第17話 覚悟
改めて意を決して僕は言った
僕も石を使って戦うと
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出会った時、トンネルの時
もう二度非日常なダークファンタジーは体験した
驚いて固まるのはやめだ
難しい修行をしなきゃ使えないとか、そんなんじゃなければ僕もこの石を使って戦う
恐らく、それを敵が目にすれば
石の関係者、もっと言えば、巻き込まれた可能性は0パーの認識になる
恐らく僕も、その家系の人間と思われ本格的に彼女のように命を狙われるだろう
少しは気にしていたのだろうか
逡巡するような素振りをしていた
けれど、真っ向から真剣な顔で使い方を詳しく聞かれた彼女は
いつもの飄々とした余裕に陰りを見せ
口を開いた
見ていた様に、石を握り、言葉にする
そして、使い方は複数
・・・・・・
そのまま言霊(と言うらしい)をのせる
自身の血を介する
後は物との組み合わせも出来ると
組み合わせについては
トンネルで創った氷の壁
血と、持っていたペットボトルの水を介して創ったと言った
何となくイメージがついた
ライターやマッチ火を介せば何もないよりも強力な炎の力が
水や水蒸気があれば強力な水、氷の力が
超常現象となり起こりうる
どんな原理かは
再三、謎だと
昔その石に込められた力が発動するとしか分かっていない
命さんのお爺さんはもう少し詳しく知っているとの事
ひとまずは退ける事しかない、こちらには
お爺さんと合流するまでは
相手の規模も不明
タチの悪い説明不足過ぎる素人の作りゲーのような情報量だ
けれど、仕方がない
理の外の話なんだそもそも
慣れるしかない、理解する必要は無い
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