第Ⅳ章玉座に集いし者たちへ

 破星城アンドリウス

 星という内核の部分に存在し得ることのできない空間。

 宇宙が創られる特別な聖域。

 一面が星型の草木が生い茂り煌く星空に星を映し出す摩天楼の城塞。

 シャントスと別れて城の桟橋に降りたルヴィアとヴァーミリオン。

ここから先に至ってはそう断言する」

「ルヴィアの言うとおりだ。正真正銘のニュイ様ってのを世界を牛耳るのはロスチャイルドで合致している。虚の玉座に何もないのは当然だ」

 ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーはいくつも人格剣を背中に担いでいた。テゥエルターナー戦役で名誉の武功をあげた人類最初の英雄にして神話の終わりを生きた男。ニュイ様がなぜ巨大な石碑が置かれている翡翠色のエメラルドタブレットの碑文の間に足を運んでいるのか?ヴァーミリオンは知っている。

「ニュイ様がヴェスタニエ家とウォーカー家に怨嗟の鬼を感じるのは1000があってのこと。」

 破星城アンドリウスの天守閣には待ち受けているのがであり、である。星の内殻に結界を張ってエルセリウス・ネルセリウスの中心部に異空間を創る。宇宙の銀河系の中でも多重平衡次元世界のエルセリウス・ネルセリウス内に存在する聖域なら認識のしようがない。

「ガチな方は全盛期のスーパーサイヤ人3って思った方がイイっ!ニュイは原神よりも星そのものだ。いわば地球の遺志であり、ガイアの遺志が産んだ怪物」

「怪物退治は英雄の醍醐味だ、行くぞ」

 フィオリアッテドは桟橋を渡って、ルヴィアもヴァーミリオンも覇王の覇気の圧に息苦しさを感じる。

 その頃シャントスたちはアクァッホの集落に停泊していた。

「アクァッホの集落から破星城アンドリウスは近い。迎えには行けそうだ。ここは天体の軌道の惑星列に並んでいる。アクァッホの集落は破星城アンドリウスはあるいは裏側だよ。ポン」

 ポンはムキッ!ポンちゃんはサダが抱きかかえていた。サダは201cmある細身の長身で筋肉ある男性。ポンの首輪を作ったのはサダ。サダもビールを呑みながらアクァッホの集落で♪解放のドラゴンズエネルギッシュ♪を聞かされていた。

 KnghitsOfDarknessの世界では500万回以上も流れてくる劇伴BGM♪解放のドラゴンズエネルギッシュ♪はKnghitsOfDarknessの世界では一番有名であり、口ずさんでいるサダはアクァッホ特産のAC90%の高濃度圧縮還元率12000%のテキーラを一気に吞みながら焼き鳥の塩を齧っていた。

「ルヴィア達、城内には通ったと思うな」

 時間が経過して36時間が過ぎた。シャントスこと七原浩平はタバコを吸いながら集落から破星城アンドリウスの方面をみつめていると、アクァッホが語り掛けてきた。

「Stjörnubjarta nóttin, landið þar sem eldurinn hellir niður harma, innrásin af himni sækir fræið. Guð, á öld mannanna, með skínandi handleggi.」

「ア”ァ”ン?」

「Tár, visnun, hiti kólnar, blóð fellur. Vatn, stjarnan þín er stjórnað af þremur guðum Þrír synir Guðs. Frelsari ljóss og myrkurs birtist hver í Austurlöndum fjær」

「何が言いたい?シャラップファッキュメーンファッキュメーンシャラップ!!!!!」

「・・・・・・・・妄想なのか知らないがヒトミが喰ったでもある、と」

 シャントスはゆっくり食事を終えてビールを片付ける。黒髪大海賊団は破星城アンドリウスで死闘があるのを知らない。

 破星城アンドリウス・庭園

炎王紅蓮龍牙塵殺ファピーテル・サラザール・ヴィント・クリムゾンレイドッ!ッガアアッウウウアアア”ア”ア”ァ”」

 初代ベルガモット・アーヴィングはと称される焔の皇帝。庭園内にて襲い掛かる死霊の亡者を紅蓮の炎で燃やし尽くしても蘇ってくる。キリがない。

 ≪ナナナナ・・・・何がどうなっている!?≫

「月の神非現実上の机上の空論をかざすつもりじゃないが、神将が地→水→火→風→雷→と流れがあるのかぁ」

 アレインは槍を突き刺してベルガモットは火力が足りずに庭園内にいる火神将ロシエルにベルガモットは同じ火で相殺と無理を判断して氷の解放した。

 初代のベルガモット・サー・アーサー・アーヴィングは腕に込めた氷を解放する。ベルガモット国の建国したアーヴィングの氷の無尽蔵に庭園を凍らす。

氷獄ブリザヴェヘーッシュ

 アーヴィングの氷がロシエルの焔が氷を溶かす。

「おい、バカァッ!?先に行け。先に行け!GO、GO、GOGOッ」

 ≪神将までも立ちはだかるとはなぁ・・・・何せよ、アーヴィングの旦那ぁ、焔と焔は分が悪い。氷でも氷はァお前さんは血筋としてはジュリアからアーヴィング家の初代だ。俺の眼を貸す≫

