猫の気持ちとかつお節

第7話 イケメンと高級かつお節



 ごきげんよう。皆様。

 皆様は毎日お腹いっぱいご飯を食べておられますか?


 私は今、いつもの日課のごはん巡りをしておりますわ。


 今日はいつもより豪華なささみ肉のジャーキーとかつお節が出ましたのよ。


 皆様もこれに倣って高級ジャーキーなどいかがでしょうか?


 おーっほほほほ。


 高級かつお節に高級ジャーキーを独り占めにした時の気分は最高ですわね。



 でも、ちょっと分けてあげて差し上げたい方ができましたの。


 でもちょっとですのよ。

 ちょっとだけ分けてあげればよいのです。


 意外とイケるものなのですね。

 お犬様って。


 はねられそうになった時に咥えられて助けていただいた時に、ちょっとイイと思ってしまいましたもの。


 相手はお犬様ですのにねぇ。


 でもどこの方か分かりませんし、まぁ、そのうち。



 さあ、次のご飯をくれるお家に着きましたわ。

 ここはガテン系イケメンさんのお宅なの。


 イケボでキラキラ系なのでお隣のお嬢様方からの差し入れが多くて、それをこっちに回してくるのはやめてほしいのですが。


 でもこちらのお宅。

 かつお節がガテン系大盛りで出てきますのよ。


 あれは・・・たまりませんわね。反則ですわ。

 よっ!猫ごろし。


 あれを半分分けて差し上げたいのです。

 今日のところは私が独り占めいたしますが。


 では、皆様。

 ごきげんよう。




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