暴風ガール

第18話 訓練

それから何日か

ホテルにこもり

石の使い方をひたすら練習した

最初はライターの火やコップに入った水の形状を変えたり

そしてそれを自分のイメージ、意識で動かす

なんかの漫画であったような気がしたこういうの

体感して分かったことがあった

物理法則から遠ざかる程に

体力を使う

石を媒介に、必要な水や火など対象となるもの

汝、からの言葉1つでそれが起こると思っていたけれど

使用者の体力(もしかしたらそれ以外にもあるかもしれないが、疲労以外分からないので最低限体力が必要なようだ)

それと、これはピンキリになるが

血の量

血を使う場合体力と同時に削られる

血を使えば量によれば、出血により勿論体力、意識、に影響するからこれは普通に使うよりも消耗が大きい

この点については、医学の知識もないと分からない事なので一定以上練習出来ない

命さんも動けなくなるほどに血を使ったケースはないとのことだし

何処まで大丈夫かは不明

ただ、いずれ必ずそのギリギリなり限界を超えても使う時は来ると思う

あの男は、そこまでの代償なしにあんな事をトンネルでやってのけてきたのだから

その時はまず、僕が限界まで先にやる

それだけは覚悟した

そして、向き不向き？なのか使い易い負担が少ないものもある

体感だが、水、火、空気、光(部屋のライト)

しかまだ使っていないが、火が1番扱いやすく、負担も少ない気がした

ちなみに、練習、経験を重ねるとレベルアップするのかとゲームのような事が浮かんだけれど、頭の中にファンファーレは流れない

あとは、僕の中では車への干渉が1番大きい事を願う

撤退する時の命綱だし

チビチビと練習しているが、外で大っぴらに限界を知る迄の練習は敢えてさけている

出来るものならしておきたいが

感知されては困る

一気に捲る事が出来ないのはもどかしいけれど、少なくとも、少しずつは対抗出来るように、、