ヤングケアラー・ハナは、奮闘中!②~車いすサッカーをする子の悩みを聞いて、理系女子のセクハラ(アカハラ)ケアも、やっていきたい!~
第17話 理系の研究室も、いろいろ。女性たちは、疲れている。働く人にやさしい研究室も、あるんだけれども…。ケアしきれないから、痛いんだ。
第17話 理系の研究室も、いろいろ。女性たちは、疲れている。働く人にやさしい研究室も、あるんだけれども…。ケアしきれないから、痛いんだ。
ここまで、言うなんて…。
「もう、戦いたくなくなっちゃった」
女性たちは、疲れているんだ。
「どうせ、私たちは、弱いから」
あきらめ。
ついには、悟ってほしくはない悟りの崖っぷちにまで、どこまでも、追い詰められていくことになっちゃう。
「もう、あきらめよう。契約を更新してもらって、研究を続けたかったなら、セクハラ状況から逃げるより、耐えるしか、ないんだろうか?」
「セクハラ状況を、認めていくしか…」
「抵抗しないで、切り抜けた方が、効率的なのかもしれないわ」
これには、こう言ってやりたくも、なるだろう。
「あなたは、早く、逃げるべきなんじゃないのか?戦うことに疲れるのなら、逃げてしまっても、良いじゃないか?」
そう聞けば、女性は、こう、返しがち。
「でも…。逃げられません。逃げちゃったら、やる気がない人だなって思われて、やっぱり、契約を打ち切られちゃうじゃ、ないですか?」
悪循環。
理系の特徴を、問題視する声も続く。
「理系だと、早朝からはじまって、深夜まで研究室にいなさいというルールを作ってしまうことが、あるんですよ。これが、問題」
拘束時間が、長すぎる?
これは、まずいぞ。
働かせすぎの、過労。
ブラック企業のようなものじゃ、ないだろうか?
「理系は、大変なんです」
「そうなんです!」
「知って、ください!」
「過労で、心と身体のバランスが崩れちゃう人も、いるんです」
理系の研究室も、いろいろ。
働く人にやさしい研究室も、あるんだけれども…。
もちろん、そうじゃない場合のほうが、多い。女性が既婚者であればあるほど、理不尽さのハードルが上げられる場合もあるし。
こんな…。
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