第6話 娘
ウチの娘は双子の女の子です。
パンダ1号とパンダ2号です。
今年で18になり受験戦争突入です!
ありがたいことにパンダ1号も2号もパパである僕の事を大好きでいてくれます。
出かければ腕を組んできたり、仕事に行く時は、バッグの中にサプライズで手紙や手作りのマスコットが入ってたり。
キュンキュンしますね!
でも双子ってすごい不思議です。姉妹なんですが、姉妹感はなく親友っていうのも物足りない…う〜ん夫婦みたいです!
パンダ1号2号は何故かリビングで勉強します。
休みの日も、学校の日の夜もリビングで勉強します。
二人にとって、自分達の部屋はメイクしたり、寝たり、荷物置くだけの場所みたいです。
で、僕とイチはテレビを観ますが、地上波というやつは滅多に観ません。Netflix、hulu、アマプラ、FODにパラビ…それらでドラマや映画を観てるんです。
リアルタイムで観るのは朝ドラ、鬼滅、進撃ですね!
おかげかどうかはわかりませんが、「29歳のクリスマス」や「恋がしたい×3」「やっぱり猫が好き」を知ってる17歳の女の子はそうそういないと思います。
「うる星やつら」や「じゃりン子チエ」について語れる17歳の女の子もそうそういないでしょう。
これらは全てイチの影響です。
イチは気に入った番組は何度でも新鮮な気持ちで見れるという特殊能力をもっています。実に羨ましいです。
僕が仕事で家にいない間にイチが観て面白かった海外ドラマを僕に観せてくれます。
「先わかってるんでしょ?つまらなくない?」
と聞くと。
「一緒に観たかったの!」
とかわいいこと言ってくれます。
が、全部が全部じゃないですが。イチの狙いはバイオレンスなシーンを僕に観せて、そのリアクションを楽しむというものです!
僕のひきつる顔を見て、満足そうにしています!
そんな僕達夫婦に完全になれてしまってる。
パンダ1号2号、どんなにイチと僕がじゃれてても知らん顔です。
が、僕がイチにチューしようとする時だけ
1号が「パパッ!」
と止めてきます!
仕方ないので僕は1号に向かって
チューっと口をつくります。
1号は無視しますが。
僕が1号のチュー顔が好きな事を知ってるイチは
「かわいそうやけんやってやれって」
と言ってくれます。
おかげで1号のチュー顔ゲットです!
まぁだいたい我が家の夜はこうやって過ごしています。
あと一年で二人は進学のため家を出ることになると思いますが。それを思うととても寂しいですね。
2号はたくましいので大丈夫ですが、1号はママ(イチ)について来てもらう気マンマンです。不安です…
そんなウチの女子三人は、ただいま「ゆるキャン」の実写版にハマってるらしいです!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます