第43話:買い出し1/7 ソフィアの意外な趣味

 専心館の外に出ると、他の三人はすでに受付を終えて私を待っていてくれた。

 主席のことは隠して、私はみんなのところに合流する。


「おっ、ルシアちゃんロザリオ似合ってる~」


 ミーシャが自分のロザリオを掲げながらそう言うと、カーラとソフィアも同じようにロザリオを掲げる。


「本当にリリス生になったんだって感じするわ~。うち、これつけて歩くの憧れだったんよ!」


「私も、ウワサに聞いていたリリスのロザリオがこんなに素敵だとは思いませんでした!」


 テンション高めにロザリオの話をする三人。

 出会った時に修道女の格好をしていたのもあって、私的にはこの中で一番ロザリオが似合っているのはソフィアだった。

 とはいえ、他の二人もけっこう様になっている。

 

(装飾品一つで、こうも印象が変わるんだな)


 何と言うか三人とも、これまではいかにも未熟な魔女見習いって恰好に見えたのに、ロザリオがあるだけで品位ある魔女見習いって感じに見えなくもない。

 私は今まで、冒険に役立つかどうかという基準でしか装飾品を選んでこなかった。

 もちろんこのロザリオは冒険にも役立つだろうが、やはりリリス生に相応しい品位を作る装飾品としての役割も大きいんだろう。


(帰ったら、私も鏡で見てみよう)


