ヤングケアラー・ハナは、奮闘中!②~車いすサッカーをする子の悩みを聞いて、理系女子のセクハラ(アカハラ)ケアも、やっていきたい!~
第3話 ヤングケアラー、失格。以前、ある日本の内閣総理大臣が、オリンピック選手たちに言った。「せいぜい、がんばってください」
第3話 ヤングケアラー、失格。以前、ある日本の内閣総理大臣が、オリンピック選手たちに言った。「せいぜい、がんばってください」
「ハナさん?」
「はい」
「私、参っちゃった」
「何が、あったんですか?」
「聞き方、聞き方…」
「聞き方、ですか?」
「特に、コロナ禍だと、悩まされちゃう」
「はい?」
その人は、この言い方をされて、悩まされていたという。
「障害者スポーツ、ですか。気楽」
「コロナ禍でも、がんばりたいの?」
「せいぜい、がんばってください」
言葉は、残酷だ。
ここで、ちょっと、休憩!
あなたは、こう言われたら、どう思いますか?
「せいぜい、がんばってください」
どう、感じる?
頭に、くる?
きっと、こう思われていたんじゃないのかと感じたんじゃない?
「…まあ、あなたは、あなたなりに、身の丈あわせて、適度に、がんばってくれれば良いよ」
たしかに、いやだなあ。
でもね…?
「せいぜい、がんばってください」
これって、漢字で書けば、こうだから。
「精々、がんばってください」
元々は、軽い意味ではなかった。
精神、気持ちを込めて、全身全霊で、がんばってくださいね!っていう意味の、言葉だったんだね。
だから、高齢世代と、それ以下の世代とでは、受け止められ方が違っちゃう。
「せいぜい、がんばってください」
高齢世代の人は、良い意味の言葉だと思っているので、フツーに、言ってくる。このフツーの言い方が、高齢の方以下の世代には、ムッとくる。
「何が、せいぜいだ!」
「失礼だ!」
それが、高齢者だと…?
「せいぜい、がんばってくださいだと?」
「そりゃ、どうも。ありがとう」
あ…、怒られないぞ?
「せいぜい、がんばってください」
世代によって、意味が違うんだね?
以前、ある、日本の内閣総理大臣が、オリンピック選手たちに向けて、こんな声がけをした。
「せいぜい、がんばってください」
その内閣総理大臣は、他人の気持ちが、わからず。困っちゃったね。
高齢以下の世代は、反発した。
「おい、おい。あの総理大臣は、失礼じゃないか?何が、せいぜいがんばれだ!」
おかしな話、だ。
「せいぜい、がんばってください」
それって、元々は、誰かをねぎらう言葉だったんだね。
ヤングケアラーは、言葉の介護もしなくっちゃならなくなる?
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