第8話『昼日中の呼び出し』
土曜日。
折角の休日だというのに、有真は布団にくるまっていた。
時刻は午前十一時。
アラーム機能をオンにしていなかったスマホでそれを確認して、再び布団に放った。
昨夜の律花とのゲーム対決が思いのほか白熱して、午前三時をまわってもまだ起きていたのだ。まだ眠い。
確か……律花のキャプテン・ファルコンをファルコで完封したんだっけ? 「こっちの
微睡みの中、ねぼすけな脳を働かせてそんな事を考える。今日は予定がない。布団もすごくちょうど良い温度で
リリリリリリ!
「ぅわあ!?」
スマホの鳴動によって、夢うつつの狭間をさまよっていた有真の意識は現実に引き戻される。アラーム……ではない。手に取ってもなおその存在を主張し続ける不躾な音色は、電話のコール音だ。発信者は、「先生」となっている。
「はあぁぁぁぁ……」
瞬間、有真はスケジュール帳の今日の欄が急遽埋まることを確信した。さよなら、尊いオレの二度寝タイム……。
腹の底から空気を全部絞り出すような長いため息を終え、満を持して通話ボタンを押した。
「はい、陽咲です」
「もしもし? 昼日中だが。お前、今日暇か?」
ほらみろ。
有真は心の中で正解のチャイムを鳴らした。
電話の主は
「ええ、空いてますよ」
嘘をついて話を切り上げることも出来たが、それはしなかった。面倒ではあるが、嫌というほどではない。急ではあるが、対応できないほどではない。昼日中からの要件はいつも、そんな調子だったからだ。
「そうか、なら、正午に部室で。それじゃあな」
昼日中は、それだけ言うと通話を切った。用件の詳細を話すことも、世間話をすることもない。言うだけ言って、すぐに電話を切る。はじめはちょっとムッとしたのだが、『こういう人間だ』ということはすぐに分かった。分かってしまえば、どうということはない。何事も慣れである。
時計を見る。十一時十五分だ。
学校までは歩いて二十分ほど。律花もエスも出かけたのか家にいないし、時間に余裕があるので、少し早いが昼食を取ることにした。
△▼△▼△▼△
リビングの戸棚にあった菓子パンを適当につまんで家を出た有真は、正午五分前に部室に到着した。
「おお、陽咲。お疲れ」
「お疲れ様です、部長」
すでに部室でくつろいでいた緒島に挨拶をし、辺りを見回す。彼女以外には誰も居ないようだ。
「先生はいないんですか?」
「昼日中か? もう来ると思うぜ」
「あ、そうなんですね……というか部長、いくら先生がそういうの気にしないからって、呼び捨てで呼ぶのどうかと思うんですけど」
内心はともかくとして。
「いーだろ、そんなの。陽咲、変なとこでクソ真面目発揮するよな。あたしの忠告は無視するくせに」
「うっ」
ちょっとした軽口のつもりが、思わぬ反撃を食らってしまう有真。これを言われてしまえば、ぐぬぬと唸って黙る他ないし、それを見た緒島はうふふと笑って言外に勝ち誇る。
そんなくだらないやり取りを留めたのは、部室のドアが開く音だった。時刻は正午ぴったり。
長身を台無しにしている猫背、彫りの深い顔立ちを台無しにしている無精ひげ、そして明るい名前を台無しにしている気だるげな態度で、いつも通り昼日中はやってきた。
「うい、お疲れさん」
「お疲れ様です」
「おつかれーっす」
昼日中は、有真らを眺め、「二人とも居るな」と頷いた。
「今日は大友、いないんですか?」
素朴な疑問を口にする。大体、達人は呼ばれなくても気づけば近くに居るのだが、今日は姿が見当たらない。
「大友君は……帰らぬ人となったのよ……」
「そうか、惜しいやつを亡くしましたね」
緒島が戯言を吐き、有真が雑に乗っかった。「そう……彼は……尊い犠牲に……」よよよ、と大げさに涙を拭うジェスチャーをする緒島。
「はいはい、大友は死んでねえから。アホ言ってんなよお前ら」
演技力のかけらもない茶番を一蹴した昼日中は、早々に本題を切り出す。
「今日はお前らに、校区内で起こった突風事件について調べてもらおうと思ってな」
「突風事件……ですか?」
昼日中の口から飛び出した物々しい言葉に眉をひそめる有真。
普通、ボランティア部の活動と言えば、ゴミ拾いとか清掃活動とか、あるいは近隣住民の手伝いなどが思い当たる。実際、高等部に上がって二ヶ月間、有真が部として行ってきた活動はそのようなものだった。
これまでとは明らかに違う活動内容に首を傾げる有真に口を挟んだのは、緒島だった。
「そうか陽咲、お前は超常調査、初めてだっけか」
「ええ、まあ……。その、超常調査というのは?」
「そのままだよ。超常的な現象を調査する活動のことだ。まあ心配しなさんな陽咲。なんかあってもあたしが守ってやるから」
「? ?? ???」
超常現象? 守る?
