第Ⅲ章ニューワールドオーダーⅡ

 衝撃の真実

 世界の管理者の真下は世界の秘匿であって秘密裏だった。

 フィオリアッテドは落ち着いてかタバコを吸い、剣を納刀する。

「七老星の処分は追手に説明する。今は日南カナンの地に行くぞ」

「ガチで言うてるのか?」

「世界の管理者の象徴はイチジクの樹に菊の16紋だよぉ」

 フィオリアッテドはエスタンス家の創始にして龍神ティアとディヴェルアの子。

 ≪キング兄弟よ、クババについてそろそろ言ってもらわないか?キング兄弟はジェラフバルト卿を討ち取った英雄だぞ、と≫

「お恥ずかしいねぇ、オレら兄弟はクババに仕えていた。キシュ第三王朝時代にオレら羊使いのクムラン教団の幹部に7について聞かされたぞ」

「それはそうと、兄さんも僕もだけどは霊洞だよ。世界の中核の真下だ。いろいろな人が黙っちゃいられぬよ」

「意見がまとまったら、下に行く。アレイン様?門を開けてくれるんすね?」

「フェ?門を開ける話か。はいはい、穴だろ」

「カナンの穴、冗談は止せよ。剛毛の穴を風穴を開けるつもりなら、龍の骨だ。ケッ、ヴェスタニエⅡ代目の使命を果たすよ」

 アレインだ。アレインは日南の地を開けるはあった。フィオリアッテドはタバコを吸い虚の玉座はイチジクの樹で生い茂り滝が流れていた。

「準備できたか、世界の管理者の真下に行くぞ、殿上人は捨て置け」

「許されない行為だぞ、エスタンス」

「爺さんよ、オレは時代の変革に挑む。」

「エスタンスよ、重い処分が下るのを承知か」

「合点承知の助だ!」

 フィオリアッテドはその後の世界の管理者の代表権をヴィヴィアン・エスタンスの代まで続かせる礎を築かせる人物。

 ≪カナンのマンコ気持ち良すぎだろ!!!!!どうなの?戦争って、戦争に興味はないね≫

 ≪黙祷なんて意味はネェイー、人って死んだら常世で極楽浄土で眠るんだよ≫

 Mae Say Ohu《詠嘆する者》はニュイ共にカナンの地に霊洞の最下層にいた。

 ニュイは消耗した魔力を回復する時に、詠嘆する者もイチジクの樹に凭れ掛かった。

「マチャーオ、いやっ違う・・・レイン・アクシア・ローレン・パターソン私は幾分と消費したようだ」

「レインで、イイ!アイツら糖質のシュガーばっかで全員つまらない奴だ。相手にする必要はなし・・・で、ニュイどうするつもりだ?」

「どうせ、カナンの地に行くアイツらか。」

 楽園アヴァロンの7つの塔がある。それぞれの条件達成で霊龍が蘇る。

 ≪ブリテンの霊龍がココロオドルがイイッ!おハーブ生えるのか構わねぇが、黙祷は意味ないよ。どうせ人間って死んだら極楽浄土に逝くんでしょ?今はうっせわでぇすわ!視聴者のクソキモイノリが俺が嫌いだ≫

「KnghitsOfDarknessの王たちが、ここに来るのは・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 ニュイはイチジクを食べて魔力回復に日南の血を呑み、失われた力が流れ込んでくる。

 ≪カナンの時代に人類はイナンナ信仰は蛇と雄牛の争いは人類が空白に満ちた楔だ。俺の名前はレイン・アクシア・ローレン・パターソンって1000年振りに聴いたぞ、ニュイ、俺もオレで力を貸すぞ≫

「レイン・アクシア・ローレン・パターソンというヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー一味にテゥエルターナー戦役で活躍した人類が何と申すか。まぁ、それがマチャーオ、今は私の剣となり、盾となるか」

 ≪ヒトミの子だろ、日南は?約束の地にノエルの母親がヒトミって解釈一致だ。合ってるよ。俺は1,2回は顔を見ている。ヴァーミリオンとルヴィアとテゥエルターナー戦役での記憶が思い出すぜ。アノ頃はロマンスの神様って脳内お花畑で笑える時代だったな。俺の数少ない人間であった記憶だ≫

