第Ⅰ章ルヴィア・ヴェスタニエ

――――――――KnghitsOfDarkness―――――――

ルヴィア・ヴェスタニエという神代から古代までを生き抜いた女性その者。

ヴェスタニエ家創始にしてVの遺志を継ぐVの一族である。

ルヴィア直系にヴェスタニエ家歴代の当主の剣が内包されている。

「Vの一族ってジュリアの子が継いでは世界を救っている」

「ニュイ様?それは本当ですかい?」

 ルヴィア・ヴェスタニエ一味とヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー一族の顔写真がナイフに切り刻まれてドン!!!!!ドン!!!!!ドン!!!!!と机を叩きながら執務室から出る。

正体も分からない。世界の管理者が500年ごろに設立されて以降に世界を裏で牛耳り、世界皇帝に君臨するニュイ様。

「テゥエルターナー戦争も長引く、世界が追っているのはアニータ・スキルソンだろ?世界がそんなに彼を・・・・・」

「・・・・・・エスタンスゥ、クカクカクカクカジュカアアアアッウカカ!アニータ・スキルソンの600億V$《ヴェスドル》の額はデカすぎッ」

「ニュイ様、ウォーカーが追っています。ですよ」

「その制度自体が不満と疑問が出ている」

「ルヴィア・ヴェスタニエには不問です、か」

「ヴェスタニエはJの一族には手を出さない」

「随分と、ナイフで滅多刺しの恨み節が現れていますよニュイ様」

 初代世界の管理者を動き出しているのはエスタンス家のカール・ボッキーノ・ドフェラ・マルクス・エスタンスだ。エスタンス家とウォーカー家は遠戚の関係でティアが始祖として龍の血を継いでいる。Dの一族にしてDの遺志を継いでいる一族のウォーカー家・エスタンス家・シェルバーン家・クレスティア家がティアの血を継いで世界の管理者を設立した。

マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエの子アニータ・スキルソンを世界は全力で追っている。ルヴィアは西大陸の酒場併設の宿屋の屋根裏に泊まっていた。外は土砂降りの大雨で深夜だ。

「騒がしいなぁ」

「巷ではアニータ・スキルソンがこの辺に潜伏と聞いたぞ」

 ルヴィアはこの大雨で身動きは取れずにというか軽率に動かずに宿屋にいた。大男が新聞を手にボヤいている。

ルヴィア・ヴェスタニエがから西大陸に来たのは12勇士の一人でダルマイズゴッドの捜索だ。

リヴェル・フランシスコ・ジークフリートの血を継ぎ東洋ジパング国の礎を築いた彼であるが七英雄王国時代に失踪と・・・・・

≪ニュイ様って虚にいる王様だろ?誰もその姿も見られない≫

「そうだね、ニュイ様は世界を牛耳っている。私もこの世界の成り行きはさっぱりだ」

≪3度のテゥエルターナー戦争を終わらせ、七英雄王国時代に入り、世界は空白の1000年を黙認するつもりだ≫

1000それはタブーだ、うん」

 ルヴィアはバルムンクを腰に差してフードを被って窓を見つめる。

大雨で馬車も使えない。ここ1週間は大雨の梅雨入りだ。

ダルマイズゴッドは絶海の孤島に幽閉を誣いられていた。

リヴェル・フランシスコ・ジークフリートの死後ダルマイズゴッドは一の刀で無数の死地を掻い潜ってきた。

そんな彼は変わり果てて手枷に繋がれ、孤島にたまり場のデカ乳ギャル4人とニュイが手配した見張り人3人がダルマイズゴッド含め12勇士の生き残りにして世界を救った英雄と称されたものがこの海域に手枷をつながれ、無の牢獄に閉じ込められていた。

「・・・・・・ヨォ」

「オー、オー、オオオオッ」

 溜まり場にされているのは実質世界の管理者側が定めた権力者の娘だ。

ギャルは鞭を手に、ダルマイズゴッドを叩きつける。

「ン”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”オ”オ”オ”イ・・・イグウウッ!ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

「ハッハハハハハハハ、逃げても無駄よ。ニュイ様がお前を生かすかい?1000その1000年の内にヴェスタニエとウォーカーが生誕した」

「ン”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”オ”オ”オ”イ、俺は口を割らない。ジークフリート家の魂だッ、そのデカ乳に眼を暗ますかよ」

「チッ」

 ジャック・ウォーカー12勇士の一人無名の太刀ダルマイズゴッドはリヴェル・フランシスコ・ジークフリートの3男。

≪私が戻った方がいいか?ダルマイズゴッドよぉ、ン”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”ホ”オ”オ”オ”≫