 自分に品位があるとは思えないけれど、ロザリオのおかげで少しはましになっているといい。


「ところで二人とも、この後って買い出しだよね? うちらと一緒に行かへん?」 


 ひとしきりロザリオトークを終えたカーラが、そう言って私とソフィアを交互に見る。


「私は構いませんが……」


 私の人見知りっぷりを知るソフィアは、不安げな顔でこちらを向く。

 今までの私なら、間違いなくここは断っていただろう。


「私も、いいよ」


 そう答えると、ソフィアは少し驚いた顔で「いいんですか?」と口元に手を当てる。

 私は「いい」としっかり頷く。

 これから私は、最低限一人で生活できるくらいには社交力を高めていかなくちゃならない。

 すでに知り合っているカーラとミーシャ相手なら、コミュニケーションの練習をするのにはもってこいだ。


「やった! それじゃあ改めてよろしゅうな~!」


 カーラは飛び跳ねて喜び、私とソフィアの手を握ってそれぞれブンブンと上下に振る。


「いい機会だから、ボクも本名教えとくよ~。ミーシャ・ネル・ライオネル。一応は、ライオネル王国・ネル=ネコミミ氏族の第三王女だよ~。よろしくね~」


 ミーシャは被っていた帽子を完全に脱いで、ぴょこんとネコミミを動かした。

 立ち振る舞いから貴族なんだろうとは思っていたけれど、一氏族とはいえまさか王女だったとはびっくりだ。

 ミーシャを味方につければ、普通の獣人相手なら王族パワーでコミュニケーションはどうにかなるだろう。


「私はソフィア・アバランシス・フォン・ローレンス。エルグランド王国アバランシス・フォン・ローレンス侯爵家の三女です。お見知りおきを」


 続いてソフィアがスカートのすそを少しだけ持ち上げ、完璧な淑女の礼で挨拶をする。

 私は聞いて秒で忘れた設定だけど、ちゃんと記憶している辺りさすがだ。


「ルシア。よろしく」


 私はとりあえず名前を告げてぺこりと頭を下げる。

 顔を上げると、三人とも生暖かい表情で私を見つめていた。

 何だか、幼い子どもになってしまったようで居心地が悪い。


「……早く行かないと、混むから」


 私は逃げるようにして正門の方へ歩き出す。


「だね、それじゃあレッツゴー!」


 カーラがザクセン語を交えつつ元気に飛び跳ねて、他二人も私を追って来る。

 想定では私がずっと先頭を行くはずなんだけど、悲しいかな、背が低い私は一歩が小さくて、すぐに追いつかれてしまった。

 さらには歩幅を合わせられ、三人に前と左右を囲まれてしまう。


「教科書はこの辺りで買うのですか?」


 通用口を出たところで、ソフィアが辺りを見回しながら質問する。

 学園前の坂はまだ通行止めだったが、人の入場制限は解除されたようで、保護者と学生でごった返していた。

 いくつかある書店にはリリスだけでなくラ・ピュセル中のあらゆる女学園の学生たちが詰めかけており、どこも道の半ばまで待機列が膨れ上がっている。


「あそこに突撃するのはちょっと気が引けるねぇ……いっそ、"魔女の散歩道"近くまで馬車で行っちゃおうか?」


「うちもミーシャに賛成やな。ちょうどリリス専用馬車があっちにおるし、乗車定期使わせてもらおうやないの!」


「それがいいですね。ルシア様、行きましょう!」


「うん」


 停まっていたリリスの専用馬車は、百合の紋章が刻まれた六人乗りだった。

 ミーシャとカーラ、私とソフィアという組み合わせで向かい合って座る。

 そして、リリスから一番近い"魔女の散歩道"への入り口がある、職人街・ゾルンベルグの円形広場に向かってくださいと御者に告げる。


「必要なのは……小型と大型の鍋、お玉、五徳、小型ナイフ……なんだか料理人みたい」


 師匠からもらった買い物リストの『職人街』の項目には、他にもガラス瓶や小皿、カップといった調理器具が多く記してある。


「なんやそのリスト、リリスでもらったんとちゃうねぇ?」


 カーラが興味津々といった感じで、私とソフィアのリストを覗き込んでくる。


「ああ、これは……私が宿を借りている親戚の方に頂いたんです。リリスの関係者の方なので、より細部に行き届いているみたいですね」


「へぇ~、良さそうだねぇ。ボクたちも足りない分、メモさせてもらっていいかなぁ?」


「どうぞ!」


 ソフィアからリストを受け取り、さっそく追加分を書き写す二人。

 師匠のリストとリリスのリストの違いは、ソフィアの言うように細部にある。

 たとえば小型と大型の鍋でも、どのくらいの直径のものが一番使いやすいのか、材質はどうか、取っ手はどうか、そういった品名だけでは分からない実践的なアドバイスがふんだんに書かれているのだ。


「よぉし、これで完璧やね! ありがとさん!」


「ありがとう~」


 ちょうど円形広場につくところで、二人はリストを写し終えた。


「相変わらず、素敵な歌声ですね……ルシア様に聴き方を教わってよかったです」


 馬車を降りると、ソフィアがうっとりした顔で"マイスタージンガー"に耳を澄ませる。

 