何のことやらさっぱりだ。
「あの、オレ達は今から危険なことをしに行くんですか? ボランティアで?」
「場合によっては、そうなるかもしれないし、ならないかもしれないな」
緒島の返答は具体性に欠け、全く状況が見えてこない。
昼日中はパン、と手を叩き、緒島を制止した。
「緒島、お前はちょっと黙ってろ。ややこしくなる」
「うぃっす」
右手の親指と人差し指を合わせ、唇をなぞる仕草をする緒島。お口にチャック、と言うことらしい。
「順番にいこう、陽咲。まず、だ。『シグマニウム』って知ってるか?」
「!」
唐突に身近な単語が出てきて驚く有真。
「シグマニオンを……構成する物質、ですよね」
「その通りだ。厳密には、物質じゃなくて元素の一つだが、まあそう大きく違わない。じゃ次。シグマニウムがどういう元素かを知っているか?」
「うーん……」
少し考えてみるが、わからない。
ここ数日でシグマニオンやネガシグマニオン、魔法少女といった特異な存在に触れてきたが、その実、それらを構成する大元に関してはほとんど何も知らない。それらしく唸ってはみたものの、結局数秒間に渡って行われた思考は、自身の無知を自身に知らしめるだけだった。
答えを言いよどむ有真に昼日中は続ける。
「シグマニウムは特殊な元素でな。詳しいあれこれは理科の教科担任……初野先生にでも聞いてくれればいいんだが、端的に言うと、あれは『生物の意志に反応する元素』だ」
「意志に反応、ですか」
「そうだ。もっと言うなら、『生物の意思次第でどんな形状・状態にも変化する』元素だな」
「……難解ですね。まるで、メルヘンやファンタジーの世界の話をされてるようで」
有真は、メルヘンチックでファンタジックな魔法少女姿の姉を思い出しながら言った。
「そう言うな。理解しがたい話だろうが、れっきとした現実だ。……話を続けるぞ? そのシグマニウムだが、こいつは観測できないだけで、空気中にも無数に存在するらしい。それ自体は別に何の問題もない。普通の人間にはな。ただ、一部の人間にとっては違う」
「あたしみたいな、ね」
「黙ってろ」
お口のチャックを無視してしゃしゃり出た緒島を、ぴしゃりと厳しく注意する昼日中。
「ちょっと話は変わるが、花粉症ってあるだろ。あれはスギなどの花粉に体が過剰な反応を起こし、大量に涙が出たり、くしゃみを引き起こすアレルギー症状だ。俺は毎年あれに散々苦しめられて……って、そんなことはどうでもいいんだ。ともかく、花粉症と似たような現象がシグマニウムでも起こることがある」
「……と言うと?」
勝手に脱線して、勝手に本筋に戻った昼日中の話に相槌を打ち、先を促す。
「つまりだ。空気中にあるシグマニウムという『生物の意志に反応する元素』に体が過剰に反応し、特異な現象を起こしうる人間……いわば、『シグマニウムアレルギー』とでも言うべき人がいるというわけだ」
「アレルギー……ですか」
「ああ。この『アレルギー』の人間が問題だ」
オウム返しをする有真に頷いた昼日中は、国民的猫型ロボットを例に挙げて問いかける。
「いいか、例えば、『シグマニウムに過剰に反応する人間』が、ドラえもんみたいに『あんなこといいな できたらいいな』と考えるとするだろ。そしたら、どうなると思う?」
「どうなる、ってそりゃあ……」
有真は当然の思考の帰結を提示した。
「『かなえてくれる』……ということになるんじゃないですか。不思議なポッケならぬ、不思議な元素・シグマニウムが、その意志に反応して」
「その通りだ。理解が早くて助かる」
昼日中は全然感謝してなさそうに、ぶっきらぼうに言った。
「だが、シグマニウムと人間の間には相性みたいなのがあってだな。これは説明が少し複雑で……はぁ、面倒くせえや。おい、緒島」
説明の途中で、昼日中は突然匙を投げた。まるで、気まぐれな子供が急に目の前のおもちゃに飽きたみたいに。
とんだキラーパスを受けた緒島は視線を昼日中へ向け、大きく眉をつり上げる。なにか? とその顔が問うている。
「説明するより見る方が早いだろ……なんかやれ」
緒島は、お口のチャックを解放する仕草をした。
「なんかって、適当だなあ。ま、いいや。いくぞ陽咲。見てろよ~見てろよ~」
緒島は、右手の人差し指を立て、左手でこちらを招くポーズをした。もっと寄れ、ということらしい。有真はそれに従い、緒島の右手に顔を近づけた。すると……
「ボンッ!!」
「わああ!?」
近づいた有真の耳元で緒島が大声を出した……だけではなく。