「天照、君は俺の手元から離れるな。タイミングさえあれば、おう」

 光と灯火は消えてもいない。だが、看守が多い。

場所も知らない。エルセリウス・ネルセリウス創世についてはダルマイズゴッドは天照を抱きかかえていた。同じく12勇士の一人で聖地ガンダルディキア初代皇帝にしてヨーロッパ《ローレシア》の祖を築くロード・メニエール卿もここに幽閉の身であった。

「ゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ世知辛いねぇ、僕はロード・メニエールだ!12勇士の1人にして偉大なる聖地ガンダルディキアの王だ、いいから責任者に会わせろ」

「止しな、メニエール卿、俺達は・・・・幽閉のご身分だ。ニュイ様ってのはやけに1000にこだわりが強いなぁ」

 咳き込みながらも髭面でやつれ細って見えるダルマイズゴッドが言う。メニエール卿はガンダルディキア国を治める初代皇帝であるが、ジャック・ウォーカーと出逢い彼の傍にて英雄基盤を知る。

「ニュイ様は虚の王冠の人物とウォーカーが言うてたな。そう世界の管理者の最上位階級の幹部共が口を滑らせていたのを知ってる」

≪ルヴィアが来るのを待つのか?ニュイは自分たちの一族が1000に起こったアゾト・ムジトジーヴァ砦血城戦の嫌な思い出を振り返るな≫

「それを言わない口だろ、わが友」

 鎖に繋がれ背中に十字架の烙印を押された皇帝は暗い牢の中にロードの位をもって12勇士髄一の政治家の顔を持ち武術にも多芸だ。

「アゾト・ムジトジーヴァ砦血城は敷地面積50km総従業員1200000人の巨大工場だぞ、と。・・・・・イヤでもなっ、機械城郭機動都市だぞ、と」

「ッチしゃーなしよぉ、ルヴィアが来るのを心で待つ。ニュイ様はヴェスタニエとウォーカーが憎んでいるのかそんな節があるか?あの虚の王様がよ」

≪爆乳の魔女に何を言うても無駄だ、ダルマイズゴッド≫

「空白の1000年でそれほどの衝撃がこのネルセリウスにあったのか?原神から神の時代から人の時代に移った神話に信ぴょう性があるんかい?」

≪ネェイー、ニュイはただに怯えてるんだろ、アニータ・スキルソンを秘匿してるぐらいだ。マルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエには娘がいた。その事実を世界の管理者共が隠蔽し覚した。ウォーカーと共にキングの若造がジェラフバルトの首を刎ねたその一部をワシが見えていた≫

ロード・メニエール卿の人格剣ヤハウェが言う。黄金の柄で輝く刀身の長剣を偽装した杖だ。杖に視えるがギミックで剣に変形できる。

「ヤハウェ、口を慎め」

≪けどな、ジェラフバルト卿を討ち取った英雄たちが世界の管理者が12勇士全員を処刑宣告ときたか。よほど、空白の1000年にご執着だぜ≫

「天照も止さぬか、俺は一族が遺した遺志を継ぐ。ジパング国の当主だ。国に帰って一から牽制し直す」

「ルヴィア殿も直に来るだろうな。くっ」

 相変わらずこの幽閉での暮らしが長い分ダルマイズゴッドたちが幽閉されているのは魂の監獄の最下層だ。12勇士で幽閉なのはロード・メニエール卿とダルマイズゴッドのみ。あとは国家犯罪者SSS級の死刑囚がここに収監されている。

「・・・・・・・おい」

≪ヴェスタニエに恨みがおるのか?世界の管理者って壁の向こう側が作った世界政府だろッ新世界秩序ニュー・グランド・オーダーを発令するのはビルダーバーグもダボスも決められている。ロンリーロンリーな世界会議ビルダーバーグの連中はあてに出来ねぇよ≫

「ハァ、テゥエルターナー戦争終結後この結末は予期せぬかったわ。俺はガンダルディキアを統一して聖地を治める皇帝であったが、この有様だ」

「ルヴィアが来ることを祈ろう、最悪は脱獄しようぜ、メニエール卿」

「俺は耳鳴りが酷く、頭痛で目が痛む身だぜ、冗談キツいぜ。薬15種類服用して難聴を治癒の身でこんな脱獄プランかい?」

「アニィー、同じ12勇士だろ、信じろや。俺の剣は空間を斬る。うん、アンタが緊急搬送されて難聴と頭痛・吐き気・倦怠感・寒気は承知の上だ。」

「こんな永久凍土の監獄で。最悪だぜ、俺は生きて帰る。薬を飲んでるから治りかけだよ」

 ダルマイズゴッドは天照を腰に差して鎖をギコギコギコシコシコシコと斬り、ヌイての繰り返しでようやく手枷を外していた。ロード・メニエール卿は白髪に老けた顔で白髭の男にダルマイズゴッドが刀を向けていた。

