第32話 最後の確認!?

「あっ、あの……さくらさんが、本当に男の娘かの、確認をしたいのです//////」


「……男の娘ですか…!」

「なら、確認します……?」


 桜坂さんは恥ずかしがること無く、冷静な口調で返してきた!?

 俺の中では、有る程度の抵抗は覚悟していたからだ。


 お互いが寄り添う感じで座っているから、俺の手は簡単に桜坂さんのワンピースに手が届く……。本当に確認しても良いの……

 桜坂さんは『仕方ないですね』の表情で話し始める。


「関係を深めたら、絶対その辺りは気に成りますし、私も颯太さんとキスをした、実質恋人関係です!」

「颯太さんの目で、私の姿を確認して見てください///」


 最後は微笑みながら言ってくれた。桜坂さん。


「では……さくらさん///」

「ワンピースのスカート部分めくりますね……」


「はい…!」

「良く、見てくださいね!」


 桜坂さんの言葉を言い終えたと同時に、俺は左手でワンピースをまくりあげる!!


『フアサァー』


「……」


 桜坂さんのワンピースをまくり上げると、下腹部は当然下着が見えるが、それはやはり男性物の下着では無く、女性物の下着で有った。


「これが、さくらさんの下着ですか!」

「可愛らしいデザインですね!!」


 桜坂さんの下着(ショーツ)は大人向けのショーツでは無く、俗に言うコットンショーツで有った。

 これが赤や紫の、どぎついシルクショーツだったら幻滅するが、幼さを強調させるコットンショーツで有った。


 白地の生地に、水色系で縁取りがされていて、控えめな模様がショーツ全体にプリントされていた。


「颯太さん…!」

「ショーツの感想も良いですけど、“あそこ”もしっかりと、見てくださいね♪」


 桜坂さんは声を弾ませて言って来た!

 しっかりと見て欲しいの!?

 勿論、見るけど……


 俺はショーツ全体から、股の中心部の方に目をやる……

 その部分には男性器を象徴させる、膨らみをしっかりと視認出来てしまう!!


「うん……。顔は凄く可愛いのに、“ぞうさん”もしっかりと有る!」

「それに……大きさもしっかりと有りそうだ……」


 俺がそう発言すると、桜坂さんはショーツ越しでは有るが、急に自分の手で、“ぞうさん”の位置調整を始めた!?


「……折角ですから、私の部分をしっかり確認して貰いましょう♪」

「やっぱり……興奮しますと、このショーツでは窮屈ですからね///♪」


 さくらさんは美少女の笑顔で、ショーツの中に右手を入れて、“ぞうさん”の位置調整をしていた。ショーツ越しからでは無理だったらしい……

 俺はそれを呆然としながら見ていた……


「よし♪」

「これで、少し楽になりました♪」

「颯太さんも見やすくなったと思います♪」


 桜坂さんは和やかな表情でショーツから右手を出し、そしてその右手で、俺の左手を掴みながら話し掛けてきた!?


「颯太さん!」

「私のをちょっと、触って見てください♪」

「これは、正真正銘の本物ですから!!」


 満面な笑みで言う桜坂さん!?


「えっ!?」

「あっ、ちょっ、ちょっと、待って、さくらさん!!」


「ふん♪」


 俺は予想外の展開に当然『待った』を掛けるが、桜坂さんは強引に俺の左手を引っ張り、ショーツ越しだが、左手と桜坂さんの“ぞうさん”が密着される!!

 やはり、体は男性だけ有って、腕を引っ張る力は力強かった。


「……どうです。颯太さん……!」

「凄いギャップですよね!!」

「これが心は女性……身体は男性ですよ…///」


 桜坂さんは表情を『にやり』とさせながら言う!!

 俺も男性だから分かるが、想像以上に桜坂さんは俺を求めていた!!

 狭い車内だから、桜坂さんの匂いでは無く、男性特有の匂いも充満してきた気がする。

 これは流石にやり過ぎだ!!


「さくらさん!」

「これ以上は止めよう!!」

「俺は、それ以上の確認は求めていないから!!」


 俺は本能でこれ以上の好意は不味いと感じ、桜坂さんに止めるように言うが、桜坂さんは更に俺の左手を押さえつけてきた!?


(本当に不味いって!!)


 俺はこのままだと、桜坂さんの”ぞうさん”を絶頂させてしまう!!

 小説でもこんな展開は無いぞ!!


 ……

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