「・・・・・エスタンス、どっちなんだい!?エスタンスが檄、叛逆に帝国を動かすなら間違いなくこの真下で世界の生存権を担うことになる」

 ≪ヤレヤレ、ホントっうぜぇ冗談キツいぜぇ、ニュイ、最期まで俺は付き合ってやるぜ。機械聖母メカマリア使えるなら、俺はお前の命をもらってエスタンスの首を刎ねる≫

「そろそろ、王が来る頃か。霊龍の様子は?」

 楽園の庭園に朽ち果てて巨躯の龍骨が目を覚ます。古において、クレアが創世したエルセリウス・ネルセリウスが星が誕生した暁にアヌンナキと巨人が共生共存していたころ、霊龍が翼を広げる。霊龍が復活し、ニュイは黒コートにサンダルを履いて額に十字傷をつけられ血を拭い大鎌を手にする。

 レイン・アクシア・ローレン・パターソンもヴァーミリオン・ルヴィア時代の蒼銀の甲冑に朱色の小手を腕にまいて、黒いコートを羽織って目にクマが激しく瞼が重いが、あごに黒髭バブルヘッドの男が霊洞の天井を眺めた。

「詠嘆するMae Say Ohuオレは今の価値観だ。俺の存在証明だ。ニュイ、王たちが叛旗の嚆矢を穿つ前に手配済み、イイッ!ンコー、匂う前に俺がヤル」

「さすがは人類の英雄と称された鋼の戦士だ。よろしく頼むよ」

 新世界秩序ニューワールドオーダー世界会議ビルダーバーグ会議に決定を釘付けられた世界の覇権を決めるニュイが賛同したこの会議には世界の管理者の65議席の過半数の意見があれば可決とされる。

 ―――――世界の管理者・日南の霊廟――――――

 虚の玉座から666Fの最下層に閉ざされた門が開かずに封印されていた。

「コレか?ヴェスタニエ家の紋章だなぁ」

 アレインは槍を握った状態だ。ルヴィア最初の娘でⅡ代目当主。後にルーラシアを産む母親であるがこの時はアガートラーム国国王兼森の賢者である。

「ふむ、ダルマイズゴッド来いよ、ジパングの者は分かるか?」

「これ、ジパングの石文とは違う。建国したリヴェル・フランシスコ・ジークフリートなら読み明かせた、ごめん、教養のない俺には無理!」

「リヴェルが来るなら、この意味わかったが・・・仕方なしか」

 碑文の意味が分かれば、門が開き、先に行ける。アレインは槍を数回叩く。

「ダルマイズゴッド、お前の心臓を貸せ。悪酔にはしない、5分程度痛むが気にするな」

「ハァッ!?として、グッな気するんですけど!?オレの心臓で何するんですか?アレイン様」

「疑似量子の仮死状態を一時的に経験するだけだ、命ぐらいは救ってやる」

「イイっすよ」

 アレインの神速の槍がダルマイズゴッドの心臓を貫き仮死状態にする。

 心臓を地面に触媒とする。霊脈が通っている。アレインは召喚魔術に袖を通して手を叩いて心臓から発する電気信号でリヴェル・フランシスコ・ジークフリートを特殊に召喚。その間ダルマイズゴッドは5分ほど仮死状態で寝ている。

「いててて・・・・皇大神宮で寝ている私に何用だ?ジパングの危機か!?手ばせない局地的に私に危機を知らせるか?ん?」

「この碑文を呼んでくれ、ジパング国建国の鬼神よ」

「鬼神と呼ぶなし、私も左腕と左足は機械鎧オートメイルでテゥエルターナー戦役で成果を上げた身。この碑文は確かにジパングにもある」

「7つある碑文、この真下の門を開けるには、うんうん」

 しばらくリヴェルは胡坐をかいて門の碑文を解読する。

 古い象形文字で記号かぐちゃぐちゃに変形されたカタカムナ文字をリヴェルは紐解きアレインは槍を突き出した。

 ≪日南よ我が遠き神の国よ、神に棄てられた国よ、祖は罪を認め、罪都の門を叩き、約束の地に我が魂は眠る、見送られし世界の巡礼者よ、見果てぬ罪に最後の別れよ、霊龍の門よ、神が寝ざめ、祖は再び訪れぬ、永久に門よ閉ざされよ≫

