団地訪問、堰を切る、海原の天蓋付きベット
かくして―数日後。僕と
「なんかねえ。この近所の教育大出た後、教職に
「ほう…元教職ですか。まあ、なんか普通な感じの人みたいですね?」と僕は言う。
「うん。
「マジメな人ほどストレスには弱い、か」と僕はしみじみ言う。そういう人たちは頑張り過ぎちゃうのだ。そして上手くいかない事をすべて自分に
「悲劇だなあ」と僕は感想を漏らす。
「まったく、だ。そういう人間ほどストレスに鈍感なのも
「出てきてくれますかねえ」と僕は周りのマンションを見ながら問う。
「分かんないな。ま、働きかけはして行こう」と長田さんは頭をかきながら応える。
「なんか元3LDKの部屋の2つを
「へえ…最近の住宅需要に応えてるんですねえ」
「で。家賃も控えめらしい」
「おお。中々住みやすそう」
「ウチの団体も
「さぁて」と僕は言う。そろそろミッションスタートだ。
「行くかい?」と長田さんは意を決した顔で言う。
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団地の12号棟。その3階。9号室が今日の訪問先だ。建物は4階建てでエレベーターは無い。なので階段をえっちらおっちら
「いやあ。エレベーターがないのは大変だなあ」と長田さんは言う。
「老人臭い事言わないでくださいよ」と僕は返す。まだまだ40代でしょうに。
「ま、今のご時世まだ若造みたいなもんだけどさあ。体は
「運動、しましょうね?足腰やられたら大変ですよ?」と僕は言う。
「ま、外回りみたいな仕事してるから大丈夫さ」
3階。階段から広がるそのフロアには部屋が10程。こうしてみると普通のマンションみたいだ。違いは年季。リノベーションのお陰で小奇麗ではあるけど、
二人でのんびり廊下を歩いて行き―9号室。鉄でできた扉が内と外とを仕切る。長田さんはインターフォンを鳴らす。その音は僕たち二人だけの廊下に響きわたる。
「長田さん?」と僕は尋ねる。
「ん?」
「前もってこちらが来る事知らせてあります?」そう、不意打ちの訪問なら、居ない可能性もなきにしもあらず。
「そりゃあ、ね。本人さんの携帯の
「直接やり取りはしてない、って事ですね?」
「まあ、そう珍しい事じゃない。親御さんとは連絡取れていても本人は…っていうのはよくあるさ」と何気なく長田さんは言う。
「で?チャイム鳴らしても反応ナシっすよ?」
「焦っちゃいけない」と長田さんは長期戦の構えだ。マジか。帰ろうぜ、って言おうと思ってたのに。
「と、言ってもですよ?あんまり
「それはそうだ…ま、いったん喫茶店でもに避難しようか」と長田さん。
「そうしましょう」
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そして駅の近くまで戻ってきて、たまたま目についた
「いやあ。外仕事の
「最近はチェーンのが多いから、変わり
「そうでもない…というか視点を変えれば案外個人経営の店は生き残っているよ?」
「まあ。都会ならギリあるかもですねえ…で。話変わりますけど、向こうの親御さんは何ておっしゃってましたか?」長田さんは戻りしなに訪問先の親御さんに連絡を取っていた。
「んー?一応本人には僕らがくる事伝えてある…でも彼女はシャイだから出なかったんじゃないか?って言われたね」と長田さんは
「これはどうしたもんですかねえ?」
「もう一回行って、インターフォンを鳴らす。で。それでもダメなら手紙書いて家のポストに
「
「不利な対面は避ける…機があればその時に一気に。
「へえ…長田さん長期戦好きそうなのに」
「そんな事は無いよ?気が短いもの」と見た目はのっそりした
「マジすか?」驚く。この人すぐキレる訳じゃないし。
「根気よく…ってのがむず
「効率至上主義…」
「ん。かも分からん。でもコレ、調子が良い時だけなんだよね」と長田さんは悲しそうに言う。この人もまた
「ま、テキトーに行きましょうテキトーに」本当はこの手の言葉は禁句だ。でも、ある程度付き合いがあるから、こう言える。
「適当…
「僕も何とかテキトーになろうとしてるんですけど、まあ、上手くいきません」と僕はしみじみ言う。テキトーは難しい。
「お互い、苦労するよねえ…」とコーヒーを
「オーバーワークだけは止めてくださいよ?長田さん?」と僕は釘を刺す。
「分かってる…って言うか嫁に殺されるよ。過労で倒れたら」と彼は情けない声で言う。
「ああ…奥さん怖いっすもんね…」長田さんの奥さんは…見た目こそ普通だけど、
「そうそう。僕、喧嘩になったら勝てないもん」いや。前、久井さんシバいたんでしょう?
