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 レインさんには何かやましいことでもあるのかな? 武器を使って戦わない理由なんて、別に隠すようなことじゃないのに。


 少なくとも何かを隠しているのは間違いない感じなんだよね。


 やっぱりこの場はミューリエに同調しておこう。


「レインさん、何を隠しているんですか? 都合の悪いことでもあるんですか?」


「ふふっ、アレスの言う通りだ。何かあるのが見え見えだぞ」


「っっっ! うっさい! あんたたちには関係ないでしょッ! 二度とあたしの前に顔を見せんなっ、バカ! 助けてくれたことは感謝するけどっ!」


 そう言い捨てると、レインさんは頭から湯気を上げつつひとりで走り去ってしまった。


 ただ、助けられたことに対して感謝の言葉をきちんと述べていったのだから、確かに彼女は義理堅い性格なんだと思う。


 進む方向は同じだから、またいつかどこかで会えるかな? まぁ、その時に好意的に接してくれるかどうかは分からないけど……。



 BAD END 3-4

 

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