Op.1-4第5節
「あれ、
演習場へ入るや否や、
それもそのはず、いるとは思ってなかった人物、
「び……びっくりさせちゃった……かな?」
「
と、
「今日は、私の魔法を、基本的に使うもの全て見せるわ。
「わ……わかったよ」
「み……
「ああ、ごめん、忘れてた」
魔法を見せてもらえる場ではあるが、
据え置き型のキーボードを少し弾き、指を多少動かせるようにする。
「いくよ」
たった八小節で再現できる
「守ってっ!!」
「準備はいい? では行くわ! 森の精霊、〈カーバンクル〉!」
しばらくしてから
どんどんと縮小していく光。そこから現れたのは、小さく美しい黄緑色の精霊。
ふわふわと浮かび上がりながら
カーバンクルはクルルと鳴きながら、口を開く。
シュウシュウと、その小さな体躯には似合わない音を立てた後、光が発射される。
バッギィィィ-----……
と、甲高い音と割れた音が混じり、最終的に不協和音となり襲い掛かる。
「なっ……!?」
一瞬で
すぐ後ろに着弾した衝撃波となって
「〈
と、
「えっ?」
と、
「
そこには、
そのまま、
そこで
地面とさほど距離がなかったためか、すぐに
「クッ……」
と、肺から強制的に空気を吐き出されそうになるのを必死で堪え、地面を滑る。いくら〈
少しずつ滑る速度が落ち、完全に停止した。
「ごめんなさい! やりすぎましたわ!」
と、遠くから聞こえる
「もしかして……、〈
♪
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