10.嵐山駅からメイン通りへ

(やはり嵐山が1番好きなのかもしれない)


俺は多分京都に来るたび毎回嵐山に来ていると思われる。それぐらい好きだし、おかげでこの地域は地図が必要ないくらい道を覚えている。俺は駅から出たが当たり前のように駅前は何もない。嵐山のメイン通りはここから少し歩いたところであり、京福電鉄の駅前がメイン通りなのだが意外と知らない人は多いのではないだろうか。そんなことを思いながら俺は人の波に乗って道を進んでいる。恐らくみんなメイン通りに向かっているのだろう。道がわからずとも人についていけばいいので初めて来た方もご安心。


(嵐山はなんといってもこじんまりしたお寺が最高!)


俺の目当ては嵯峨嵐山にあるお寺達なのだが詳しい説明は後にとっておく。嵐山のいい所は中心部では味わえない自然美であろうか。桂川があり、周囲には山がある。この自然のおかげで景観を残しながら街が作られたのだろう。お寺も例外ではなく、山の麓などに造られているので他にはない「特別性」が感じられる。実に美しいと感じるのは一般的な感情だと思って差し支えないはず多分。


(お店が増えてきたな。そろそろか)


活気が出てきたということはメイン通りがすぐそばにあるという証。本日のメイン「嵐山」にしっかりと足を踏み入れる。

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