「ま、女性には敵いませんよ。口喧嘩は特に」と僕は言っておく。
「いや、物理的にも無理だわ…護身術やってるからね」うへえ。逆らわない様にしよう。たまに会うから。
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再度鳴らされた12号棟3階9号室のインターフォンの音は夕方になりかけた団地の中に響き渡る。まるで井戸の中に石を投げ込んだみたいに。
「…」僕は
「…こりゃあ。ダメかも分からんね」5分近く経ってから長田さんは言う。ああ。これで続きが出来てしまうのか…一発勝負でささっと済ませたかった僕には痛手だ。
その場にしゃがみ込んだ長田さんは背負ったリュックからノートを取り出し、字を書きつけだす。投函する手紙をこの場で書きだした訳だ。喫茶店でやっとけばいいのに。
「こういう手紙は
「そうですか?キチンと
「でもない。状況にぶつかった時に自然に
「うーん?」僕は普段手紙を書かないのでピンと来ない。
「何て言うか…発話をそのまま文にするイメージかな…ま、会話の呼吸は落とし込めないから、そこは工夫が要るけどね?」
「そういうのって才能だと思うなあ」
「かもね。アメリカの大統領の演説だって専門のライターが居るんだし」
「僕が手に入れることのない才能だなあ…悲しき事に」僕は諦め口調で言う。
「そう?君は文章、書けるようになるクチだと思うけど?」と長田さんはさりげなく言う。
「マジすか?」驚く。でも、それには
「マジマジ。その
「日記でも書きますかねえ」なんて言ってる内に長田さんは手紙を書き終えた。それをクラフト紙の茶封筒に入れ、扉のポストに入れた―瞬間。内側から音がした。金属と金属が
「長田さん?どうします?」と僕は問う。
「ま、もっかいインターフォン鳴らそっか」と長田さんは少し
機械的な呼び出し音がまた、団地の廊下に響き渡る。そして、インターフォンのスピーカーが雑音を放つ。最初に内部と繋ぐ音―ガチャリみたいな音―がし、内部の受話口のマイクが拾った部屋の中の
「ええと」長田さんはエクスキューズを置く。そして息を吐いて次のように続ける。
「共生組合の長田です。親御さんから話が行っていると思いますが…」
「…」インターフォンのスピーカー
「えっと…共生組合の寮生の
「…」いやあ。そろそろ開けるなり、適当な会話をするなりして欲しい。こういう場がこんなに気まずいなんて知らなかったぞ?食道に胃液が
「出てくるのがしんどいならインターフォン越しでもいいし、話すのが面倒ならこのまま僕が喋り倒しても良い。でも。なんで鍵を開けたのだろうか?」そう。この人はまず鍵を開けた。それから僕たちはインターフォンを鳴らしたのだ。要するに―この人は僕たちにコミュニケーションを取ろうと
「…」その言葉に
「…分かった。じゃあ、こうしよう―家にいれてくれるなら今すぐインターフォンの受話器を置いて欲しい。このままの状況がお好みなら受話器を置かないでくれ」少し
んで。結果はと言いますと―即インターフォンが切れた。中へどうぞ、とかの女性は
「良し。んじゃ入りますよー」と長田さんは鉄の扉のノブを握りしめる。そして右に
開いたドア、わずかにうかがえる内部…ゆっくりと視界が開けていくはず…だった。尋常な話ならば。
しかし、事はそう
開いたドアの隙間から水が―あふれ出てきた。うん。これは夢だ…と思いたかった。でも、圧倒的なリアリティで僕らに襲いかかる水。それは
僕を飲み込んだ水は―強い
暴力的なまでの圧で僕の体を何処かに押しやる。やばい。何処に行くんだ?これって…命の危機じゃあないのか?
