Op.1-6第3節
「
「あ……う、うん。そうだ、ね」
夜、
すでに、短針が
「……
「な……なんでも、な、ない……よ?」
「何かあったか?」
「う……ううん。なんにも……ないよ……?」
「そういうならいいんだけど……」
「お……おやすみ」
「おやすみ」
「……ばかっ……」
そう言ったのは、扉を閉めた後だったため、
ただ、弾けばいいってものではなく、
「……ん?」
「…………」
何かを考えながら、練習をしていく
それが、今後のとある結果になることも知らずに。
♪
「にぃ」
「なんだ、
「なんだってなんだあああ!」
「うわああ!? ぐぇえっ!?」
いつも通りの日常よろしく、なんと今回は肘打ちである。当たり前だが、
「また、先輩の譜面みてる! 浮気だっ!」
「浮気じゃないし、ちゃんと
「ならよしっ! って言いたいところなんだけど、さすがにそろそろ練習はやめた方がいいんじゃないかな?」
「そうなんだけど、ちょっと気になってることがあって……」
「?」
不思議そうに首をかしげる
「なるほど! やってみる価値はあるんじゃない?」
「だよな? 次の練習の時にやってみるか……」
「がんばってっ! 応援はしてるからっ!」
「うん、ありがとう」
「よし、じゃあ寝るか」
雅は、机にぶちまけていた楽譜をきれいにファイルにしまい、
【400PV達成!】魔女の血脈と十三人の歌姫 紅葉紅葉 @kaede_0929
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