実際に、立てた人差し指の先端が爆ぜ、小さな火が灯っていた。
さながらそれは、緒島の指の白さと長さも相まって、ろうそくのようでもあった。
呆けて見ている有真の前で、緒島はゆっくりとその指を折り曲げ、火を右手に握り込んだ。そして、同じようにゆっくりと手を開くと……。
そこには、先程灯した小さな火と全く同じ形の小さな氷が乗っていた。
「部長、これって……」
「おらァ!」
ぐしゃぁ、と。
喋ろうとした有真を遮るようにして、緒島は火の氷をあっけなく握りつぶした。緒島の手に残ったのは、体温で溶けた僅かばかりの水滴のみ。
「どうよ?」
手を振って水滴を飛ばしながら、まさしく、どや? としたり顔を浮かべ、こちらに視線を送ってくる緒島。
有真はあまりのことに唖然とするしかない。
「……これって、マジックとかじゃないんですよね?」
かろうじて口に出せたのは、非常に間の抜けた言葉だった。
「何だよ、ちゃんと見てなかったのか? タネも仕掛けも、どっこにも無いっつーの!」
心外だと言わんばかりに憤慨する緒島。だが、タネや仕掛けがあると言われた方が、有真にはよっぽど説得力があるように思えた。人の手からライターも無しに火が出て、それが氷に変わるなんて、マジックじゃなければ何だというのだ。
「このように」
今まで黙っていた昼日中が口を開く。
「緒島は、シグマニウムを媒介にして元素を別の元素に変質させることが出来る。これは、緒島の『物質を変化させようとする意志』がシグマニウムと相性が良いために出来る芸当だ」
「そゆこと。すごかろう?」
「な、るほど」
俄には信じがたい話だったが、認めるしかなかった。目の前で見せられれば、それをいくらマジックだ、トリックだと言おうが関係のないことだった。すごかろう、などと鼻高々な緒島の態度も、さもありなん、と思うほどだ。
「では、緒島部長も……」
半信半疑、よりはもう少し確信を持って放たれた有真の言葉に、予想通り昼日中は首肯する。
「そう、シグマニウムアレルギーだ。だがまあ、緒島のように意図して超常を操れる人間は非常にまれだな。大体は、暴発のような形で超常現象を起こしてしまう。どのような意志がシグマニウムと反応しているのか、特定するのが困難だからだ」
昼日中の説明を聞き、呟く有真。
「超常現象を操れるだなんて……まるで、魔女かなんかみたいですね、部長」
「魔女!!」
つい口に出した言葉に、緒島は反応する。目を見開き、有真の肩を強く掴んだ。しまった、言ってはいけないことだったか……と慌てて口を押さえかけるが、その心配は杞憂だった。
「そのとおりだ! 魔女! あたしは魔女だよ、魔女!」
ばんばんと肩を叩き笑う緒島。怒ったりはしていないようだ。
昼日中が淡々と続ける。
「陽咲の指摘はもっともだ。この症例を発見した研究者や医者も同じようなことを思ったんだろうな。だから、この症状は正式には魔女化症候群という。患者もまた『魔女』と呼ばれることが多い」
「実際、罹患者には女性が多いらしい」
緒島が補足する。昼日中は、その言葉に口を挟まなかった。暗に、緒島の言葉を訂正する必要がない……正しいと認めてのことだろう。
「話を戻そすぞ。このボランティア部は、言うまでもなくこいつが設立したものだ」
こいつ、と親指で示された緒島は、人に懐かない猫のようにその指をぺしっと払う。
「部室使いたかったからな。学校でくつろげる場所が欲しかったんだよ」
「マジでそんな事のために部を建てたんですか?」
「そんな事って何だよ陽咲? もうソファ使わしてやんねーぞ」
「あっすいません勘弁して下さい」
「おいこら話が逸れるだろうが黙ってろ」
「昼日中だって『楽そうだから』って顧問になったくせに」
「そうだったんですか!?」
「こいつが活動もしないで部室を占拠してるから活動内容を斡旋してやってるんだ」
「斡旋ん? なら普通のボランティアらしいやつにしろよ。超常調査なんてあたし以外に勤まんないぞ。押しつけてる、の間違いじゃねーの?」
「あーうるせえうるせえ。話を続けるぞ」
耳を手で押さえ、一切の反論を受け付けないという姿勢を見せる昼日中。見た目と裏腹に態度は結構子供っぽい。
「えー、そんでだ。ボランティア部、と看板を掲げてはいるが、その活動内容の全てが純然なボランティア活動じゃない。それは、活動報告書に書いたりする表の活動内容だな。まさか、表だって『超常現象調査部』なんて看板を掲げるわけにもいくまい」