もがくために体中の筋肉に力を入れてみたけど、それは
そして―気が付けば。
僕は
頭を上にしてプカプカ浮かんではみたものの。空は濃い紫の
コイツはマズい。非常にマズい。そんな
ま、どうせ焦ったところでどうしようもない。
かと言って。このままはヤバい。
完全な
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僕は水をかきわけ何処かに向かっていたのだけど、重い水に体力を
沈黙し、
今は体力に余裕があるけど、そもそもが女なのだ僕は。よって
こんな所で死ぬのはなあ、と思う。やり残したことは多い。まだ見ぬ可能性は
人間って言うのは現金なヤツで命の危機に
頭の上の月は
人間の疲れは後からやってくる。
最初の内は全身にアドレナリンが
ぼやける意識。
このまま眠ってもいいのだろうけど、そして体は睡眠を必要としているのだろうけど、水の中で眠るのはよろしくない。下手したら…死ぬ。とりあえずは頬をつねって
「トゥルルルルル…ピガー、ピガーズゴゴゴゴゴ」この場に
「ジジジジジジジジジジジジ」いい加減、うるさい。まったくもう。人が死のうって時に不愉快な電子音を鳴らすんじゃない―と僕は目をこじ開け幻想を何処かにやろうとしたのだけど。相変わらず電子音は鳴っている。と、いう事はつまりなんだ?こいつは現実に―僕にとっての―鳴っている音なのか?
しばし、
いなり揚げ色の耳はじっくり時間をかけて、柴犬の耳の形になり、その後柴犬の顔が現れた。それは良く知っている顔。ミケツさんだ。わお。死に
「お…ゥ…やっ…と…
「さ…っきまで
「ああ…そういや頼んだよなあ」なんて、幻覚に返事をする僕。かなり
「ア…イツ…マ…ナー…バック忘れやがってさァ…」あり?何か会話が成立してないかい?
「ミケツさーん?もしかして―
「たりめ…ェよ…おま…えが…死ん…だら…マズい」と途切れ途切れではあるけど返事がある。
「誰にも見られてないだろうね?」と僕はこの状況にそぐわない現実的な心配をする。
「そ…れは問題ない…が。緊急回…線だから旧式…でな?速度が…で…ね…」
「ゴメン。後で―戻れたら、何かご
「これ…から…お前に…道具…を送る…それで…上手くやってく…」
「何をするつもり―」と言い切らない内にブツンという音と共に回線が切れ、解像度の低いミケツさんの顔も
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あれから十数分が経ったように思うのだが。
手の平に現れた物は木製の
船のダウンロードはゆっくり進む。まったく、これだからダイアル回線は。
そう、さっきのミケツさんとの通信はダイアルアップ回線そのものだ。僕はとんと詳しくはないけど、共生組合の長老こと
しかし。ミケツさんはこんな力を行使して大丈夫なのだろうか?そこそこ無理をしている気もする。ありがたい話だ。基本、彼は
船のダウンロードは、僕が意識を
僕は船にゆっくりと乗り込み、
おお。するする進む。櫂を漕ぐのは大変だけど、歩くより
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長田さんは―海の上で
「長田さーん?起きてますゥ?」なんて僕は声をかける。
「…いおり君?僕の幻覚ではないよね?」と疑い半分の返事。
「大丈夫ですよ、少なくとも幻覚じゃない」そう、現実と言い切るには状況が
「助かったあ…いやあ。死ぬかと思ったね」と長田さんは起き上がりつつ言う。
「の割には焦っているようには見えませんが」と僕は応える。余裕があるというか、場に
「ま、この年にもなると大抵の事には驚かない。まあ、そんな事もあるかなって」
「年寄り臭い…」と思わず皮肉が出てしまった。
「君よか30近く長く生きてるからね。その分の
「さ。帰りましょう…どうすればいいかは分かんないですけど」
「ま、なんとでもなるさ。ケセラセラ、ってね」人間、相手が居ると思考に余裕が出るもんだなあ、と僕は思った。
二人で船に乗り込む。
「これ、何処に進めばいいんだろ?」と長田さんは
「長田さん。僕も分かんないっす。もう思うがままにやっちゃってください」
「ん。頼まれよう」船は進んでいく。四方何も見えない
僕は空を見やる。星座の知識がない事を
「ん?星かい?いおり君」と。
「ええ。星の位置で自らの位置を測る…事出来ますよね?仕組みは良く知らないんですけど…」
「一応そうらしいね。僕もそう星に明るくないから何とも…だけど」
「そう言えば―
「ポラリスか…確か