 碑文の解読にリヴェルはすっと消えた。アレインは咳払いして、門の錬成に対価の代償に魂の等価交換だ。

「門を開けるぞ、ヤレヤレ、コレコレだよ!?日南の地に行くぞ」

「ん?俺、寝ていたか」

 ダルマイズゴッドが起きて門の向こう側に行く。1000忘れ去られた忘却の都市に赤い血が溢れ死海だ。塩分濃度99%の紅い血が滲み出る死海に浮いてる都市の遺跡にフィオリアッテドが言う。

「ヒトミを産んだ原初の都市国家ミタンニ王国その首都レムリアです、か」

「ここが背徳都市です、か」

 旧約聖書が書かれるその3000年前以上に死海文書の原典が真聖書がと渡り合えて互角に繁栄を保っていたここがヒトミが生誕した場所。

 同時に、宙が生まれた。

 広大にして渾沌と星と惑星に包まれた銀河系と太陽系が生まれた地。

「7つの玉座に灯せってよ」

 ≪しかし、俺達ですら瘴気がヤバイ、濃度に毒されてる≫

「戻ってもイイゾぉ、本来なら武器って不必要だからな、なーに、俺たち兄弟は12の一人だぞ」

 ≪キング、確かになキング兄弟なら心配はない。付け加えて言うならジェラフバルト卿を討ち取ったのもお前ら兄弟だ、ジャック・ウォーカーが信頼している。俺はそれ以上に思う事はねぇよ≫

 バルムンクことヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエ。レイン・アクシア・ローレン・パターソンとは700勇士の一人だ。第1次テゥエルターナー戦役で星との戦いで武功をあげたジュリアの子たちの中でもヴェスタニエとパターソンもジュリアの血筋を継いでいる。

「レイン・アクシア・ローレン・パターソンって腕っぷしのたつ戦士がなぜ、ニュイの武器に?」

 天帝フォルテがヒトミの像を持ち上げて口を挟む。

「レイン・アクシア・ローレン・パターソンは第3次テゥエルターナー戦役で退役軍人となった。勇士の価値を見失いとしての試練を一人で身熟してニュイにその命をもらった。詠嘆するMae Say Ohuといつしか呼ばれたという訳だ」

 ≪ヴェスタニエの姓を名乗れなかったがパターソン家の祖であるレインは天性のギャンブラーでヴァーミリオンとルヴィアと生きてこそ、生きてこそ、今ここにあらずというぐらい戦禍を潜り抜けた勇者だぞ≫

「私は何もというぐらい教えられてはいないがね。詠嘆するMae Say Ohuは5分に屁を放つ放屁癖、屁を放って尻すぼめる癖があってね。よく屁をこいてる腹を壊しやすい繊細な男とはイメージがある。いや違うか、超イキスギイレヴン!レインはよく女性とSEXして中出しからの絶頂して敵地を兵の首を掠め取っていたとマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエから聞かされてるよ」

 ≪だが、しかし、レインがニュイの人格剣ときたか。今から楽園に降りるが気を保って霊龍の霊洞の中に逝くんだぞ。日南の剛毛に風穴をぶっ放して狭い中に8人逝くのか?窮屈と暗闇で死なねぇか?ヒトミの血が流れている、ヒトミの死体の上が世界の管理者が聳え立っていると考えてくれ≫

「時計塔だよ。ここは世界の支配権を握る機関。あんまし、アンドリウスを返せ!連投コメントは拾わないが、ここは紀元前500頃にマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエが設立した。設計と初代管理したのがヒトミだ。ヒトミの死後日南の地にてカナンの民であるノエル・ハースティア・ベルモゼル・ド・ヴェスタニエが実権を握った、殿上人は私服を凝らした強欲な政治家だ。正直、そんな政治家をぶっ壊すのが正義だよ」

 フィオリアッテドは死海の崩れ去った遺跡を慎重に足場を移動する。世界の管理者最下層に位置する安置されているヒトミの墓の地下を下りて巨大な門がある。門の向こう側は1000ミタンニ王国首都レムリアだ。

 別世界と思われる空間で広く感じた。死海付近の場所が古代では栄えた王国であり、文明の地であった。7つの玉座に日南の地に行く石像に灯されないと封じられている。

「マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエはノエル・ハースティア・ベルモゼル・ド・ヴェスタニエと婚姻して子を設けた。既成事実だよ、これ」