「おっ、二人も聴けるんだぁ~。いいよねぇ、"ゾルンベルグのマイスタージンガー"」


 ミーシャは帽子を脱ぎ、ネコミミを左右バラバラに動かしながらまったりとした表情になる。

 ネコミミ族は私たちヒューマン族のおよそ五倍の聴覚を持っている。

 私やソフィアみたいに魔力を聴こうとしなくても、生まれた時から魔力を聴けているらしい。


「くぅ~、ええなぁ、みんな聴けて! うちも練習してるんやけど、どうにも不鮮明やねん!」


 そんな私たちを見て、カーラが悔しそうに地団駄を踏む。

 出会った日も筆記が得意と言っていたから、魔術の腕前はあまり優れていないのだろう。


「入学したらすぐ習うよ」


 私は「大丈夫」というニュアンスでカーラにそう言葉をかける。

 内心、心臓が破裂するんじゃないかってくらいドキドキしながら。


 なぜならそれは、私からカーラに向けて初めて発した言葉だったからだ。

 ミーシャは何か雰囲気が緩いから話しかけられてもあんまり緊張しないけれど、カーラは勢いがすごいから話しかけられると緊張してしまう。

 そんな相手に自分から言葉をかける。

 これは今の私にできる、最大限のコミュ力発揮ムーブなのだった。


「ホンマに? ならお楽しみに取っとこう!」


 カーラは私のドキドキにはまったく気づかず、能天気にそう言って納得する。

 ほっと胸を撫で下ろすと、ミーシャが私をニヤニヤしながら見ているのに気が付いた。


「……なに?」


「べっつにぃ~? それよりも、鍋の類はあっちが良さそうだねぇ~」


 円形広場はその名の通り、真ん中の噴水を中心に円形になっている。

 ミーシャが指さしたのは、リリスがある方角を十二時とした時に四時となる方角だった。


「あちらからは落ち着いた曲が、低い歌声で聞こえてきますね……もしや、加工品と関係が?」


「あるよ~。例えば、あっちの高くて澄んだソプラノはガラス、向こうの陽気なテノールは木材だねぇ~」


「うぅ、便利そうや……でも! ちゃんと看板見ればうちにだって分かることやからな!」


 悔しがりつつ、真っ先に鍋などを扱う鉄器店へ駆けていくカーラ。

 私たちもその背を追って、四人で『ドンの鉄器店』へ押しかける。


「らっしゃい! リリスの子たちかね。うちを選ぶとは、いいセンスしてるじゃないか!」


 ドンの鉄器店は民家のリビングとキッチンをぶち抜いたような造りの小規模なお店で、四人で入るだけで混んでるって印象になった。

 三列の背の低いガラスケースと、壁に設置された背の高いガラスケースには様々な鉄器が並んでおり、魔女見習いだけでなく多くの人向けに商売をしているらしい。

 店長のドンは筋肉ムキムキのいかにも職人って見た目だけど、性格は陽気で気風が良さそうだ。


「せやろ~? ここの"マイスタージンガー"が見事やったから押しかけてきたねん! ほな、このリストでおススメの品を色々教えてもらおか~!」


「おっ、息子の歌が分かるとはさすがリリス生だねぇ! よしっ、最高の品を見つくろってやるぜぇ!」


 さすがはカーラ、自分では"マイスタージンガー"が聞こえないにもかかわらず、さっそくドンを乗せることに成功する。


「うちの品はエスパス南部の伝統鉄器で、錆びにくく頑丈だ。普通はそれだけでいいんだが、魔女見習い用の鍋は魔力伝導が大事だからな。ここに並んでるのがおすすめだね!」


 ドンが示した棚には、黒い下地に煙のような銀の模様が浮かんだ鍋が並べられていた。

 私はその中の一つを手に取り、くるりと回して全体を観察する。


「模様はソーラーストーンで、練られているのはドントルナの粉末と紅蓮石の粉末かな……魔力伝導だけでなく、保温効果や魔力の分配効果もありそう……」


 私がひとり言のつもりで呟くと、周りの三人が驚いたような顔で「そうなの?」と聞いてくる。


「うん……見た目と重さ、それに魔力を軽く通した感じ、そのはずだけど……」


 こういう道具の見分けは、師匠と暮らす中で自然と身に着いた。

 私的には一般常識の類なんだけれど、どうも普通はそうじゃないらしい。

 一応合っているかどうかドンにチラリと目を向けると、彼は感心したように頷いた。


「さすがはリリス生、一目で見抜くなんて驚いたよぉ! その通り、こいつは魔力を通して温度を操ったり、中の物質への魔力干渉をコントロールできるんだ!」


「はぇ~、ちょっと触っただけでそんなんまで分かるんや……うちには見た目の違いしか分からんよ!」


「ルシア様、かっこいいです!」


「すごいねぇ~。ボクもソーラーストーンは分かったけど、鉄の中身まではさっぱりだったよぉ~!」


 口々に褒められてくすぐったくなった私は、良さそうな鍋を手に取って五徳のコーナーへと逃げ出す。


「魔力熱源付き……火を起こさなくても使えるんだ……こっちは小さいのに過重耐性がすごい……」


 まだ他の三人が鍋を選んでいるのをしり目に、私は五徳を色々と比べていく。

 ただ鍋を乗せるだけの器具に見えて、重さや形状など意外と種類が豊富で面白い。


「……これにしよう」


 五分ほど比べて選んだのは、普通サイズの四本足の五徳だった。

 鍋が乗る上部は熱をよく通し、足の部分はどれだけ熱しても素手で触れる温度にしかならない優れモノだ。

 その後、私は食器コーナーへ足を運び、フォークやスプーンなどを一式買いそろえる。


「他には……あれも買うか……」


 買うべきものをぜんぶ揃えたところで、ついでに私は小さな急須も買うことにした。

 はるか東方で使われる鉄製の急須は、お湯を沸かしてそのままお茶を淹れることができる。

 もちろん、保温機能付きだ。


「まいどありぃ! またのお越しを!」


 カーラの口車と私の目利きが合わさった結果、お会計は二割もまけてくれた。

 私たちは品物をリリスに送る手続きを済ませ、お店を後にする。


「このままぐるっと時計回りしようや! それで大体揃うやろ!」


「だねぇ~。お次は刃物類、行ってみよっか~」


 そうして私たちは、五時の位置にある『ガスパー刃物専門店』に足を運ぶ。

 ここは周囲のお店の倍くらい店舗が大きく、吹き抜けのある二階部分もお店になっていた。


「いらっしゃいませぇ~!」


 店内には鎖帷子模様の描かれた制服に身を包んだ店員さんがざっと十名ほどおり、お客さんたちの要望に細かく対応していた。

 リリスからもらった地図の解説によると、この店は周囲の刃物系の品をすべて卸してもらっているとのことで、冒険者の武器から包丁まで、あらゆる刃物が所狭しと飾ってあった。


「すごすぎる……」


 私はキョロキョロと辺りを見渡しながら、広い通路を魔女見習いセールコーナーまで進んでいく。

 店に入ってすぐの壁には長物の類が並び、奥に行くほど短い刀剣類になっていくようだ。

 店内に五列ある背の高いケースには、包丁やナイフ、草刈り鎌などの日用刃物がびっしりと収められている。


「これは素晴らしい剣ですね……見たところ、柄と刀身の重量バランスが完璧です! こちらは刃紋が美しく、青みがかった部分はロストアーク石の粉末が混ざ込まれていますね。なるほど、魔術殺しの剣であると……」


