第43話 ふと考えた・・


この世に正義とか平等なんてありませんよね。子供の童話にだって王様と貧乏な庶民は出て来ますし、可哀そうな同情すべき人はたくさん出て来ます。そしてその可哀そうな人に着目し、その人を助けるのが良い人なのです。童話ではそう教わりますよね。まさか大人になって自分がその可哀そうな”その他大勢”になるとは思ってもいない。(笑)


しかも誰も自分を助けてはくれません。白馬の王子様はいないのです。大人になればヒーローやヒロインではなく、ただの大人。そしてただの中年になり、ただの老人になって、死を待つのです。まあ、それが現実なのですよね・・

でもそんな事を言ってしまえば身も蓋もないですよね。そこだけ見てたら馬鹿馬鹿しくて生きていけませんよ。


一時の夢でも良いから救われたい。冒険者になったり、勇者になって戦ったり魔法を使って世の中をひっくり返したり。時には素敵な恋愛のヒロインになりたい。

そんな無理な夢をかなえるのがストーリーなのです。

読書は麻薬のように心の傷を癒し、暗い心に明かりを灯すのです。あなたの作品が誰かの人生に明かりを灯し、誰かの心に勇気を与えるのです。そんな作品が書けたら良いですよね‥

それが作者に課せられた使命だと思うんです・・

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る