プロローグ≪原神≫Ⅱ

 ――――――――ニビル――――

 第1世代太陽系を代表する惑星にして衛星7つが周囲を囲んでいる原始宇宙の星。

 ヒトミはアヌンナキとして神の概念で誕生した。

「随分と、随分とな、よかよか・・・・待たせたぞ」

「ヒトミ様、準備の手配を。相手はおそらく星を食う知性でしょう」

「厄介相手にダイレクトアタックとか正直、エンキとエンリルは?」

 アヌンナキとしてニビルで原神に仕えている人類史の基盤を預かり、7つの世界の航路を2つの監視にエンキとエンリルにヒトミは託したのだ。

「エンキ、ご足労で悪い。お前は知恵者に長けている。煩わしい頭痛は差し置いてな。頭痛持ちのエンキよ、その知恵は人間に使え。エルセリウス・ネルセリウスの創世はクレアによって成し遂げられる偉業にして人間が興す奇跡だ」

 エンキは黒いコートを着て白髪の青年。頷いて立ち去る。

「いや、ヒトミ様。俺はアレっすよ。兄貴と比べられても知恵者っすから」

「そうかや、エンキ?知恵者であるお前は今のお前ならできるだろ、兄もろともたのまい」

「兄貴にも赦しを願ってか?俺たちは兄弟だ。互いを信じ、互いが欠けることはできない。2人で1人の関係性だ。ヒトミさま、神の怒りを存じでる忘れないでしょうか。いや、無駄話は後回しで。俺は行きます」

 エンキ

 アヌンナキ中心の一柱にしてエンリルの弟。原神から生まれた白髪で高貴溢れる人物で蛇を肩から掛けまわしている。蛇を栂いで肩から掛けているのと、黒コートが目立つ。知恵に長けており、黄金の杖で身を護っている。

 190cmの超身長で長い白髪だが、イケメンで甘いマスクをしている。

 ヒトミ

 原神孕誕アヌンナキ・ルナトミーフォトンアルケェイ

 原初の塵と粒子によって超新星の爆発が重なり衝突して産まれた星。

 ニビル最初の王にしてアヌンナキの主神。神々の母。

 第1世代太陽系を創世し、3度目の災厄に備えている。

 ジュリア・クレア・ティアの母にして、全てのアヌンナキの頂点に君臨している。

 黒い箱を持っており、聖槍を常に携えている。

 168cmでPカップのとしてその見た目さと抜群のエロさで神を堕としてSEXで信仰を高めてニビルを維持している。

「エンキ、アヌンナキはお前たちを信じている。地球でせいぜい生きろ、私もおってこちら側のケリが片付いたら行くぜ。エルセリウス・ネルセリウスの文明はお前が指揮しろ。いいな」

 エンキはただただ頷いて目を閉じた。エンキは船が出る搭乗ゲートに足を運んだ。

「エンリル、お前はどうする?その勇姿は不屈に燃えているだろ、故に天龍斧杓マルドゥーク・エンリルを帯刀しているではないか?エンキの面倒を見よ、兄弟力を合わさって地球をお前たちが良くしろ。8割9割が津波や隕石の爆発、火山噴火によって神前の災害が天災降り注ぐがエンキの知恵とお前のそれを見据えてだ」

「兄弟です、か。エンキは頭がよく私はただの力の腫物でも荷物だ。置物なんかに相手にならない。だが、私が星から受け継いだは人々を救える。我らアヌンナキは神の創世、人類に繁栄と叡智をもたらす存在だ。シュメールの始まりは我らの存在あり。ヒトミ様、エンキ共に地球に向かいます。ごめん」

 2mを超える大型の男性がエンリル。エンキの兄だ。黒髪に黄金の甲冑に身に纏い800万tの斧であり、杓を持ち合わせて、戦いの指揮を執っている。

 エンリルもエンキ同様に、第10世代に遠方離れた太陽系に位置する地球に向かった。

 エンリル

 エンキの弟。マルドゥークの半弟。マルドゥークの首を刎ねてニビル第10王朝にヒトミに繁栄をもたらした王様。2mを超える大型の強靭な肉体は鋼鉄よりも硬い。

黄金卿ニヴィシュハ・ヴハアヌゴスにも説明が聞けるようには時間を無駄にしない。神の宣告からの相手はチャージライフルを撃ち込んでマスティフだの、タボチャなのと04環境なのはうむ・・・ヒトミ様、ニビルの環境はひとまず1200000盛れなかったら責任はとる」

