第7話 イチ語
イチはネーミングセンスだとか、LINEのスタンプのセンスだとかに優れている。
万人受けするかどうかは分からないが。刺さる人にはすごく刺さると思う。
その1人が僕だ。
真似したくても真似出来ない唯一無二と言っていいでしょう。
娘達もLINEスタンプを選ぶ時はママに選んでもらっている。
そんなイチには独特の言葉使いがあって。イチがいうにはそれは
『イチ語』
というらしい。
10代の時出会った時からその言葉を使っていたので元々なんだと思う。
例えば…
ニキビ→にちび
私 →あちし
全然 →でんでん
てな感じで数え上げたらいくらでも出てくるが、わざわざ意識したことがないので。法則性だとかは分からないが、これが意味としてこちらにちゃんと伝わってるのが凄いと思う。
意識してない…そのつもりなのだが、僕にこれが移ってるらしい。
イチや娘達との会話の中で、僕の口から「でんでん」とか普通に出てるらしい。
あんた絶対職場でも使ってるわ!とイチが言うのでちょっと怖くなった。
じぇったい大丈夫!
あ…使ってるわ。
思い返せば使ってるわ。
みんな普通にしてくれてるけど、やべぇ奴って思われてるかも!
イチ語はイチが使うから可愛いのであって 、僕が使ってもやべぇ奴にしかならんよ!
おそらく娘達を叱ってる時も使ってると思う。
娘達からしたらふざけた親父にしかならんよ!
だがしかし、イチは娘達を叱るときイチ語ではない気がする!?
なんでや!?
しかも娘達にはイチ語が全く移ってない!
なんでや!?
で…このエッセイのタイトル
「いちにっち」ですが
「イチ語」です。
なので…本来なら「イチ日記」になります。
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