「さぁ!」

≪さぁ!脱獄です、か≫

「ルヴィアが来たのか!?」

 この数時間前に遡るがルヴィア・ヴェスタニエが極北の大海に来ていた。

「13V$《ヴェスドル》だよ、お客さん。今日は濃霧で視界が悪いよ」

「あいよ、イイなんだ。世界の管理者が秘匿している巨大監獄島が出現する時間帯だ。間違いはねぇよ」

≪12勇士の保護が今回の任務でしたか。まぁキングが言うには。ジェラフバルトを討ち取ったのはウォーカーの英雄ではなく羊使いの青年だ。≫

「ジャック・ウォーカーは死闘を繰り広げてマルドゥク・ファンス・ジェラフバルト・ヴェスタニエはジャック・ウォーカーはその後行方を暗ました。12勇士保護はヨハネ・ハンス・リアレスト教皇猊下の特務だ」

≪面倒とは言い切れないな。ヴェスタニエ家は8割がこの星の民だ。原神ヒトミは宙を産み宇宙を産んだ原初の神だ。神様ってね≫

「ヒトミはジュリアの母であり、宙を産んだ。ジュリアとクレアは互いに子を産み、星を創った。太陽系と銀河系の母だ。ティアはその水。生命を産んだ。ウォーカー家の祖がティアだ。ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーはティア血族だ。フルメタルパニックに訳が分からない血統に興味はない」

≪それはそうだな、それがお前で何よりだ。≫

 船が濃霧を漕いで極北に位置するアガートラーム国の北緯34度の大海の真ん中から島が出現した。

―――――――魂の監獄――――――

世界の管理者が秘匿している超巨大監獄島。ある一定の時期でしか気象条件が揃わないと出現しない幻の島であり、都市伝説にもなっている。

7階層+666のフロアがこの監獄周囲58000kmの脱獄不可能の構造になっている。

最下層はネルセリウス・エルセリウスSSS級の死刑囚や罪人が鎖に繋がれ永遠の極寒が魂を凍てつかせる。

12勇士の1人であるダルマイズゴッド・ロード・メニエール卿もここに収監との教皇猊下からの特務依頼でルヴィアは来た。

「看守も気を付けていくか」

≪ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーの消息は?息子英雄ジャック・ウォーカーが最後に顔を見せたのはキングがジェラフバルトの首を刎ねたの見届けた≫

「テゥエルターナー戦争以降は会ってもねぇよ、7けどな、ヴァーミリオンは消えた」

≪俺を遺してな。俺はヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエ。義勇兵にして天下無双の剣士だ。ヴェスタニエ姓はヒトミの時代に俺を受け入れてくれた≫

「原神の加護です、か」

 監獄島・外

濃霧が晴れて太陽が日出るあったかい密林だ。空白の1000年時代の巨石が街道に並んでいる。ピラミッドは夏至の日と冬至の日にヒトミの像が浮かび上がる。

密林を歩き魂の監獄の門に着く。

「ようこそ原理主義者のカースト・オブ・アビリティシズム実力教室ケニア&コリア&チャイナ&地獄先生バリバリ最強ナンバー1の監獄、グノーシス主義は趣味が悪いよ、ここの監獄はね」

≪文句は言うまいよ教皇猊下から3000万V$《ヴェスドル》の仕事だ。スタヌの300万案件とは度が違う。ルヴィアよ≫

「蹴っ飛ばすぜ!ぶっ飛ばすぜ!ゲットバッカーズ!オラアアッ、ドン!!!!!!」

 ルヴィアが強引に門を開けて中に入るとすでに監獄内は看守たちが見張っている。

≪俺を戻せ、その方が気楽に地獄楽にやっていける≫

「あいよ」

 バルムンクから神に産まれた人であるヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエに戻る。容姿がダイン・ヴェスタニエに似ているヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエ。

