第11話

そして翌日


「ナターシャ用意はできたかい?」


「はいレオ様」


「うん今日のナターシャも可愛くていいね」


「ナターシャ様はいつでも可愛いですよ魔王様」


「ああ、そうだな」


「なっ!レオ様もサリーも私を褒めすぎです」


「ははっ。じゃあ私の自慢の庭園に案内するよナターシャ」


「はいレオ様」


そして庭園についた


「綺麗なお花がいっぱいで幸せですレオ様」


「気に入ってくれたようで私も嬉しいよナターシャ。そうだ天気がいい日だけでもいいから夕食を二人きりで、ここでとらないか?もっとナターシャを知りたいし私の事も君に知ってもらいたいから」


「はい。私もレオ様の事もっと知りたいです。毎日夜が待ち遠しくなっちゃいそうです私」


「私も毎日夜が待ち遠しくなりそうだよナターシャ。ナターシャ見てごらん?この薔薇は君みたいだ。可憐で美しい」


「私はこの薔薇みたいに綺麗じゃないですよレオ様」


「いや、君そのものだよ。可憐で美しい。なによりナターシャ君の心はこの薔薇のように綺麗だ」


「レオ様。私この薔薇に似合うような人になりたいです」


「もうなってるけどねナターシャは」


「ありがとうございますレオ様」


この日から天気のいい日だけレオ様と二人きりの夕食が始まった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る