「オーディン、茶化してる場合じゃねぇよ。俺の相棒はレーヴァンテイン、テメェだテメェのケツを拭うのはオレ一人で十分。」

 ベルガモットは火神将ロシエルのに圧巻する武者震いするが、レーヴァンテインを握りしめるがロシエルの焔は摂氏666度の熱さのプロミネンスだが、庭園内に残るベルガモットに深呼吸した。

 ≪氷河凍結・・・世の終わりだが、戦乙女の血統はエルスレイヤーのBBAだ、アーヴィング!?覚悟を決める瞬間だ。アイツの焔を打破できるのは氷だ。どうする?≫

「決まっているさ、俺はベルガモット建国した王の一人だ。キメセク、いいや・・・見極めが大事だ。レーヴァンテイン、モードチェンジを解放」

 ≪ここにきてか。シュワッチ!原神極大解放モードチェンジヒトミが何偽よ喰ったのはエデンの果実そのもう一つの呼び名で/実在したのか大げさにただのヒトシの妄想でのことなのかその太陽の神時間制限込みでの勝負だぞ≫

「OK、エブリヴァリェイー&スティングファニー、いっちょ魅せてやるぞ」

 炎帝ベルガモットその秘めた覇気の解放が全身の魔力を高めて、レーヴァンテインの刀身を白く輝く大海を裂く蒼刀身に切り替えて銀腕アガートラームに変形、この男は燃える焔を凍らせて火神将ロシエルが口を開く。

「我ら、星の守護者にて。星の焔よ、汝がその身を焦がすがいい。汝の、焔は我を産み、我を壊す」

 ロシエルはリオン・ド・ナイ・スーの異父母の兄であり、ヒトミが喰ったその初代がこの神将を産んだ存在。

「太陽のエル・ラーかい?我を産んだのは星の魔術師だ。星の魔術師ジェラフバルト・サー・ヤハウェ妄想と思うか?」

「合点がいくってことね。ジェラフバルト卿かよ、ヒトミはその力を得て何を起こす気だ?世界の管理者を真裏で支配して牛耳るロスチャイドに何を言い包められた?」

「・・・・・・3つの力を宿る神はそれを遺した。汝らは知らぬ、我を守護する」

 ≪ヒトミ・クレア・ジュリアは3つの果実を喰い神を与えらえた?そういう解釈でOK?流石にァアーヴィングよ、妄想と思うか?現実にその場に立っている存在に冷や汗が止まらぬ、ロマンティックが止まらぬわ≫

「チッ。チ。フッ」

 アーヴィングは初代ベルガモット王の回顧録で『ベルガモット記』でも残されていると思うが初代は赤い長髪の男性で胸部から臀部に凍傷の痕があったという。剣術も武術も多芸とされて極北点のベルガモット国を建国し、貿易有数の国にした。

「太陽、汝を斬る」

 ≪大神氷焔破斬オーディン・スギャイプリニル・ドゥラレーギャド

 氷の波動を飛ばし、焔の衝撃波を大地に送り、剣戟に付与した氷の粒をロシエルは凍てついてアーヴィングの銀の拳が心臓を穿つ。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ、ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

「大した技量の裁定だ。」

 ロシエルは銀腕アガートラームで力を解放した。≪火刀神将ロシエル・ラー≫を許可シークエンスの準備だ。禍々しい重たい空気の霊圧にアーヴィングが奮い立つ。

「ジュリアが喰った果実で、妄想の範囲だとは言ってない。が、政府が秘匿し公には口を出せなかったもう一つの呼び名が問題だ。つまるところジュリアが口にした知恵そのものをヤレヤレ」

 ロシエルは激高してその刃を交し、ベルガモットは空気を氷に還る。空気を発火して焔の逃げ道を作るが拳にも力が入らない。

親子銀腕ラウンズ・オブ・アガートラームは流石に気が滅入る。そんなモンこの片腕だけはモッていかれそうだが、ライオンちゃんオリャぁ、もやもやが晴れないまま無理やり落とし込むってか?クククククク)

 アーヴィングの腕はもう黒く壊死し力が入らないが、ロシエルの猛追を交すだけの逃げ切りだ。アーヴィングも西大陸の統一を成し遂げたのはキング兄弟であり、キング兄弟が北方遠征ベルガモットとは何度も迎え撃って統一を阻んだ国である。現在のKnghitsOfDarkness軸で言うのと現実の地球では北極点を中心にした氷を中心に氷河が分厚く火山島なのがベルガモット大陸である。

「魔王の氷焔フリューゲッシュル・エルケークローネ・ニッヒ

 アーヴィングの動きを完全に読まれている。あらゆる視点がロシエルの一撃に、アーヴィングもピンチだと思ったがシャントスがタバコを吸いながら剣を振り切った。

「お前さんも3万あれば沖縄で視聴者と楽しく割引きで楽しめたぞ、プハァ~競輪なんて手をつけねぇ方がいいぞ。チャリ乗ったギャンブルで下手に3万失ってみろ。生活できネンだよぉ!」

