第14話 反撃の思考

ぴょんぴょんとベットで跳ねるご機嫌な命さん


まあ一安心したから浮かれるのは分かるけど



手立てだけは決めておかないと



「で、こっからどーしましょ。動かなければしばらく安全は安全だけどずーーーっとそんまんまって訳にもいかんでしょうに」


「まあねー」


「ここに滞在してる間にこちらから仕掛けれるプランも考えないと」


「ごもっともだ、創君!!」


しかしながらトンネルの1件でかなり不利であることを痛感した


真っ向勝負は、まずダメ


「うーん、、」少し逡巡して命さんは言った


「創君、君も戦えるようにならないとだね」


ですよね。。


とはゆっても、僕にはちんぷんかんぷんとやらで


とりあえず石に血をかければ物理法則を無視した現象が発動する


シンプルだけど、いざ実践の前に練習しとかないとな。。。



あと、ホストのやつ


あいつは石とか無しで自分の力で

力が使えるとか


ゲームやアニメの世界なんかの世界観だと、どっちかってとそゆやつって同じような戦いをしてても、そっちの方が最終奥義みたいなとんでもないもん持ってそうなって思ってしまう


要は、あいつの方がすごい力をまだ持ってる


僕たちの石の力ではかてないのではないのかと


それを命さんに聞く勇気はない


解答1つで八方塞がり確定になる


戦略か


戦略っても


スポーツや格闘技じゃないんだし、、、


どうすればいい事やら


石の力の範囲、最大攻撃性、耐久力


相手の最大の力


相手の隙や、虚をついて制圧できるか


それしかないよなぁ


それを練っても2人でどうにかなるものか


あとは、、、、


現状ほぼプランに入れることは難しいけど、命さんのお爺様


厳しいなぁ


「なんか難しい顔してんねぇ」


思考の海に浸かって固まっていたようだった


覗き込む命さん


「とりあえず今日の明日にどうこうじゃないんだし、まず休もうよ。休まないとどうにかなるものもならなくない?」


まあ、確かにそうか


今この瞬間焦って急いでどうこうしても仕方ないか


落ち着いて休んだら反撃の手立てを考えよう


少し気が楽になった


「そおおおおぉおおおおおくーん!!お風呂がすんげえなんか豪華だよぉおおお」


この人は落ち着くとか休むを通り越して遠足か旅行気分レベルなのかな


そんな命さんを見て頭から先程の事は一先ず無くなった


よし、本当にちゃんと一旦避けて置いて休息を取ろう

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