 騎士の家出身という設定のソフィアは、両手剣のコーナーで立ち止まって楽しそうに鑑賞している。

 本当の実家でも剣を振るっていたのだろう、その背からは設定では醸し出せない"ガチ"の雰囲気が滲み出ている。


「うぉぉお、このナイフ! 背についたエッジはのこぎり、湾曲部分は缶切りに使える上、タングステンで穴ぼこ開いてて軽さも考慮されとるやないかぁ! さすがは刃物師・エギルの新作やぁ! ってお高ぁ! 予算の倍以上するやんかぁ~!」


 カーラは家庭用ナイフコーナーでオーバーなリアクションを取りながら、ベストの一本を探している。

 私はそんな二人をスルーして、セールコーナーに到達する。


「ほぅ……これはなかなか……」


 魔女見習い用だと思って舐めていたけれど、セールコーナーにはかなりの逸品が並べられていた。

 どれも工房の銘入りで、付与されている効果なども値段と一緒に記してある。


「冒険者のナイフとは全然違うな……」


 冒険者時代、私は料理用と魔物解体用の二本のナイフを携帯していた。

 料理用は主に肉を切り分けたり、フォーク代わりに使っていたから、エッジ付きで細長いやつを選んでいた。

 魔物解体用は頑丈さと魔力伝導効率を重視した大きめのサイズで、腰から下げて鉈の代わりとしても使用していた。


 しかし、魔女見習い用ナイフの主な使用用途は実験素材の切断だ。

 だからほとんどが果物ナイフと似た形状で、小型サイズのものばかりとなっていた。


「これでいいか」


 私が選んだのは、そんな中でもさらに小さいサイズのナイフだった。

 折り畳み式で、刃を収納すると私の小さな手の平の中にもすっぽり収まる。

 これなら持ち運びもしやすいし、取り回しやすいから皮剥きにも向いていそうだ。


「さて、みんなは……」


 私はお会計を済ませてから、店内をざっと見回す。

 カーラとミーシャは合流してセールコーナーに向かっているところだけれど、ソフィアの姿は見当たらない。

 まさかさらわれたんじゃないかって一瞬焦るけど、よく探すと刀剣のコーナーの奥まったところに入っていく金髪が見えた。

 そこは四方を網の壁に囲まれたスペースで、素振りができるようになっているようだった。


「ソフィア、剣もいいけどナイフを買おう」


「あっ、ルシア様……そうですね、私、つい楽しくて!」


 私が見に行くと、ちょうどソフィアは剣を振り回している最中だった。

 よっぽど楽しかったのか、ほっぺたがずっと緩んでいる。


「ほら、行こう」


「そ、そんな押さなくても行きますって!」


 私はソフィアから剣を受け取って元の場所に戻すと、完全に目的を見失っているその背中をグイっと押して、セールコーナーまで連れていく。


「やっぱ、これやなぁ~。どんな硬い魔の実も一刀両断! うちがリリス最強の職人やわ!」


「ボクはこっちかなぁ~。見てよ、取っ手に魚の彫り物があるんだ~。美味しそう……」


 カーラとミーシャはお気に入りの一本を見つけたらしい。

 私とソフィアと入れ替わるようにしてお会計に向かう。


「ルシア様、戦闘にも使えそうなものを探しましょう」


「……好きにして」


 ソフィアはまだ刀剣の快楽が抜けていないようで、最終的に刃渡り十五センチのアウトドアナイフを購入した。

 素材は炭素鋼を基本に、ロストアーク石やスメラギ粒子、竜粉末などが三%ほど含まれている。

 頑丈さと軽さに加え、魔力変換効率にも優れ、刃の温度を瞬間的に数百度まで高められる高温機能付き。

 魔木合成樹脂のグリップは握りやすく、背にはエッジが付いており木材の切断も容易にできる。

 また、魔力の通りをよくするルート彫りという溝加工が刃の側面に施されており、性能だけでなく見た目にも拘った究極の一本だ。

 とてもじゃないが実験素材の切断用に買ったとは思えないこのナイフ、価格はなんと大銀貨五枚。

 都市の熟練労働者の給料にして約二か月分の逸品だった。


「いいお買い物ができました! 今夜はこの子を磨いてあげて、添い寝しようと思います!」


 専用のホルダーに入ったナイフを腰に下げたソフィアが、ホクホク顔でお店から出てくる。

 先に外で待っていた私たち三人は、ソフィアの意外過ぎる趣味に唖然とするのだった。

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