取り返しのつかない、すごく恐ろしいことが起きたのに、心の中はやるせなさと哀しみでいっぱいです。
ツカサくん、少なくともミナミさんと一緒に過ごしていた時は、幸せだったはず。
だからこそ余計に哀しいです。
何気ない表現に後ろ暗い美しさがあって、素晴らしいお話でした。
次の章も楽しみです!
作者からの返信
2話目の読了、ありがとうございます。
2人の気持ちが重なった故に、彼はドクロになりました。
リュックに入れられていた写真を見て、ミナミはツカサの現況を知る。
死んで終わりじゃないだけに、まだ苦しみも希望も、もしかしたらあるかも、とか曖昧な感じを、表現できたのかなとか、なんとか、曖昧なお返事……。
色々書きすぎて、読みにくいであろう文章におつきあいいただき、ありがとうございます。
編集済
全く救いがないようでいて、お互いが生きる力になっていたところに、何かしらかの可能性がありそうに思えるのは気のせいなのでしょうか。
これから『堅くて冷たい大きな棺の中で、彼はこれからゆっくり、骨になっていく』のではなく、ミナミさんが彼を助けなければそうなっていたかものしれない、もう一つの未来の姿なのでは。
事故で一日しか記憶が持たなくなった妻に、毎朝プロポーズから始める夫の実話があるように、全てを忘れてしまったのなら、『初めましてツカサ君』と刑務所からお手紙を出すのも一考かと。
それが彼を棺から出せる方法。
またあらためて出会いを始められそうな気がします。
そうして今度こそ二人して罪を償って、時間をかけてもやり直せれば。
二人はお互いにお互いの生きる力になっていたのですから。
未来は一つに収束していなくて、梅雨の合間に晴れ間も見えたり、常に変化しているもの。
そうして彼らは根っからの悪人でもなく、どちらかというと小心な善人。
今はネガティブな方向にしか考えられないミナミさんが、ふとその気分の隙間にペンを取ることを――4回目がありますように。
作者からの返信
いつもコメントありがとうございます。
暗めのシーンがあるのにもかかわらず、
明るい希望や、可能性を見出していただいて、
なるほどねぇ……と感心してしまいます。
ミナミが4回目の、彼女なりの助けをする時が、もしかしたらあるのかもしれない……。
作者は内心、諦めの気持ちなどを抱いていたのですが、
また更に別の希望を提示され、
ああ、かるかも……
と、作者自身も前向きに。。
ありがとうございます。