(三)-4

 私たちは、用意された食事を食べながら、どうするか議論した。

 アブラゼさんたちはやる気満々だ。チェン氏から提供された武器で、政府軍と戦うのだろう。

 では私たちはどうするか。もう事態は内戦状態だ。だからといって指をくわえて見ているわけにもいかないし、自分たちだって何かしたかった。

 そしてみんな朝食をほぼ食べ終わったときに、デニスが言った。

「彼らのやり方には賛同できないわ。でも政府が権力という力を使うのであれば、私たちも力で対抗しなきゃっていう彼らの意見も、私は正直言って正しいって思うの。とはいえ、手段は選んだほうがいいと思うから、私たちはデモで対抗したい。どう思う?」


(続く)

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