「8つ目」
煙が晴れて再び8つ目が姿を現す。
「ダメージは無いのか...」ランが呟く。
「見て!他の目が潰れてるわ!」
リンが言うように弱点の上下の目玉が潰れていた。
「皆さんまだ戦えますか?」とレントが問う。
「私達は大丈夫だけど彼女が...」リンがユーカを見ながら言う。
座り込んでいたユーカがゆっくりと立ち上がりながら「まだ大丈夫です。」
と言うもレミーが心配そうに「無理しちゃダメだ!」と少し興奮気味に言った。
「私だけ見てるって訳にはいかないから...」
「弱点以外の目玉を全て潰すのが良さそうだな。」
「確かにね。弱点だけ残せば時間はかかるかもしれないけど確実に潰せるかもね。」
ランとリンが話ている間に8つ目が動き出した。
「話てる暇は無さそうですね。とりあえず全ての目玉を潰しましょう!」
レントはそう言うと戦闘態勢に入った。
それをみて全員戦闘態勢に入る。
8つ目の1歩で地震のような地響きが起こる。
「とんでもないやつだな...俺がヤツの視界を奪うからみんなで各目玉の攻撃頼んだぜ!」マコトはそう言うとみんなの前に出て手を最大限竹林に変えた。
「確かにこれでは相手には見えないな。それに俺に必要な影を大量に作ってくれたのは有難い!マコト君この竹林は何分持つんだい?」
「俺にも分からないっす!とにかく急いでもらったほうが助かります!」
「じゃあ急いで向かいましょう!」リンが言う。
「バラバラに動いた方が良いわね!みんな気を付けてね!」
各自バラバラに竹林に入って行った。
「マコトよ無理はするなよ?」
「分かってる!タダみんなを信じて俺は耐えるしかないんだからな...簡単には倒れられねぇよ!」
ロブは少し悲しげな顔した。
「そんな顔するなよ!俺は大丈夫だ!」
「マコトよ踏ん張れよ!」
マコトはニヤリと笑顔を見せた。
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