第8話 侍 石原 竜飛
アレスは侍と交戦。侍 石原 竜飛は三刀流のアレスに互角に交えていた。
メカランチAで背中からソードを出して三刀流で構えるも!! 侍は動じなかった。それどころか一歩一歩間合いを狭められる。
トニー達は別行動。ここさえ落とせばあにまるん軍勢は自壊する。それなのに!! この星の侍がこんな強いなんて知らなかったぞ!!
宇宙伯ネクタルはご満悦。どうしてこうなった!!
それは一日前の事。ある星に訪れた。そこはあにまるんと人間が王国を作っていた。当時他国と戦闘中。俺たちは女王側につき、他国の軍勢から城塞都市を守れば良い話だった。
俺達は宇宙船の兵器を使い、中世位の文明のあにまるん兵士達をやっつけてはいたが。向こう側も宇宙伯ネクタルを味方につけていた。
あにまるん軍勢、主に象顔のあにまるんは軍勢となって城塞都市を取り囲んだ。なんだ!? アレは? 象の巨大2等身のあにまるんは自国の旗と共にオーブの杖を掲げていた。
こちらは電磁フィールドによる城塞都市ごとのバリアと城塞の見張り塔からのビームを使っていたが、その象の掲げるオーブの杖はバリアを破り、ビームを無効化した。
「なんだ!? アレは!?」
「私も知りませんわ、あのような武器は。」
「こりゃ、ネクタルが絡んでるな。」
「偉人よ、何か知っておるのか?」
「いや、何も。」
当然兵器だけでは勝敗がつかず、相手陣営に潜り組む事になったが。
ファロスの解析の元、杖のオーブは子機のようだ。大元がどこかにある。手分けして探すことになった。俺は1番ありそうな城塞都市の少し奥、平原の小高い見晴らし台に象の軍勢は拠点を取っていた。
光学迷彩で忍び込み、象のあにまるんを数体やっつけた。メカランチAのソードアームは俺の意志で動く。背中のバックパックから生えてるソードアームは1人での潜入作戦に役立つ。死角が無くなる。
「あった!! アレか!!」
象の拠点にはオーブを埋め込められた何かの装置があった。大きいのやら小さいのやらオーブが埋め込められたその装置はオーブの制御装置なのだろう。これを叩き壊せば勝てる!!
その時、侍 石原 竜飛に見つかった。
ジリジリと間合いを詰められて下がる俺。
俺は侍が斬りかかった時に3本のソードで侍の剣を囲い込みビーム銃を使った。メカランチAだ。
「む、無念!!」
「すまねえ、俺らは勝たねばならないんだ。どんな手を使っても!!」
「お主らはいつもそうだ!! 我らの星にやってきては秩序を乱す!! 何様のつもりだ!!」
オーブの装置を壊し。城塞都市のバリアとビームを復活させる。
トニー達は装置が見つからず早々に女王達に加勢していたようだ。なんとか作戦はうまくいき、女王の血を貰える運びになった。
宇宙船のタンタから連絡があった。なんとかトニー達が制圧したようだ。
俺らは女王の血を貰い星にデータを送る。今回のゲノムでリエッティの病気が治りそうだ。俺はまた笑顔で彼女に出会えるのだろうか?
つづく
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