第9話 なんか様子が変だ

「うん、、、。」と目が覚め手でモゾモゾと布団を探るが、誰も居ない?。目をこすって見渡すが、僕だけだった。


なんだか、聞いたことの無いリズムの音楽が聞こえてくる。リビングにもどこにも誰も居ない、音を頼りに部屋を探すと、キッチンの奥の扉から聞こえてくる。なんだろう?と思って扉を開けると、地下に降りる階段があった。少し降りて地下を覗き込むと、近所の方らしき人達が数名いて、なんだか楽しそうに変な踊りをしている。


もうちょっと見ようと体勢を変えたら、階段を踏み外しガンと大き目の音が出て、一斉に視線が(見つかった!。)とヒヤっとした瞬間、「あー、先生ぇ、見ちゃだめぇ~。アンコウの吊るし切りやるとこなの、気持ち悪いから見ない方がいいよ。」とレイナさんが駆け寄って来て、バタバタバタっとキッチンまで押し戻された。


「あの、僕は結構平気だけど、、、」と言い出すと「こっちの方がいいでしょ?。」と唇を僕の唇に這わせる、脳内に妄想がブワーって広がってしまい、もうどうにも止まらない。そのまま、彼女を抱きかかえて部屋に。

「あ、下着脱がないで。」とブラを外そうとするレイナさんに言うと、「着エロ好きだよね~。」と笑いながらのしかかって来た、するとドアが開いて、「混ぜて~。」とレイカさんとレイラさんが、、、。もう、脳がトロトロになって、あーーーーれーーーーーーってなって、だーーーーめーーーーってなって、もっとーーーーーーって叫んでしまった。


地下室ではリョウマとレイ、そして数名の隣人が「このアンコウ、なかなか良いね。」などと試食をしている。ワイングラスを片手にリョウマが楽しそうにレイに話掛ける。

「レイ、先生の体重と体脂肪は?。」「プラス10kgと9%アップ。」「太ったねぇ、食べすぎだろ?。」「幸せ太りだわ。ふふ、じゃ、私も行ってくるね。」と女神の微笑みのレイ。女王様のような衣装に着替え、ピンヒールで階段を上がる。


しばらくすると、上から「幸せぇぇぇぇ~、死んでもいいぃぃぃぃ~!。」って声が聞こえた。


「幸せで、死んでもいいか、、、。草食獣が襲われた時は、脳内麻薬がドバーって出るって言うから、間違ってないのかも、、、。」とリョウマが爆笑する。

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