自主企画よりきました。

　吸い込まれるような語り口調が特徴的な作品ですね。本来、私はれっきと形作られた小説を好む部類なので、こういった「」を使わないような特殊な在り方の作品を避ける傾向があるのですが、なぜだが苦もなく読み進めることができました。

　それはそれとして。
　キイナ。強い女の子。
　実際にこういう人が現実にいたら、確実に軋轢を生みます。間違いありません。正しいことは正しいのだけど、正しいは敬遠されることも珍しくない。正論は本当に嫌われますからね。
　だからこそすごい、かっこいいと、思えるキャラクターです。
　主人公の容姿がおおよそ昨今の作品らしくない地味なものではありますが、彼女の在り方を表すのには、持ってこいです。
　また、彼女に感化される形で、「母と楽しむ」という勇気を主人公が持ったことに、成長を感じることができました。

　引き続き楽しませていただきます♪
　これからもお互いがんばりましょう^_^