第10話 亀とウサギとウルルンと

 そこはあにまるんの星。


 亀のあにまるんとウサギのあにまるんとそしてウルルン族という耳の長い毛玉のアニマルんが暮らしてる。


 あにまるんしかいない事をいいことに宇宙伯は鉱山資源をこの星で取り始めた。


 亀もウサギもウルルンも宇宙伯には歯が立たず労働者にされていた。


 俺たちはこの星に潜入。ウサギ族に鉱山まで案内してもらう。


「すげえ!! デカい穴だらけだ。」


 トニーははしゃぐ。何故はしゃぐかは分からない。


「なんでも精霊石が採れるみたいですが。俺たち魔法使わないんです。今まで興味無かったのですが、そこを宇宙伯に狙われまして。」


 ウサギ族のお兄さんは疲れ顔。


 ん、見たことないあにまるんだぞ!!


「宇宙伯が連れてきたあにまるん。恐竜族らしいです。俺たちでは歯が立たない。」


 肉食恐竜みたいなあにまるんが見張りをやってる。ウサギ族に亀族に、ウルルン族がこき使われている。


 俺たちは様子を見てると、


 見張りの恐竜族の前にリエッティが現れた。


「あいつ!!?? 何やってるんだ!!」





 恐竜族はしかめっ面。


「おい、お前、どこから来た?」


「あんた、こんな可愛い子達いじめて楽しい?? あたしが相手になるわ!!」


 リエッティは金剛棒を取り出し恐竜族と格闘し始めた。



 おいおいおい、予定は狂ったが、いつものリエッティなら、大丈夫か。トニー達はあにまるん族の解放に向かい、


 俺とリエッティは奥に進む。


「2人で行動するのなんだか久しぶりね!!」


「デートなら良いが、リエッティ、まあ良いか。」


 俺達は坑道の奥へと進んだ。



          つづく

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