「報告書はたまに誤魔化したりでっち上げたりしてるぜ」
「余計なこと言うな。……で、それとは別、いわば裏の活動内容が超常調査だな。『魔女』は自分がそうであることを知らないケースも多い。だから、時たま起こる都市伝説や奇妙な噂レベルの話を、しっかり調べて明らかにしよう、ってのがこっちの内容だ」
一通り話して、何か聞きたいことはあるか? と言葉を止めた昼日中。
有真は問う。
「そういうのって、ICDPの管轄じゃないんですか? あそこって、シグマニオン災害の対処の他にも、シグマニウム関連の研究や騒動の調査をやってるところだと思うんですけど」
ほう、と昼日中は珍しく背筋をしゃんと伸ばした。が、それは一瞬だけで、すぐにまた元の猫背に戻って答えた。
「お前の口からICDPなんて聞くとは思わなかったな。……確かに、そういう調査は本来、あそこの管轄だ。だがお前も知っているだろう? 最近は暴走シグマニオン災害が増えている。となれば当然、それに応じて人員を割かなければならないし、なんなら事後処理だって向こうの仕事だ。ICDPは災害の対応にかかりきりで、今は調査の方面にまで手が回ってない。要するに、人手不足なんだ。やっこさんは」
「それに、噂レベルだと市役所とか警察は動かない。結局、あたし達みたいな個人レベルで地道に解決してくしかないのさ」
「そうなんですか……」
訳知り顔で語る昼日中と緒島。
はああぁぁ、と長い息をつく。
知らないことだらけだ。今まで全く想像もしていなかった世界の情報を叩き込まれて、脳の疲労を感じる。理解するので一杯一杯だ。
……何しに、部室まで来たんだっけ?
忘れかけていた有真が記憶を探るのを後押しするように、緒島は言う。
「ま、いいけど。んで、その突風事件ってどこで起こってんの? 行くなら早く行こうぜ」
そうだ。突風事件。
その問題の詳細をまだ聞いてはいないが、今まで聞いた話を総合して、やるべきことの検討は大体付いた。
昼日中は答える。
「ああ。場所は……ここだ」
昼日中は、持っていたタブレット端末を操作し、朝久市の地図を表示する。昼日中が示したのは、学校から駅を挟んで西側、繁華街北地域にある大型複合商業施設。
「あれ、ここって『モーモー』じゃん」
緒島の言葉に、昼日中は疑問符を浮かべた。
「モーモー?」
何のことやら、と言わんばかりにクエスチョンマークを踊らせる昼日中に対し、有真は説明する。
「このショッピングモールの略称ですよ。『モーニングモール』略して『モーモー』。『新たなまち、新たなあさ』がキャッチコピーで、牛に乗った男の子『買うボーイ』がマスコットです」
昼日中は眉間に皺を寄せる。
「なんだそりゃ、えらく経済主義なマスコットだな。かわいくねえ」
「今はマスコットもアグレッシブにならなきゃ生きていけない時代だぞ、昼日中。『買うボーイ』は関東ゆるキャラグランプリ企業部門第86位の栄誉を手にしている」
「それは栄誉とは言えな……はあ、まあいい。とにかく、このモーニングモールを中心に、数か所で不自然な突風の噂が流れている。同時多発的にだ。だが、この周辺は気候も気圧も安定している。自然現象とは考えにくい」
「つまり、『魔女』がその周辺にいて……意図的か偶発的かはわからないけど、その突風を起こしていると」
有真の言葉に頷く昼日中。
「俺はそう思っている。場所がバラついてるから、調査の人手が欲しくてお前を呼んだ」
「なーんにも難しくないぞ。陽咲、お前がやることは、周辺で聞き込みして噂を確かめることだけだ。魔女がいる可能性は、あたしは低いと思うしな」
「そうなんですか?」
「なんとなく、だけどな。でも、昼日中がやるって言うんならやらなきゃなあ。正直めんどくさいけど、顧問を下りられるのは困る」
緒島は口をわざとらしく尖らせる。
それを横目で見やった昼日中は、唇の端を釣り上げた。全然悪いと思っていなさそうに言う。
「ま、そういうことだ。すまんが、頼む」
魔法少女の次は魔女。
なんだか、ここ二、三日でいろんなことが起きすぎている。
それでも……有真はなんだか、この頼みを断ってはいけないような気がした。何の根拠もない、ただの予感だ。
「ええ、わかりました」
そうして、有真たち三人は部室を出て、モーニングモールへ向かった。
結果として、この予感は当たることになる。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます