473、カルネアデスの舟板【かるねあですのふないた】

 英:Plank of Carneades。緊急避難の例としてしばしば引用される寓話。古代ギリシアの哲学者カルネアデスがしたといわれている。内容としては以下の通り。


船が難破し、乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が壊れた船の板切れにすがりついたところに、同じ板につかまろうとする者がもう一人現れた。しかし、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させた。その後、救助された男は殺人罪で裁判にかけられたが、無罪となった。

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