 エンリルはマルドゥークの権能を奪い、ニビルの環境がもう住めないことは確定。高濃度の酸素が充満。二酸化炭素の高密度。

「そうか、火急的に解決だ。エンリルはわかった。残りは?ニビルを取り戻す思いで、ルヴィアはまだか?」

「ルヴィアは帰ってくるよ。ウォーカー連れてな。それだけ」

 エンリルが搭乗ゲートからニビルを発って60日後・・・・・

 ――――――――KnghitsOfDarkness0-RISE-――――――――

 ニビル

 ヴァーミリオンを連れてきたルヴィア。

「残りのエンジンがあーだ、こーだー、操縦が下手とか?イチャイチャで揉めて帰ってきたのはいいけど、ニビル?ガチでやばめMAXじゃね?」

「幸い60日で帰ってこられたのが運だ。おかげさまで俺の船はもうガタで使えねぇよ」

 ルヴィアはエメフィール・ド・エイボンも同行でのニビルに帰ってきた。

「ここが原始宇宙の中核惑星ニビルです、か」

「砂塵と劫火の星だけどね。前々では美しい水と自然あふれえる環境だったんだけどね。今ではこのありさまだ。」

 エイボンは無詠唱に魔術行使できる。

ウォタル

 水が湧き出してエイボンは桧の杖と思っていたら隠し刃だった。

空斬天堕ディ・ヴェル・エディラード

 空を斬る。天を斬る。エイボンの剣が時空の裂け目でニビルの重力の磁場が傾き環境が下がりひとまず砂塵が止んだ。

「す・・・すげぇ・・・魔術師ってこういう連中か?」

「ちげぇよ、ちげぇよ、俺はアトランティスの叡智はマジではい、一発だよ」

「ニビルの現状が最悪ってことだよ」

 ニビルは終焉を迎えていた。ヒトミは神殿にいた。神殿を映し遷御し終えて新しい神殿の一角でヒトミと神官が勇猛なる勇士が700人程度集まっていた。

「700人もかき集めたのは、ジュリア姉さまのおかげですわよ」

「12貴族コンティルン・ド・ツヴェルドフだけはモニカの防衛に腰がへし折られる。クレア、700人ぐらいよく来てくれた」

 ニビルに集まった700人の勇士ここに若武者のヴィンセント・ヴァン・ヴェスタニエフィオリーナ・フォンテーヌ・エイゼンヴェルグもここに来ていた。

「俺たちの若武者の時代が来たよなぁ!?面白くなってきたんじゃないかぁっ!?」

「落ち着きなさいよ、ヴァン」

「そうだぜ、選ばれる適性試験もあるんだろうし、ククク・・・溜まってる分はヌイてイキてぇよな!?FANZAのDMM有料チャット200円は痛いけどな、俺はお前らといるだけでいい。気になさるな」

 ロキ・ラタトスクだ。ニビルの勇士が集う場に自身も来ていた。

 ヴァンとフィオリーナとは顔なじみで全員ジュリアの子。ジュリアから生まれた子だが出自の家は違いヴァンとフィオリーナはヴェスタニエ家で育った。ロキはディスティニー家でその魔術と驚異的な医術に目覚め、アトランティスの祭司を務めた。

