第10話

数時間前に私は、ここ魔界に迷い込んだ

私は途方に暮れていた

なぜ魔界に来てしまったのか

どうやったら人間界に帰れるのかもわからず、いつ魔物に襲われるかとただただ怯えていた・・・


そんな時レオ様が私の前にさっと現れた

レオ様は私が魔界に迷い込んだと知って何も疑わずにお城に連れてきてくれた

それに私を守ってくれるとまで言ってくれた

レオ様に出会っていなければ今私はどうなっているか考えただけでも恐ろしい


レオ様は私の命の恩人・・・そして私の初恋の人

私はレオ様に出会いレオ様とが合った瞬間に彼に恋をしていた

悪魔だとわかっていても彼に恋をしてしまった

魔王様だとわかった時はすごく驚いてしまったけど


私は魔界にいてもいいの?

出来るならば、ずっとレオ様のそばにいたい

そう思ってしまう私は罪ですか?


「サリーの気持ちは嬉しいわ。でも私は人間界に帰らないと」


「そうでしたね。先程言った事は聞かなかった事にして下さいナターシャ様」


「ええ」


「それでは、おやすみなさいませ。ナターシャ様」


「おやすみなさいサリー」


人間界に帰る間だけでもいいから私をレオ様のそばにいさせて下さい


そう願い私は眠りについた

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