「よーし、探しますか…ま、方位が知れたからってどうなんだって話ですけど」と僕は漏らす。
「ま、今の何も分からない状況よりいいじゃない…」と長田さんは明るく言うのだった。
そうして。
僕たちは無事、ポラリスを見つけた。だから方位は
「昔は航海していると、信仰に目覚めるなんていったらしいけど、本当、その通りだなあ…」と僕はごちる。
「だろうねえ…じゃないとマジで気が
「だから―海の神様は神聖視されたんでしょうなあ…」
「うむ。特に日本は
「何時か何処かで必ず海に行き
「海と山の国日本ってな訳だ」なんて会話をしている最中に聞き覚えのある音が響き渡る―さっきのダイアル回線の音だ。長田さんにも―聞えたらしい。
「いやに懐かしい音じゃない…昔懐かしのインターネットのアレだ」と彼は言う。ミケツさんは
「お…い!いお…っちゃ…と長…田…聞こえ…るか」ミケツさんのハスキーボイス。長田さんと合流したのは知っているらしい。正体ばれてもいいのかしら?長田さんまで呼んじゃって。まあいいや、バレたところで実害はない。彼は適当に合理化して
「へいへい…聞こえてますよー」と僕は返事をしてしまう。
「い…いか。東の…方に進…め。そこに破れ…と何か…反応が…ある」
「へ?誰だい?そちらの方は?」なんて長田さんは言っている。
「大丈夫です。僕と長田さんの良く知っている『人』ですから」いや、本当は柴犬だけど。
「ま、助けてくれるみたいだし、いっか。東ね」と長田さんは
「い…いか…反応は何…か分か…らん…十分に…気を付け…」で回線はまた切れてしまった。何か居るらしいけど、そいつはスルー
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
かくして。僕らは東に進路を定め進んでいく。行くアテがあるというのはこんなにも心強いのかと実感する。ああ、助かった。早く帰ってシャワーでも浴びたい。体中塩はゆいのだ。
東に進んで10数分経った頃、長田さんが何か言う…
「なんか―行く先に見えるんだよね…アレ何かな?目が悪いせいか良く分からない」僕はその言葉を受けて、長田さんの居る前方に体を持って行き、目を
僕の視界が
「なんか―海の上に…めちゃクラシックな
「へ?」と長田さんは言う。僕だって同じリアクションをしたい。でも水平線上に、木製の
「あそこに居るのは―」長田さんは言いかける。でも、言葉にしない方がいい。だから僕はこう言う。
「さあ?もしかしたらベッドだけかも」ま、さっき反応が
「その方が楽だよねえ…」と長田さんはため息と共にそう
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
段々とベッドは近づく。それは像を確かにしてしまう。クラシックな木のフレームの天蓋付きベッド。黒のカーテンは閉ざされ中は
「いやあ。こんなのおとぎ話でしか見た事無いよ」と長田さんは感想を漏らす。
「天蓋付きベッドって実在するんですね」なんて
「そりゃあ、ね。やんごとなき方は愛用してるんじゃない?」
「やんごとなき方…ね」と僕は言う。さて、中身は誰か。人か?はたまた神に
って事は?
この中に何か居るのなら、それは―人なのか?でもなあ。普通なら取り乱すだろうに。現に僕らはそこそこ
「取りあえず―僕が様子を見てきます…」
「大丈夫かい?」と長田さんは心配してくれる。大丈夫、ではない。危険ですらあるかも知れない。でも、彼よりは僕だ。彼さえ意識を持っていてくれれば、少なくともここから
海水はベッドの
かき分ける水は重たい。まるで重油か何かみたいな粘つきを感じてしまう。ゆっくりとベッドに近づき、カーテンに手をかける―
ああ。
こいつは。パンドラの箱の
そう、僕は賢くない。愚かで、好奇心旺盛で、先を見据えず短期の益を優先するド阿呆だ。
オルタネイト・スイッチ。
オンとオフのみの単純な機構のスイッチ。それが頭に浮かぶ。トグルを
僕は―トグルを傾けてしまう。箱を開けてしまう―
カーテンとカーテンを両の手で掴み、それを開け放つ―その瞬間。その場は
「いおりく―」長田さんの焦った声。水に入るドボンと言う音。それがスローモーションになって、僕の体を
引き延ばされた意識。脳内の時間感覚は
ああ。18年の短い
ゴメンよ、ミケツさん。色々骨を折ってはくれたけど、僕はもうダメかも分からん。
ああ。家族の顔や共生組合の面々の顔が僕の脇を通り過ぎていく。まさしく走馬燈のように。
ウカノカミ様―悪いけど、
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