Op.1-5第7節
廃病院へ行き、そこにあった『記憶の欠片』を回収したため、
ただ、最後の一つの欠片である、『魔法の欠片』は学園にある。それを回収するまでは、
今日はもう夕方になってしまい、校舎が開かないので、それを取りに行くのは明日になる。
家へ着いた
「魔女が僕と
「う……うん」
「実は、先祖代々の言い伝えがあって」
「『魔女の血を引き継ぐ者は、近くにいる人にも影響を及ぼす』」
近くにいる人とは、
「もしかしたらと思ってたんだけど、
「そ……それが、夢……なの……?」
「多分そうだと思う」
「そ、そっかー……」
そのタイミングで、
「魔女の名前が『あかり』っていうのは初めて聞いたねっ。にぃ?」
「うん。僕達もわからなかったよ」
「魔女については言い伝えでしか教えてもらってないし、世間一般的にはいいイメージないしねっ」
魔女は、数多の戦争が行われてた際、何を思ったか、
「ま……魔女……」
「わ……わたしは、み……
「まあ、魔女のことは気にするな。何かあったら守る」
「と、にぃは言いながら守れてないけど? どう言うことかな? えいっ! えいっ!」
「って言いながら蹴るな!」
テーブルの下で
「私も今、
「明日には魔法使えるようになってるだろ」
「魔法使ったらまた
「使えるようになるっていうだけだ」
「わ……わたしも、がんばら……な、いと……」
「
なぜか
「それはともかく、話を結構巻き戻すとけど、魔女についての言い伝えが殆ど無いのも事実だよな」
「謎に包まれているよね?」
「うん」
事実、
「
「う……うん」
「もしかしたら、夢が夢じゃないのかもしれない。確かなことは言えないけど、なんとなく、そんな感じがする」
「わ……分かっ……たよ」
と、
そのことに、
「あ、ごめん」
「だ……だいじょうぶ、だよ」
「とりあえず、今日は泊っていくか? もう外は暗いし」
「う……うん」
何も考えずに返事をした
「~~……っ!」
「
「な……なんでも、ない……よ」
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