「えぇ!?マジっすか学園?」

「事実だよ、これがまた。マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエはジェラフバルト卿の子だよ。ノエル・ハースティア・ベルモゼル・ド・ヴェスタニエは産駒としては5000人ぐらいだ。彼女は喪に服し、喪女だったからね。ヴェスタニエの歴史というのはジュリア産駒がほとんどだ。エルセリウス・ネルセリウス80%がヴェスタニエの一族さ」

 フィオリアッテドはイチジクの樹とザクロの樹が中央のカナンの十字架に磔されている日南にヒトミの血が流れている中央に行くには7つの罪都を超える必要がある。

「どおうせ、メンデェー、ヘンディー、トナカイトな戦闘だヨウシ。んじゃっ、レーヴァンテイン構えるぞ」

 ≪心得た。アーヴィングさま、焔には焔というミステンポに歯がゆいがアーヴィングさま、俺を信じてもらえますか?ベルガモットに栄光あれ≫

「傲慢か」

 ベルガモット・アーサー・アーヴィング(初代)建国した初代ベルガモットはノエル・ハースティア・ベルモゼル・ド・ヴェスタニエ産駒のアーヴィング家の嫡男。産駒唯一の男系の血筋の始まりであるアーヴィングは左側に浮かんでいる石像の前に立った。

「全員、配置につけ!」

 フィオリアッテドが各石像前に8人並び、そして罪都の試練が始まる。

 ―――――――BBC25000―――――――

 ヒトミが存命の時代に7人の王がミタンニ王国首都レムリアを繁栄させていた。

 ヒトミは宙から生まれた。広域な宇宙空間で星との爆発によって命を授かった。

 日南はヒトミの子であり、正当なるノエル・ハースティア・ベルモゼル・ド・ヴェスタニエとしてここカナンの地に行く最後の審判の試練。

「全員、生きて戻ってきたらの話だよなぁ!?」

 フィオリアッテドはエスタンス家の祖にして龍の血をその身に宿す王。宇宙を創世したヒトミが産んだ3女神そのティアとクレアの地を継ぐエスタンスが持ち場について深呼吸すると空間が変わった。

「結果論ごちゃごちゃうるせぇよ!!!!!course家から言わせてもらえば!

 武人が仁王立ちしていた。フィオリアッテドはの人格剣をガーシー・オブ・マリー・ジョシュア・ギルダーツから譲り受けている本来はガーシーの人格剣だが、エスタンス家の祖フィオリアッテドもガーシーの血が流れている近親者であるので今回は特別にが赦されている。

「貴公の名は?」

「龍賢神フィオリアッテド、エスタンス家の初代長ヴァンダム・フォン・エスタンス!通してもらうぞ」

「我の名はレムリアの軍神覚悟は?」

 ここはリオン・ド・ナイ・スーが討たれた場。エクスヴィデ・オ・マギナが悲しんだ地。ヒトミの父にしてこの銀河を産んだのがリオン・ド・ナイ・スー。ヒトミの母親がベニ。ベニはブースティング規約(利用)違反してゴースティングして代行行為での宇宙創世の星々の生命体を産んだとされる。

 ヒトミの父リオン・ド・ナイ・スーはに喰われて残骸と朽ち果てた。フィオリアッテドも空気が重い。

「軍神、心眼チェンバー

 動きが映像として頭に流れ込んでくる。軍神の剣がフィオリテッドの頭上を避ける。斬撃の交し方に、フィオリアッテドは銃を装填しながら撃つ。

 ≪身長170㎝以下は人権がネェイーって冗談決まってるだろ、おじじも口が悪いな。銃弾の弾痕の軌道は読めたぞ、毒は滅するわ!リロードからリコイルして狙い撃つぜ、あと30秒・・・誰ヵお金は余ってない?誰かお金は余ってない?助かるわ≫