 ヴァン・ヴィンセント・ヴェスタニエ

 バルムンク

 700人の勇士コンジェルド・ディル・サンパティッアーノの一人。

 ジュリアの息子で剣に生き、剣に長けていた青年。身体能力がすごく、あらゆる剣を使いこなせて神速の剣術は相手を殺すのではなく活かす剣として振るっている。

 3度のテゥエルターナー戦争では大将軍として、戦場に出て多くの成績を残す。

 退役後は人間の生き方を選ぶが、になったのかも分かる。

 フィオリーナ・フォンテーヌ・エイゼンヴェルグ

 アロンディーン

 ヴァンと同様に勇士に参加していた騎士姫。

 使としての経緯が分かる。

 気が強く、器が大きい。料理上手で戦場にいつも料理とスマイルを届ける。

 ジュリアの血が濃く、スタイルが良く甲冑でも衣装がサイズに合わない、成長速度が異次元級で1日経ってもサイズが合わない。

 戦場で剣を握り、盾を構え、胸を揺らしている。鬼が宿っている軍神。

 ロキ・ラタトスク

 フェンリル/ギンヌガガップ

 風貌様代わりの異形の男性。ヴァンとフィオの馴染み深くフレンドリー。

 魔弾に銃を込めてガンストリング。

 FANZAやDMM・DLSITEの有料チャンネル・課金動画を見て戦っている。

 長髪にバンダナを巻いて、革サンダル姿に黒いターバンで目元を覆い隠して大酒飲みでタバコ・アイコス・葉巻を吸い、自身に酔いしれている。

 勇士の中では一番の年長者で、惑星については詳しい。

 だが、ロキ・ラタトスクとはそういう男だ。

「随分と広い場だ。神殿一角に巨大な錬成陣らしき・・・・・ほほほ」

「エイボン卿、アトランティスの賢者が来たか?私がヒトミだ。できるだけ腕が良い勇士は揃えている」

500俺は腕がいい賢人だが、人格リソースにエンコードがいる。ミスったらやり直しがきかない」

「望むところさ、彼ら彼女らは自身の運命に購ってここまで来た。その覚悟は死を超えていけ!」

「・・・・・・・無茶、言うなって。ヒトミ?原神よ、700人の人格を急拡大にして人格剣を生産するのはアンタのやり方なら俺は従う」

 世界最強の賢人エイボンは神殿に描かれた錬成陣に沿って白い粉を撒く。

 タブレットを持ったまま手順を進める。錬成に700人分の”魂”エイボンはヒトミたちが見ている神殿の広場で轟く雷霆に鳴り響く地響きと砂塵の猛風。

「ちっ、ちっ、つっ・・・・・あああっ・・・・ああっ・・・・あぅ・・・・」

 真理に反する行為を1回は成功を収めたエイボンに2度目が人格剣の錬成だ。

 エイボンの手がバチっと叩き門が開く。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 門が開いた。700人の勇士よ最期の試練は己の魂との乖離。人格を神器に錬成。

 エイボンも大規模な錬成がこれが最初で最後だが、神器は成功した。

「ハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッハァ・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァゴホッゴホッ」

 エイボンはコートを拾い上げて痰を吐いて、ヒトミにOKを出す。

「うまく逝ったのか?」

「成功さ、700人全員よ、神器に成功さ!」

「俺を甘く見るなよ、この程度動作もねぇよ」

 さすがの天才にして最強の魔術師だ。エイボンのそのすべてを教わり右腕として初代の冠名を受け継いだこのエメフィール・ド・エイボンという青年。彼の眼からしてみればエメフィール・ド・エイボンはこの偉大なる錬成を目の当たりにして自分の業を教わる者たちはとして生きて死ぬ。

「ヒトミ、神器錬成に必要な駒はそろったか?俺を呼んだ以上はモニカか?星喰いに戦うって神経がクソかてぇや」

「おい、今日は1万2813人だってよ!?面白くもねぇよ!?10倍も膨れ上がってるぜ、ヒトミッ!お前らアヌンナキは頭が堅いのか、柔らかいのか、馬鹿なのか、アホなのか、どうでもいい済まされるレベルは越えている。テゥエルターナー戦争は俺が経験した1度目。ニビル終焉を迎える2度目・・・・世界全土が終末と滅亡を迎える3度目の厄災、災厄は海より来る」

「ウォーカー、ティアの子よ。言いたいことはわかるがお前はさすがに未来視の眼だな。神という神は手が焼く。お前にそれを託した。土から生まれた原初にして最初の人間よ、ハッハハハハハハハハハハ」

「何がおもろいんだ?」

「2度目のテゥエルターナー戦争に勝つぞ、モニカを撃ち落とし神という概念がこの日で終わる。人間が人間という時代が来るんだぞ」

「ルヴィア、だってよ・・・・いやー、モニカを撃つね。」

 ヒトミの算段には勝利があった。12000000年前において1度目のテゥエルターナー戦争でモニカを撃った英雄ヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカー。

 星自体が自らの使命で最初の土で固められた男ゆえにヒトミが槍を地面につつく。

「この私も、この槍をもって応戦しようじゃねぇか!」

「聖槍12議決開始アラウンド・ディストレーション・ロンゴミニアド・・・・決戦防衛冠位魔術の仕組みに60000時間係ったがな、これでモニカを撃ちニビルの終焉に稼げる。いや・・・・ニビルは漆黒に燃え惑星としての機能は死ぬ。隕石だ。しかも太陽系の中でもはるかに巨大なその隕石が地球にドッカーンバトルって言うもんだぜ」