 なぜにシャントス一味が来たのか!?シャントスは非能力者にしてだが、この男の覇気は完全に世界を吞み込んでいる。あらゆる生命が畏怖の念を押して7Gの重力の重たい霊圧を放っている。もはや気を失うレベルである。

「アクァッホには俺とビグニとニンポー以外を遺してきた。アクァッホの集落からここの庭園は一望できる。どうとでもなるさ、アーヴィング?相当苦戦は強いられてるみたいだな」

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ、ゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァッ!」

 ≪シャントスやはり来たのか。いいや、七原浩平ッ、そういう人間性だもんなっ!?黒髪のシャントス真名を七原浩平の男は障がい者手帳特級の持ち主だが、覇王の覇気の上位に置き換える至高の覇気の唯一覚醒した非能力者だが剣術はおそらく人間だと最強・・・・神は見捨てなかった≫

「あんがとナッ、シャントス!踏ん張りどころだ、レーヴァンテイン行くぞ」

 ≪さっ、参りますかぁ!?アーヴィングこいつを突破しようぜ≫

原神終焉解放ラグナロク・グランディ・アガートラームモードチェンジ

 黒髪のシャントスの王の側面が破星城アンドリウスを呑み込む。

 ロシエルを一刀両断し、シャントスは現生人類の起源とされる有機物から生まれた。シャントスはそういう類から生まれてゆえにヒトミたちから一目置かれていた。世界にとって、政府にとってこれ以上のない秘匿とするシャントス率いる海賊は原初の海を越え、原始世界から新時代到来の古代や中世にそのKnghitsOfDarknessの遺志に受け継がれていく。

「俺を舐めるなぁよ!?」

「お頭ぁ、もう準備できてますぜ。狙い撃てばよろしいですか?」

「構わねぇよ、神将は残りもいる。アーヴィング、回復薬だ。受け取れ」

「恩に着るぜ、海賊」

 ビッグニートは銃を構えてシャントスは十字架を外して巨大な十字剣に変えて魔力消費のアーヴィングに回復薬を渡した。

「汝ら、そうか汝らの、委ねるは星の遺志也」

 ロシエルの焔が火の鳥と化して、アーヴィングが剣を握る。アーヴィングと共闘してニンポーが指揮を執る。

接続開始アーカイブ・スタート

 ニンポーの能力は「介入改竄」神将の内側に介入して精神の心に接続。ニンポーはメンヘラハンターの異名を持っており女性の中でも情緒不安定を誑し込める才能を持っているニンポーはシャントスと同年齢。43歳無職の生活保護自給者。神将をうまく介入で来たところにアーヴィングの焔の一撃がロシエルを砕く。

荒魂焔殺龍塵帝釼ブリュート・アヴェルガイア・プロミネスタヅゥタリ・カーアンベルグラム

 アーヴィングのレーヴァンテインの勢いでロシエルの真核を破壊。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ」

 ≪シャントス、来てくれてありがとうな。流石は星の子七原浩平と言ったところかな。黒髪の一味は俺が所在を預かりたが、アーヴィング?こいつらの保証は国に持ち帰って正式に龍の騎士団に誘ってみねぇか?龍の騎士団はベルガモット国王都アレハンブルの龍の円卓に座ることが許可されている。もともと、ジュリア様がベルガモット大陸平定時に居城にしていたが本人不在で廃墟寸前をアーヴィング卿が国にした≫

「しゃべり過ぎだ、シャントス、次は?」

「いいや、手を貸せるのはここまでだ。俺達も俺たちなりの使命がある」

「そうか、んじゃっ」

 ここでアーヴィングとシャントスは別れた。アーヴィングは城内に入っていった。見送ってタバコを一服したシャントスは瞼を閉じた。

「お頭ぁ、アクァッホの集落からです」

「予定通りだなぁ」

意味わかるか?アクァッホたちが守護してる俺たちは最後の道筋を聞きに来ただけだ」

UNIVERASALPEACE俺たちの目的だ。ヒトミが喰った果実でもその果実のほとんどは詳細不明の悪魔の果実。禁忌の食い物だ。」

「生命の果実がもうすぐだ。」

 ―――――――生命の果実―――――

 シャントスたちが狙っている禁忌の果実だが、アーヴィングを救ったのもアクァッホから信頼を得るためだ。

「あとは、キャツらが・・・・」

 シャントスは星の有機物の結合体だ。仲間もこうして増えた。

 アーヴィングは庭園を超えて城内に入っていくと、星域の城内は豪華絢爛の内装だ。

「神将突破したぁ!?お・も・て・な・しッ!」

 アーヴィングが城内に入ると、傷だらけでふらついている蒼天八極神に壁にもたれながらタバコを一服するフィオリアッテド。

「って、すげぇよぉ、アンタラぁ」

「神将は全員が束になってだ・・・・玉座はもうすぐだ」

 フィオリアッテドはタバコを吸いながら玉座の方に歩き出す。

「全員、腰を抜かすなよ」

「いよいよ、です、か」

 玉座までもう少しだ。





 



 

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