはそういうことをして法外な税を取り立ててる領主とかに陳情を出した歴史があるんだ」


「あー、そういえば受験勉強で覚えた記憶あるかも」


「傘連判とかありましたね確か…」


受験勉強の記憶を掘り起こしながら私たちが水瀬くんの話に納得していると、彼はさらに説明を加える。


「そうそう。でも今はそんな風に抗議だけのためにやるんじゃなくて、こういうことをしてほしい、こういうところが不便です、っていう風にお願いの形で出す形でも署名活動は行うことがあるんだよ」


「なるほど、つまり抗議じゃないんだ」


「あくまで要望という形なんですね」


そういうこと、っと水瀬くんは言うとスマホを取り出してそこに画像を映し出して私たちへと見せる。そこには駅前やどこかの講義室みたいなところで団体が何かを話している様子が写っていた。一体何だこれは、と私は首を傾げながら歩の方をみるが、歩も分からないようで同じく首を横に倒していた。

そうしていれば早速水瀬くんが答えを投げてくれる。


「これが今の署名活動の様子だよ。たくさんの人に呼びかけて同意を求めながら、共感を得られたら用紙に名前と住所を書いてもらっているんだ。これは駅前で通行人に呼びかけている様子で、こっちはとあるセミナーの時間を借りて参加者に呼びかけている様子だね」


「そ、そうなんですか」


「ほえ〜」


どうやら見せてくれた画像は実際の署名活動の様子らしく、水瀬くんの説明に私と歩は感嘆の声をあげる。

さすがというべきか、今回も先回ってすでに色々と調べてくれていたらしい。


「つまりはこれと同じようにどこかの場所を借りて呼びかけができれば、ということなんですか」


「そうそう。それでそのために学校の許可が取れればってことだけど、許可が取れた後も大変なんだよね」


「? それってどういうこと?」


水瀬くんの意味深な発言に耳ざとく歩は問いかける。

しかし、そうして話しているうちにいつの間にか私たちの教室に到着したようで、一旦そこで話を切り、自分の席に鞄を置いたあと私たち3人は再度集まり先ほどの話を続ける。


「さっきの話の続きだけど、許可が取れた後も大変って言うのはどうしてなの?」


「非常に単純な、人間の心理的障害だよ。例えば加納さんはよく知らない人が道端でよく分からない話をしながら紙に名前を書いてほしいって言っていたらどうする?」


「えっ、そりゃあ怖いし近寄らないけど………あっ」


水瀬くんの質問に歩は非常にそっけなくそう答えると、言ってから自分の発言の意味に気づく。

そして水瀬くんもまた歩のその答えに頷いて言葉を続けた。


「そう、加納さんの言う通り、普通の人はこういう署名活動には怖くて関わらないようにするんだ。だから許可が取れたとしても、それがそのまま成功につながるとは限らない」


「えっ、それじゃダメじゃん!どうするの?」


水瀬くんの言葉に歩が心配そうに食いかかる。

私も歩と同じようにそれに対しての回答を求める視線を水瀬くんへと向けた。

だが水瀬くんは私たちのその視線を受けてなお、問題はないように毅然とした表情を私たちに見せる。


「いいやダメじゃない」


水瀬くんはそう言いのけると、教室の扉を見る。

その行動に合わせて私もまた彼の視線の先に目を向けた。

私にはそこには扉しか見えない。

しかし水瀬くんにはもっと別の、その先を見据えた「何か」が見えているのだろう。

一瞬、一昨日の水瀬くんとの校門の前のやりとりを思い出す。

あの日、私は校門の先に何が見えるのかなんて考えず、水瀬くんに木の上に登らされるまで、その光景を想像することもなかった。

でも水瀬くんはあの校門の先に何が見えるのかを考え、その先を見るために木にのぼり、そしてもっと先を見るため、今は屋上に登ろうと努めている。

今もまた、彼が見つめている先には、私たちとは異なる「未来」が映っているのだろう。

私にはそれが何だか羨ましかった。

だってそれは、私にはできないことだから。

望む未来の先を自分で決めて、自分の足で突き進んでいくなんて、私にはできっこなかったから。

そんな自分の感情に気づいた途端、ふと、自分がなぜ水瀬くんのこの屋上突破計画に賛同しているのかの理由について、腑に落ちた。

最初は仕方なくのつもりだった。歩と水瀬くんの二人の暴走を抑えるためのストッパーのつもりで一緒に職員室に同行していた。

でも今は違う。別に屋上に上がりたいわけじゃない。でも、屋上に行きたいと願う彼の思いが叶うところを見たい。

きっと私は、それで救われるつもりなんだ。


「まずは今後のことを考えるために、先人たちの知恵を借りてみようじゃないか」


夢を叶える誰かの物語を、近くで見たかった。

そんな私の小さな欲望に気づいたその瞬間。


「相変わらず思わせぶりな態度をとりますね、水瀬くんは」


何だか私はフッと、肩の重荷が降りたような気がした。

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