と、いうところからお話が始まり、綺麗に収束する見事な短編です。『人間』と『人間に非ざる何か』の観点から、非常に鋭く切りこまれており、しかもさらっと読めるという優れた秀作と言えます。その正体が何となく「ああ、あれかな」と見当がついてしまったところが惜しい! もっと翻弄してほしかった!いずれにしても、堂々と他者様にお薦めできる一本です(^^)