Op.1-3第2節
演習場へ着いた四人は、
もちろん、〈
「〈
そのまま曲が終了することはなく、
「〈
シルフィドールが
ぱっと見た感じでも風の槍と化した魔法が十本もあったからだ。
「くっ……!」
「タンマタンマ!」
と、急に
それと同時に歌っていた
「
と、距離が離れているため、大声で叫ぶ
四人は離れていた距離を詰め、ステージ中央へ集まった。
「使えないよ。僕はそもそも攻撃の魔法も殆ど使えないんだ」
「それは〈
「新しく作ればいいじゃねーか。防御魔法」
「確かに」
「今作ってる曲が出来てから……でも遅くは無いかな……」
と、
「わ……わたし、あるよ……防御魔法……」
「あるの!?」
「聞かれなかった……から、い……言わなかったんだけど……」
「
「え……あ……うん……」
と、
それもそのはずで、
「あ、防御魔法の曲わからな……」
という、ライブ開始後、
そこへ、シルフィドールが発動した〈
〈
「かはっ……!!」
「きょ……曲渡してないのに……」
「完っ全に忘れてた……」
思わず
遠くで
-まだ残っている生徒は速やかに下校してください。-
そのアナウンスが流れたのを機に今日の練習を終わらせる。
そのまま四人は職員室へ行き、演習場の扉を閉めてもらった。遠隔操作式である。
「また今度付き合うぜ」
「わたくしも付き合いますわ」
と、昇降口を出たところで
「あ、いたいた、
声がした方向へ向くと、艶やかな黒髪のショートヘア、闇を思わせる、若干紫掛かった瞳を持つクラスメイト、
「大丈夫」
「わ……わたしも大丈夫……」
何の用かと思う
♪
「わ……わたし達に……何の用」
「
と、言ったのである。
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