第89話 密室の時間!? その1

「もぅ……颯太さんも知っている癖に、公園デートの続きですよ♪❤」

「また颯太さんの体に、私の体を預けても良いですか❤//////」


「あっ、そっ、それね……それ位なら、良いよ!//////」

「さくら!!///」


 カラオケ個室内は防犯カメラが付いて居るはずだし、幾ら密室だと言え、さくらもハレンチな行為まではしないだろうと思いながら、俺はさくらの要望を受け入れる。


「では、えい♪」


 俺の体に寄り添うと言うより、さくらは俺の胸元目がけて、笑顔で飛び込んで来た!?

 俺はソファーに座って居るから、後ろによろめくこと無く、さくらを問題無く受け止めるが!!


「颯太さん~~。好きですよ~~❤」

「私の王子様~~~♪❤❤」


 俺の胸元に飛び込んで直ぐに、甘い声で言うさくら!?

 ……積極的すぎるよ。さくら//////


「さっ、さくら…。幾ら二人の世界とは言え大胆すぎるよ!//////」

「そっ、それに……こんな姿を人に見られたら不味いよ。防犯カメラだって有るはずだし!(汗)」


 颯太の妄想……


 カラオケ店事務室。

 ある男声スタッフが事務所内に有る、防犯カメラのモニターを眺めている。

 モニター上の、俺とさくらの動きに男性スタッフは気付く。


『おっ。やっぱりと思っていたが、二人が始めやがったな!』

『見た感じ……女は美少女だし、最後までやらんかな!!』


『ついでに、スマホで録画もしておくか!!』

『ブ○は売れんが可愛い女は、その手のマニアが寄ってくる!!』


 颯太の妄想おわり……


(そんな感じに今頃、見られているはずだ!?)

(俺とさくらの行為がこの国から、全世界に広まってしまったら、さくらが絶対困るはずだ!!)

(俺は問題無いだろうけど!?)


 俺は焦った表情でさくらに言うが、さくらは顔を”にやけさせながら”俺に耳元でささやく!!


「颯太さん…。ここはですね、ごにょごにょ❤」


「えっ、嘘だろ。さくら!?」

「それと、どうして……そんな情報を知っているの!?」


 俺とさくらが今入店しているカラオケ屋(漫画喫茶)は、大手企業が経営している店舗では無く、個人と言う言葉も変だが、この店舗以外に系列店が無い店で有るそうだ。

 さくらのさっきの言葉は『自主規制』で有るが、この部屋の出来事が公に出ることは、非常に少ないと言うことだけは確証された!?


「ですので颯太さん!」

「この前の、颯太さんの車内で遊んだ時よりも安全ですよ♪❤」

「あの時は……朱里さんに見られる危険性が残っていましたが、私が叫んだり“非常通報ボタン”を押さない限りは大丈夫ですよ♪♪❤」


 さくらの“にっこり”笑顔プラス『その先を凄く望んでいます♪』の、表情をしながら言う!?

 さくらは今日、何処まで進めたいの!?

 それに室内に非常通報装置が有るなんて、今初めて知ったぞ!!


「ですので、颯太さん!」

「んっ……//////」


 さくらは俺の両肩に、両手を置いたらと思ったら体を上手に持ち上げて、俺の唇を襲う!!

 密室での行為が表沙汰に成らないとしても、今のさくらは本当に積極的で有った!


「ん~~~///」


 俺はさくらの唇を受け入れる。

 俺とさくらの立場が完全に逆だが、俺はさくらにキスをされて、キスからディープキスにさくらは発展させる!!


「ぷはぁ~~好きです……颯太さん❤///」

「今日の、この時が来るまで……ずっと待っていました❤❤///」


 さくらはキスをしながら器用に喋る。

 キスをしながらのさくらも勿論可愛いし、俺も気付けばさくらを両手で抱きしめていた。


(あれ…?)

(相手は男性なのに何故、俺は抱きしめているのだ!?)

(さくらが俺から、ずり落ちない為か???)


 俺の本能は、さくらを再び女性と認識し始めた!?

 本能が、さくらを女性と認識すれば当然……


(やばっ!//////)

(俺の生殖器が、さくらで反応を始めてしまった!///)


 ズボンの中で俺の“ぞうさん”が活動を始める。

 俺の本能は、小松さくらを女性として認識してしまったようだ!?

 さくらは、男性なのに……

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