第6話ショッピングモール
僕は母親に連れられてショッピングモールに来ていた、
同じ年位のグループで来ている子
カップルで来ている子
僕は母が40の時の子で一人っ子
母は地味で歳より老けて見えた。
母はいつだって優しくて
嬉しいそうに
買い物行こう!と言う母を断る事なんてできなかった。
僕は少し恥ずかしいかった人に見られなくないな、母を恥ずかしいとは言いたないけど
もっとスタイル良く、おしゃれな母なら
まだ、よかったの、とつい思ってしまう。
洋服買ってあげるね!と母が言い
ご飯食べていこうか?と嬉しいそうに聞く母
がっかりさせたくない。
後ろの方から、奇妙な叫び声のような雄叫びの様な声がして
僕も、母も振り返った、周りの人達も振り返った。
車椅子に乗り、頭にはヘッドギアのような物を付けて、大きなヨダレ掛けをして
オウ!オウ!と動物の様なこえを出して居る。だけど楽しいそうだ。
そしてスピードもそこそこでていて。
周りの人達が注目している。
は?!!
車椅子を押してるのはキアナだった。
薄ピンクの髪、大人っぽい化粧
カッコいい洋服!
キアナ
イェーイ!映画館だよーシンバー!と
車椅子の男の子が手を叩いて喜んでる
僕の母が、
兄妹かしら?
偉いわね、あの女の子
そう言った
キアナはアンパンマンのケースのポップコーンを買うと、映画館に入って行った。
僕は、あんなに障害の重い人を見るのは初めてだった。
僕は母に服を買ってもらいご飯を食べた
そしてトイレに行くと
障がい者用トイレの前でキイナがイライラしていた。
僕は思わず、少し離れキイナの様子をみていた
障がい者用トイレからはイチャイチャした
カップルが出てきた。
キイナ、
そのカップルに向かって
SEXする所じゃねーぞ?
て言った。
また周りの注目を集めた
キイナは障害者用トイレだぞ、SEXするなら
他行けよ、迷惑だ!と
言った
すると
言われた彼氏が
は?気持ち悪りー、ガイジ!
と言った、
僕はドキドキして動けないでいた
キイナは、
は?
便所でSEXしてるお前の方がキモイわ
変態!と言った
車椅子の子は
オウオウ!と大きな声を出して怒っているようだった。
便所SEX消えろよ!!
キイナは大きな声で言った
周りは
カップルに避難の目を向けていた。
カップルはその場を離れた。
キイナは、
シンバーここのトイレさっきの奴らのせいで汚いから
他行こうな!
車椅子の子は、オウオウ!と
言うと
キイナは出発ー!と言いながら
手慣れた手つきでまるで、スケボーに乗る様に
足で漕いで勢いつけると車椅子にのり
カッコよくいなくなった。
周りはざわざわしていた。
キイナの兄妹か?
恥ずかしいとかないんだな。。
むしろカッコイイ
母と来ていて恥ずかしいと思う自分に
母さんごめん。と思った。
母はクレープ食べて帰ろうか?と
カップルだらけだったけど
僕はそうだね!嬉しいよ
とクレープを食べる事にした
オウオウ!と言う声がして
僕はドキッとした。
キイナだキイナはクレープを二つ買い
僕らの隣に座った。
勿論注目を集めている。
綺麗だしカッコイイ
シンバ?イチゴ?バナナ?
と聞くと
オウオウ!と大きな声をだした
皆んな大きな声で驚き振り返る
それでもキイナは笑って。
分かったよー!とイチゴを食べさせた
彼は自分では食べれないらしい。
キイナが、少しづつ食べさせていた。
ふとキイナと僕は目が合った!
キイナはポチャ太?と言った
僕は、うんうんと頷いた
すると、キイナは
僕の母に向かい
同じクラスのキイナです。
コッチは弟のシンバです。
すいません、うるさくて。
母に向かいキイナが話した。
母は
良いおねいちゃんですね?
シンバくんは幸せね
そう母は言った
キイナは嬉しそうに笑った
母は帰り道
キイナの事を
すごいわね?あの子
普通、嫌な年頃なのに。
弟さん思いってだけじゃなく。
楽しそうに。
見ているコッチが
幸せな気持ちになるわね!
いい子達だな?って。
そして
車椅子にはに使わないカッコ良さね!
勝手に車椅子の家族がいたら
地味なイメージがあったわ
いけないわね。
母はそう話した。
そう話した、母を
僕は誇らしく思えた。
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