Op.1-5第3節1拍
コンビニへ行き、夕飯として食べる弁当をレジへ持っていく。
ピッ……ピッ……
と、店内にかかっている
これらの音は日常的に聞く音であり、
「い……いいかな?」
ディーバ魔法学園の寮に住んでいる
そこで買うバニラソフトクリームは絶品で、他のコンビニチェーン店ではなぜやらないのだろうと不思議に思うのだ。
寮の庭にあるベンチに座って、バニラソフトクリームを食べる
今の時期は気温差が激しく、寒い夜もあれば暑い夜もあるため、体調管理しっかりしないと大変と、
今日は少し暑い夜であるため、ソフトクリームの冷たさが身体に染みる。
「んっ……おいしい……」
今日は頑張ったからか、いつもと同じ味なはずなのにいつもより一段と美味しい。
サクサクとしたアイスクリームコーンの食感と、とろりとしたアイスクリームの食感が混ざり合う。
「み……
その不安を拭いたい
「わ……わたし、しつこい……って思われてる……のかな……」
と、思ってしまう。
そんな不安を知らぬか、
「お嬢ちゃん、今暇?」
「楽しいことしよーよ」
と、男二人組は
「い……いやです……」
「ほら、拒否しなくたって、楽しい事してあげるよ?」
と、ベンチの背もたれにくっつけていたはずの背中に割り込む、男の手。
抵抗しようと少し
「あっ……あっ……」
と、水を探す魚のように、口をぱくぱくし始め、目からは涙がとめどなく溢れ始める。
「た……助けて……
後に残ったのは、コンビニで買った商品が入った袋と、静粛に包まれた空間であった。
♪
次の日、
学園からの連絡で、
職員室
と掛けられたプレートの扉を開く
すると、
別室へ案内された
「
と、
「今、危害が喰らわれているかどうかは正直わからない。ただ、今後何かしら進展があったら連絡する。質問があれば遠慮なく」
「質問です。仮に
「許可する。ただ、無謀なことはしないようにしてくれ」
と、
基本的に魔法を一般人に使用できないため、相手に危害を加えない、防御魔法のみの使用許可を得ることが可能だ。
これは、相手も魔法が使える〈
「今は精霊魔法による精霊を使って
「精霊魔法……」
その魔法に心あたりがある。
「
「そうだ。
「
「わかった。伝えておく」
と、
廊下へ出るや否や、近くで待機していた
「
「先輩が……。わかった。ちょっと探してみるね」
と、
「〈
キュイーーーーーーン……
と、目を閉じた
そこからは、とても人間から発せられているとは思えない駆動音を音を立てながら、捜索する
暫くすると、音が鳴り止み、
「にぃ、こっちの方面にそれっぽい人がいるよっ」
「ありがとう。それじゃ、行こうか」
すると、
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