第5話

「魔王様お帰りなさいませ。って魔王様その娘は人間ではありませんか!!なぜ我らの敵がここ魔界にいる!!」


「レオ様は魔王様なのですか?」


「ああナターシャ黙っていてすまない」


「なっ!!人間ごときが気安くレオ様と呼ぶなど」


「やはり私はレオナルド様とお呼びした方がいいのではないですか?」


「いやレオと呼んでかまわないよナターシャ。アシリは少し落ち着け。あとナターシャは敵などではない」


「そうですか・・・わかりました。その娘ナターシャと言う名なのですか。しかし魔王様、人間は信用なりません。魔王様騙されては駄目です!!」


「私は騙されてなどいない。ナターシャはここ魔界に迷い込んで来ただけだ」


「ただ迷い込んで来ただけならいいんですがね・・・」


「アシリ何か言ったか?」


「いえなにも・・・」


「しばらくナターシャの護衛を頼むアシリ」


かしこまりました魔王様」


「サリーいるか?」


「お呼びでしょうか?魔王様」


「ああ。彼女はナターシャだ。ここ魔界に迷い込んで来たらしい。ナターシャの世話をサリーに頼みたい。部屋は私の隣で」


かしこまりました魔王様、サリーにおまかせ下さい。ナターシャ様、今日からナターシャ様の身の回りのお世話をさせて頂きますサリーです。よろしくお願いします」


「サリーさんこちらこそよろしくお願いします。あのナターシャと呼んで下さいサリーさん」

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