第6話 アンコウ最高

「先生、アンコウお好きなんですよね?。」

「魚の?ですよね、僕好きなんです。アンコウ鍋とか最高ですよ、あん肝も!。ここに来る前に予約したホテルでもアンコウ料理お願いしてて、それが心残りで、、、。」

「実は、特別なアンコウが配給されましたので今日は用意しました。」

「ほんとですか!!。マジっすか?、やったーーーー!。リョウマさん神!!。」


「先生の世界でも、吊るし切りにするんですよね?。」

「そうです、やっぱりあの捌き方しか出来ないですよね。」

「こちらでは、吊るし切りが一番身が引き締まって美味くなるって言います。」

「僕たちの世界では、吊るし切りがイベントっぽくやる所もありますよ!。」

「私たちもです!。近所も集まってパーティですよ!。」

「へー!!、なんか嬉しいなぁー。」



そして、待ち遠しかった夕食の時間になった。

食卓にはアンコウを使った様々なプレートが並ぶ。

自分の世界のアンコウよりも美味かったかもと思った。アンコウというより赤身っぽい、ある意味ではマグロっぽい濃厚でしっかりした味だった。色々な部位が出て、特に好物って事もあるがゼラチン質の目の周りや唇あたりが絶品だった。

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