「タヌカナ、左に14度北緯30度の斜めだ、クソッ」

 ≪手癖が悪くてな、リロードからのリコイルの順はPEXに頭に来た!あの軍神歴代星の息吹を使うか≫

「ご忠告、どうも」

 ≪命令くださいヴァンダム卿。ガーシーに頭を下げて何があっても戦い抜いた貴方様なら私の全てを許可します≫

「クレア、斬るぞ」

 素早く斬撃のスピード合わせて軍神エクスヴィデ・オ・マギナも歴代星が産み落とした13の武器がヴァンダムを穿つ。

地図跳躍マップシフト

 空間を自在にミラージュの幻影で相手を惑わし移動する。

予測変換破壊シフトブレイクプログラミング

 リオン・ド・ナイ・スーを投影。とにかく予測し行動からの破壊ダメージを与える。リオン・ド・ナイ・スーはヒトミの父親でここは魂という意識が残留している。

 ≪おじじを投影したのか!?フィオリアッテド≫

「そん通りだ!軍神の時間稼ぎもここまでだ」

 ≪龍神化≫

「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ」

 地響きの咆哮に龍の咆哮だ。龍化したフィオリアッテドの本領発揮はかぎ爪からのサマーソルト連続で毒の一撃。

「グウッ」

 龍の口から太陽級のプロミネンスを纏った太陽を放った。

「くっ、ここまでかぁ・・・リオン・ド・ナイ・スーそちらで会いましょう」

 蒸発!?跡形もなく塵すらもない。フィオリアッテドは戻って長い白髪に髭面これまでの傷が拡がったのか血を拭い最初の試練を乗り越えた。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 ≪お見事です、はい、作戦通りです。お疲れ様≫

 ≪お疲れ様ですヴァンダム様。さすが、龍化ですね≫

「数に1回が限度ってもんさ。憤怒?いや・・・傲慢か」

 傲慢の玉座に灯火がともる。死海は赤い血に滲み出た。死臭の臭さが鼻につくが、蒼天八極神も各試練を超えている。

「俺たち、兄弟の相手はアンタでいいか?」

「まぁね、ヒトミの血の中にいるんだ。頭にきている。ベニ。私の名前はベニ。宇宙創世の規約を破り違反を犯してブースティングしての代行行為で豚箱にぶち込まれ、シャバの空気がこれほどウマイッとは身に染みる。」

「ベニって、あのベニか!?」

 ≪ただモノじゃない覇気にこれが宇宙創世の産みの親≫

「リオン・ド・ナイ・スーを誘惑してホテルに連れ込んで金払って中出しPEX12発も許したんだろ、ガチの淫乱メス犬じゃねぇかよ!!!!」

 ≪この試練をお前ら兄弟信じるよ、ジェラフバルト卿以来の再来です、か≫

「アンレートで、俺から行く。バルムンク構えろ」

 ≪了解、切れ味は感度良好か?≫

「リオン・ド・ナイ・スーを誘惑してもヒトミが生まれたもんね。ヒトミが産まれてからの話だよ、グラム。兄さんに続いて構えてくれる?」

 ≪久々に血を味合えるのか!?敗北を知りたい!戦を確認し、アンレート参りますか≫

 キング兄弟はバルムンクとグラムを構えた。酔いがさめてきた。

「クロス・トライデント・グレイヴ!」

「ヴイ・ス・ポォ」

 重力反転加速の転移だ。ベニは地場の反転でキングと切り替えた。

 ≪重力反転、遠距離向けのクロス・トライデント・グレイヴが対策されてるのか≫

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

「距離を詰めることはできない、兄さん」

 ≪対策ってキツイよ、ベニよりも早く動かないとな。毒を制するか、と来たか≫

「邪魔だな、しかし」

 動くたびに重力がすり切っていく。ベニの距離を止められれば光明が見えてくる。

 ≪モード・チェンジですか?≫

「だよなぁ、禁忌に手を付けずにいられねぇよな」

「わかったよ、兄さん」

 モード・チェンジは王である証明。全身から漲ってくる覇王の圧。DANDANと体の重力血液が抜かれていく軽さ。

 ≪ルーラシア建国時を思い出すな!?≫

「ベニを一瞬で討つ」

 ≪0.0.1秒のヴァイパーの速さに狙い撃てるのも1回だ。モード・チェンジは諸刃の刃だ。生きて帰るのなら、ベニを討つ≫

「僕たち、2人で兄弟でしょ!ルーラシアの栄光よ」

 ≪ヘヴン・ホワイト≫

 ズオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンと兄弟の剣がベニを討つ。

「ガアッ、ッガアッウ、アアッ、アゥ・・・ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

「・・・・認めよう、よくやった」

 石像前に手をついてキング兄弟は乗り越えた。フィオリアッテドもクリアだ。


 

 




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