Op.1-5 あかりは魔女の夢をみるか?
Op.1-5第1節
目隠しされたあなたは、周り全てが閉鎖された石の空間の中にいます。
封鎖された、と言うと語弊があるかもしれません。なぜなら、あなたの足元には底なしの大穴である、絶望の淵があるためです。
あなたは何度も魔法を使おうとしますが、全て再現できません。
それもそのはず、あなたを捕らえるために特別に作られた、全ての魔法を防ぐ魔法、〈
布で覆われたあなたは絶望の淵へと足を掛け、飛び降りました。
重き罪を小さな身体に背負って
♪
「気分はどうかしら」
「ここはどこかわかるかしら」
「僕の……部屋?」
おかしいと、
だって、
「どうして僕の家が分かるんだ」
すると、パタパタと駆け足で
「にぃ! 私、私、にぃがここへ運ばれた時、ほんとに……ふぇ……わぁああああん」
「兄妹水入らずとはこのことだわ」
などと、思ったことを言う
「
と、
どこからとも無く
「妹さんが〈
「ふふっ。いい妹さんを持ったわね。
「自慢の妹だからね」
「二人ともここへ運ばれたと言うことは、
「もちろん無事だわ。本当にごめんなさい。〈カーバンクル〉を久しぶりに呼んだらあんなに成長しているとは思わなかったわ」
この場にはいない
「事故はつきものだ。しょうがないよ」
そのまま
「えっ?」
「……っ」
そこには産まれたままの姿のまま、バスタオルで髪の毛を拭いていた
美しく傷一つない綺麗で、胸は少し大きめで、ぎりぎり大事な部分はバスタオルで隠れていた。そこから腰にかけて綺麗なラインを描いていて、さらにその下は……
「ごごご、ごめん!!」
と、
時すでに遅し。階段を降りてきていた
「にぃ……? 私がにぃが死んじゃうんじゃないかって心配になっていたのに? にぃはあれ? 先輩の身体でむふふした?」
「それは事実無根だ!!」
「にぃ、そんなに裸見たいなら私の見てよっ!」
と、怒りっぽく言い放った
「
「脱ぐもん! にぃが先輩の裸みたいって洗面所開けたんでしょ! 私の裸見て先輩のこと守るもん!」
「すでに
と、
服を脱ぎたい
後ろからガラガラと鳴り、扉が開かれる。
「み……
「誤解だって! 顔を洗いに……ぶふっ!?」
と、服を着た
服がなかったからか、着ているのは
「な、なにしてるの!?」
と、そこへ騒ぎを聞きつけたと思われる、
「
「誤解だあああああああああ!!!」
と、そのまま階段を駆け上がる
結局、
♪
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