フードを被って2人が下りると、監獄内は騒がしくもなる。

―――――――世界の管理者内――――――

おいすぅうううううううううううううううううううう

おいすぅうううううううううううううううううううう

おいすぅうううううううううううううううううううう

 執務室の階層は殿上人がニュイ様と会う極秘エリア。

騒ぎ立てる風来坊がいた。名をヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー。

ジャック・ウォーカーの父にして、テゥエルターナー戦争の英雄。

ヴァーミリオンが世界の管理者に来ているのは1000についてを引きずり下ろすためだ。

「遅れて参上いたすぜ!おいっす、教皇猊下からの命令だ!!!!!!イキ”て”か”え”り”た”い”バカはいるか?」

「革命軍!?」

 騒ぐ殿上人の表情が青ざめる。テゥエルターナー戦争に義勇兵を募ってアゾト・ムジトジーヴァ砦血城に玉砕したはずの革命軍が生存しているのは驚きを隠せない。

「七老星の老害のジジィは根っこをくたばりやがれ!俺が来たからにはその虚の玉座引きずりおろさせてもらうぞ」

「革命軍メぇ!?死にぞこないの義勇兵共がでしゃばるな!」

「老害のジジィは退場願いたいよ」

 銃撃と銃声が飛び交う。ヴァーミリオンの合図だ。義勇兵の生き残りが革命軍としての旗を掲げる。

≪七老星かぁ、分が悪いなぁ、ジュリア様と同時代に活躍した歴戦の七英雄がその身を認められて政府を牛耳る悪代官に成り下がった≫

「そりゃぁ、悪いっしょ」

 革命軍№Ⅱアゾト・ムジトジーヴァ砦血城の戦いで生き延びた焔龍のサダ。

サダ・ポルトメーディア・ウォーカー。焔龍の者。

焔の炉心を食いその身は龍のように硬く、鋭く、燃える焔は焼き尽くすと言われている。アゾト・ムジトジーヴァ砦血城の戦は神代で過去最大規模の戦となった戦乱で右手と左足を失い、焔の龍を喰らいその力を宿し生き延びた。

「ハザーーーーーーーーッスインターネッツ!ポン、あとは任せた。ここの階層は俺一人で十分と持ち堪えられそうだッ」

「イヤイヤ、さすがに無理でしょ。殿上人の住まうこのエリアの警備隊を掻い潜るとか無理ゲーに程がある」

「エロゲーにも無理ゲーにも、クククク・・・俺は龍を喰らったことがある。俺の心臓がそう答えている。ニュイ!」

「革命軍如きが調子乗りほざくな!全部隊総攻撃の合図だ!生死を問わない首謀者であるヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー一味を殲滅セイ」

 世界の管理者しかも世界会議ビルダーバーグ会議目前にこのような大事件が起こるのは想定外だ。殿上人の拡張性マイクがエリア中に響く。

≪ダーインスレイヴ、貴方を返上致します。天に還る、その条件で貴方本来は解放できますよね?愛したっていいんじゃないか、消える消える来世にも貴方はよくここまで主人を護ってきました、今度は私が死守します≫

 ポンの人格剣が秘めたる力を解放する。アゾト・ムジトジーヴァ砦血城にて命を落とした軍人メフメトがポンに返上する。

「ダーインスレイヴをここで!?」

≪そうだ、私は可の聖剣になれず、されど、魔剣に非ず、ポン殿この革命軍を今日という日まで引っ張ってきて誠に感謝を申し上げる。魔聖王マチャーオ・レイレイポン殿今です!≫

「どりゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああッ」

 銃声響くニュイ様の御前に放り投げるダーインスレイヴ!ポンが力づくで放り投げた原神の剣が人に戻って殿上人数百人を纏めて首を刎ねる。階層は血にまみえてダーインスレイヴも血に溺れて血みどろにその巨躯が姿を見せる。

「俺を呼んだ、か」

「巨人神殺しの火剣のダイン」

「ほう、原神以来ときたか・・・・俺はダーインスレイヴであるダイン・ヴェスタニエだ!ジュリアの子にしてルヴィア・ヴェスタニエの相棒だ!!!!ドン」

 ダイン・ヴェスタニエが生まれる前のことである。ルヴィア・ヴェスタニエがヴェスタニエ初代にしてダイン・ヴェスタニエが7代目のことなのでその紀元前の世界においてダーインスレイヴその名をダイン。

≪神威、神威、神威、神威、DCNをぶっ潰す!DCNをぶっ壊す!ぶっ壊す!≫

「止せや、止せや、俺も本調子に戻らねぇがDCNのヤツらに感謝せねばな。世界最悪の義勇兵革命連合軍組合DCNにィ俺をようここまで連れてきたァ」

≪黒ギャルの穴に魅せられて追いかけてギャルのケツにも目をくれてやる!?≫

「ニュイの首を討ち取るぜ、正直言うてDCNの戦力はあ”っ”と”う”て”き”圧倒的な差だ。そんな連中も殿上人が畏れる」

 革命軍DCNはKnghitsOfDarknessの世界ではロンドン王立協会の前身。様々な義勇兵を育成して聖地ガンダルディキアの教皇猊下からの委任を任せられている世界の管理者のアフターケアの立ち位置だ。

*KnghitsOfDarknessではエスタンス家の当主ヴィヴィアンが執権しているが、ルヴィア・ヴェスタニエの時代設立時裏から牛耳っているニュイ様。

「DCNの連中が知ったこっちゃねぇよ」

 ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーは幻影の剣を飛ばし、古武術での投げ飛ばしや蹴り飛ばしで殿上人を恐怖に震え上げしていた。

この時がである。

ルヴィア・ヴェスタニエが魂の監獄内での看守や罪人を突破している頃、最下層のダルマイズゴッドとロード・メニエール卿も脱獄に応じていたのだ。


 







 


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