「レント」

「本当に広い竹林だな。高さも十分だ。」

「レントあまり近すぎないよいう注意だよ。」

フラウが心配そうに話し掛ける。

「大丈夫だよ。距離にはきをつけるよ。」

ゆっくりと歩を進める。

遠くに8つ目を見つめながら竹林を進む。

両手には炎を構えいつでも攻撃出来る状態だ。

8つ目もゆっくりと竹林に入って来ていた。

レントの位置から8つ目の足が見えた時だった。

「フラウ一気に距離を詰めるよ!」

「分かったよ!」

そう言うとレントが走り出した。

レントからは右半身が見えてきた時だった。

ドカーーーーーーーーーーーーンッ!!!

レントより先に誰かが攻撃を仕掛けた!

それに乗じてレントも攻撃を仕掛ける!

「壱式ファイヤーボール!」

1番右の目に攻撃が当たった!

「やったか!?」

直撃したが目を閉じ回避された。

「壱式じゃダメか...フラウ火力を上げるから力を貸してくれ!」

「少し待ってね。」

フラウが目を閉じ念じるとレントを赤い光が包んだ。

「ありがとうフラウ!」

レントが両手を前に出し炎を集める。集中して狙いを定める。

竹林の間から1番右の目とその隣2番目の目が見えた!

「レント今だ!」

フラウの声と同時に攻撃を仕掛ける!

「弐式ファイヤースピア2連撃!」

炎の槍が二つの目玉めがけて飛んでいった!

バキン!バキン!と音を立てながら竹を切り燃やしながら8つ目に直撃した。

それと同時にヴォォォォォォォォォォォォォーーー!!!と8つ目が雄叫びを上げた!

今度は確実に2つの目を貫いた。

「レントやったよー!」

「良し!次は正面に回ろう!」

しかし8つ目の手がレントめがけて飛んで来た。

「レント危なーい!」

フラウが叫ぶ!

バキ!バキ!バキ!バキ!

竹をなぎ倒しながらレントに直撃した。

間一髪炎の壁を作り出しダメージを最小限に押さえたがそれでも計り知れないダメージを食らった。

「レントーーーーー!」

吹き飛ばされたレントはゆっくりと立ち上がり「この程度なら...問題無い!」

「それより...正面に...回ろう...」

「レント...」

「フラウ...そんな顔しないでよ」レントはゆっくり歩き出した。





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