第9話

「ナターシャ明日は私と庭園へ行かないか?色んな花がたくさんあるからナターシャに見てもらいたい」


「はい。お花大好きです。私でよければレオ様と見たいです」


「では明日部屋へ迎えに行くから待ってて」


「レオ様に迎えに来てもらうなんて申し訳ないです」


「いや、私が迎えに行きたいだけだよナターシャ」


「ありがとうございます。ではお待ちしてますね」


「ああ、明日が楽しみだ。今夜は疲れただろう?もう眠るといい。おやすみナターシャ」


「はい。おやすみなさいレオ様」



そして翌日。


「サリーおかしい所ない?」


「ええ、お可愛らしいですよナターシャ様」


「あっありがとうサリー」


「魔王様はナターシャ様の事が大事なんですね」


「え?」


「庭園は魔王様と庭師以外に入れる者はいないんですよナターシャ様」


「そうなの?」


「はい。魔王様 みずか ら庭園にお誘いになったのもナターシャ様が初めてです。あなたは魔王様にとって大切な方・・・出来ればずっとここ魔界に、魔王様のそばにいてはくれないでしょうか?ナターシャ様」

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