「・・・・・・エンキの未来か」

「いいね正解大卒」

 ヒトミの槍は特別な魔力に応じた神秘の槍。13人の円卓の守護者を具現化して玉座を護り玉座の守護者にして辿13の聖槍を一つにしてヒトミがベールを脱ぐ。

「ルヴィア、話は以上だ。エイボン卿には感謝を。全員今日のところは神殿で休んでくれっと」

 ヒトミはルヴィア達に礼を申して神官と巫女と神器の回収。ただ一人ロキ・ラタトスクだけは神器を所有していた為魂との錬成で精霊と父の部分はかき消された。

「俺はどうすればいい?キメているか?神器の回収で地上に与えればいいのか?」

「ロキ、勇士は意志によって戻れる。錬成の条件で誓約と制限は賭けさせてもらったよ。」

「エイボン、アトランティスの賢人よ、俺はフリーだ。クレーバー」

「7キル3アシストのなんかいが?冗談は止せ。俺はな。罪を背負って錬成している。モニカの研究は極一部の賢人共しか知らない。」

「最たるのが、7な?ウォーカー家が言いだせるのはそれだけだ。7大兵器は世界を7いいんだよな?」

「異論はないね。事実だからね。7大兵器を既に完成はされている。別の星にある」

「ヒトミ?聞いていたか?仕事は熟したぞ。今回はチャンピョンこれぐらいでいいんだよな?俺は帰るぞ」

「今日はもう休め、休め。神殿は開放している。」

 ヒトミは巫女たちを引き連れて神殿から立ち去った。

 ロキもフェンリルを担いで、ニビルを発った。

 ルヴィアは大理石を切り離した石工の石膏に腰を下ろしてダーインスレイヴが戻り、エイボンとエメフィール・ド・エイボンは静かに瞼を閉じた。

「私も、次があるか、ないか」

 ≪ルヴィア?ヴェスタニエ家宗家にあたるお前自身が決めろ、ジュリアの子よ。生前でもないがね、俺は生姜焼きが食いたい。餅が食いたい。なぁ?もちまる食ってもいいか?ククククククククク、自分で作る生姜焼きが旨いんだよな。≫

「それを言いに?それだけを言いに?もっと、あるんでしょ」

 ≪ケッ、本質を見抜かれるとは1200000年間お前を縛ってきたのは何だい?サイコパスの考えとは違うよ。ニビルを救えるのはお前だ。星を救えるのもな。テゥエルターナー戦争は過去3度も行われる。俺はそれを予言として先の戦で視た。リコイルされたのはタボチャで俺の意識が潜在的に呼びかけたんだよ。俺がダーインスレイヴになる前だ。ルヴィア、お前と出逢う前だ。軍人でヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーと共に人類に希望を掲げる戦で俺は負傷した。そしてエイボンが俺を剣に代えた≫

「そうね、アンタが原神の子だって聞かなくてもわかるわ。私のおじいちゃんでしょ」

 ≪極力、自分の血筋の子に負担をかけさせまいと思っていたのだがね、やれやれ、ルヴィア・ヴェスタニエの曾祖父がこの俺だ。ヒトミが生まれる前に星がピカっと光ってな。あの時、宙がピカっと光って無数の火の矢が降り注いだ。大爆発と地響きで灰燼と化した。暗黒の中で俺を呼ぶ声がした。俺の名はグレィルシア・オルタネェイト・ヴェスタニエだ。ヒトミより前に原神で生まれた≫

「・・・・・・・、・・・・・・・っ、その血の宿命よ。私は私でこの剣に代えてまでも目的を果たすわ」

 ≪その前に生姜焼きと餅を食わせろ、腹が減った。んだぁ、俺はお前の子々孫々に誓って守り抜く。ヴェスタニエの誓いだ≫

 ルヴィアはダーインスレイヴに生姜焼きと餅を調理させたのを神殿の野営のキャンプ地で作らせて食べさせた。

 ―――――――――KnghitsOfDarkness0-RISE-―――――――――

 グレィルシア・オルタネェイト・ヴェスタニエ

 ダーインスレイヴ

 ルヴィアの人格剣。その正体は原神そのもの。

 かつてはヴァーミリオン・ヴァン・ウォーカーともに1度目のテゥエルターナー戦争に参戦し勝利をもたらすのも負傷して退役。

 エイボンに剣としての人生を与えられ、それ以降はルヴィアと出逢う前アトランティスの地下墳墓に眠っていた。

 黒コートを着た金髪の男性で、刀身が紅く鞘が青い。

 二対一体の長剣で、その特性は神を斬る。神を喰らえる能力。








 

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