第28話 お茶
御橋廊下を越えるとすぐに西の丸広場、そして歴史館が見えてくる。
小学校の遠足であそこ行ったわ~懐かしいね~後で見てみようかな?。
そんな事を思いながらさらに進むと左側に『砂の丸広場』への道。
道なりに進むとそこに駐輪場があるんだよね~。
昨日パパに聞いておいて良かった~。
自転車を停めてさてどうしよう?T字路になっているところがすぐにあり、真っすぐに行くと西の丸広場へ抜けれそうだね。
そう思いながら西の丸広場へ足を運ぶと西之丸庭園へと続いていた。
紅葉の時期に家族で来たことがあるね~、たしかここには茶室があってお茶が飲めたんだよね~、今から先も長そうだしいったん休憩だね。
ふらふら~っと見て回りながら『紅松庵』に到着。
看板がありopenの文字と、茶道の心得は不要ですので是非お気軽にお立ち寄りくださいと書いてある。
心得なんて無いからダメかと思ったけれど良かった~安心して入れるよ。
数寄屋造りの茶室で木造銅板葺きの屋根がなんとも和の雰囲気を感じる。
うわぁ~凄い!!茶室って感じがする!!
周りを見渡すとこの場所の詳しい説明が書かれている立札がある。
松下幸之助さんから茶室紅松庵が寄贈されているんだね~いやぁ~勉強になるね~このまま色んな所を見学に行くとメッチャ詳しくなりそうだね。
薄暗い雰囲気の店内にそ~っと入ってみる。
人の気配がしないのでビクビクしていたが店員さんが出て来てくれて、席に通してくれた。
靴のまま座れるテーブルがあり、奥の一段上がったところには畳の部屋がある。
障子は開けられやわらかい日差しが差し込んでいる。
しばらくすると店員さんがやってくる。
「ごゆっくりどうぞ」
と、店員さんがお抹茶と和菓子をテーブルに置いてくれた。
わぁ~可愛い和菓子、出てきたのはピンク色で桜の形を模したものだった。
お抹茶と一緒に撮ったら可愛いかも。
ファインダーを覗いてみると、茶色い平型のお抹茶碗が思いのほか大きくて、和菓子を大きく写るようにすると中のお抹茶が見えない…。
縦構図にして和菓子を手前にその後ろにお抹茶椀を置いて結構上から撮影してみる。
雰囲気はいいからこれで撮影しようっと!!
巻き上げレバーをカシャリと巻き上げ絞り値をF5.6にしてパ……シャリ。
あとはスマホで撮っておこうかな~。
あれ?写真がもの凄く黄色く写っている…。
スマホのカメラ壊れた?
あぁ…こんな時に限ってカメラの調子悪いって最悪だな~。
一抹の不安を抱きながらも頂いたお抹茶はとても苦かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます