これがデータの世界

タヒぬタヒぬタヒぬ!?

地面に激突する瞬間、また空中に浮く。

お姫様抱っこされたまま別の校舎にガラスを割って廊下に滑り立つ。

始まって5秒もしないうちにガラスが割れ、自分はダイヤのように抱えられて連れ去られる。

これがOKなのがこの学校。

狂ってる……これは狂ってますね……

廊下を走ってると前後挟まれてしまった。

そして、その二人は共闘して挑みかかってきた。


「うそでしょ!?」


卑怯!卑劣!野蛮人!

悪口を言い合いながらデータを構築する。

そして、データの壁が出てきた。

防御壁ファイヤーウォールだ。

それによって接近が出来なくなり、逃げる余裕を持たせた。

そして、窓に逃げた。

しかし、空中に浮いていたら追撃が来た。

爆発した。

なんの攻撃かはわからないが、多分。対象指定型の攻撃だろう。私が傷ついてない。

まあ、目の前の子は傷ついているんだが。

……ん?今、チャンスじゃないのか?

いや、これ以上のチャンスは無い!!

私は今!現在!フリーダム自由!!

ってことで逃げます。

テレポート……は禁止されてるので、加速チートで逃げます。

そして着地した瞬間に……となるはずだったんだけどね?

なんか、空中でキャッチされて体育館裏の倉庫に入れられました。

……ヤベェ。ピンクな妄想しか出ない私をぶん殴りたい。


「すみません、突然こんな所に入れちゃって」


いや、本当にこちらもピンクな妄想しかしてなくて申し訳ない。

でもね?でも、こんな所に入れた君も悪いと思うので。私はあんな事やこんな事を考えてもしかたがないと思うのです。つまり、私は無実である。Q.E.D.

んでさ、ひとつ疑問に思ったんだけど。

そこの……なんか飛び越えるやつ跳び箱の中に隠れてるの、君の友達?

そんな呑気な事を考えてると閉めていた鍵が開き、その瞬間。跳び箱から彼女が出てきた。

そして手を掴まれて外に飛び出た。


「なっ!?」


あ、友達じゃないのね?なるほど。

まあ、そしてその後色々ありましたが。見事跳び箱の子の勝利とゆう事で次は席決め……なのだが。少し話を飛ばさせていただきまして、今も状況を話しましょう。

体育館です。

目の前には女の子が居ます。気の強そうな子が。

そうです。席の取り合いです。タイマンです。

こうなったのは全て先生のせいです。

わたしはわるくない。

あの先生……笑ってやがる……


「何も言わないのね。いいわ、その口から負けたを言わせてあげる」


ドSだぁ……

あの先生だけは許さない……許してあげないんだから!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る