入寮します! 3
『そうだったんだ。僕海外行った事ないから海外暮らしってちょっと憧れるなぁ。』
(アメリカかぁ。どんな感じなんだろ。やっぱり日本とは全然違うよね。)
そんな事を想像してワクワクしていると柳は優しい笑顔でこちらを伺いながら、
「もし水瀬君が興味あるなら、住んでた所の話で良かったら出来るけど、聞く?」
って言ってくれた。
最初に見た時コミュ力つよつよ怖いとか思ってごめんなさい⋯柳くんめちゃめちゃ良い人やん⋯。
『え⋯?いいの?嬉しい!柳くんが迷惑じゃなかったらお話聞かせてください。』
嬉しくって思わず僕の表情筋が仕事してニコニコしながらペコッとお辞儀をした。
「えっ⋯あっ⋯うん!迷惑なわけないよ。水瀬君と話せるの嬉しいし。」
何故か真っ赤になって動揺している柳を不思議に思いながらも、さっき会ったばかりなのに遥と話せるのが嬉しいと言ってくれた柳を早くも良い人認定し、もしかしてこれは記念すべき友達第1号になれるんじゃないかと浮かれていた。
そう、遥は人見知りの割にチョロいのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます