「巨大目玉」

外に出てすぐに異変に気づいた...

それはあまりにも普通じゃ無かったからだ。

大きい!イヤ!大き過ぎたのだ...

「ユーカ...無理だっ!結界を張って隠れよう!」

ユーカは唖然とただその目玉を見続け動けずにいた。

「ユーカ...ユーカ!」

レミーの声にハッとした様子で我に返った。

「ユーカ!逃げよう!」

「でも...行かなきゃ!周りの人や家が危ない!」

遠くから見えるだけで目玉の数は5つ。

軽く10メートル級の大きさはあるだろう。

「一人じゃどうにも出来ないよ!」

レミーは言うがユーカには聞こえていない。

「ユーカ!!!」

レミーが叫んだ時にはユーカは走り出していた!

急いで後を追うレミー。

走りながらユーカはレミーに

「レミー!結界!最大ですぐに張って!周りに被害が出ないように!」

「も~っ!」

レミーは最大全開で結界を張る。

巨大目玉も気づいたのかユーカ達の方を向いた。

その時ハッキリ分かった。

8つ目!8つの目玉を確認した.

初めて見る8つ目に離れた距離から攻撃を仕掛ける。

「ウォーターボール!」

巨大な水の玉が8つ目めがけて飛んでいく!

ドーーーーーーーーーーーーンッ!

8つ目に直撃した!

「よし!命中♪」

だがしかし8つ目は何事も無かったように立っている。

「う...そ...でしょ...」

「ユーカやっぱり無理だよ!」

レミーはユーカを止めるのに必死だがユーカは止まらない。

「まだ終わらない!終われない!」

いつの間にか8つ目の前までやって来ていた。

巨大目玉は縦横十字に目玉が並んでいる。

どれが弱点なのか分からない。

ユーカは攻撃を続ける。

「ウォータースピア!」

「ウォーターボール!」

攻撃を続けるも8つ目には効果が無いのか無反応で立ちつづける。

「ユーカ!逃げるんだ!効果が無いのよ!」

「私が何とかしないと...」

その時8つ目が手を振り上げ攻撃してきた。

「ユーカ危ない!」

レミーの声に急いで防御態勢に入る。

「ウォーターウォール!」

水の壁を作り出すも8つ目の手の風圧で壁ごと吹き飛ばされる。

「キャーーーーーッ!」

「ユーーーーーカァーーーーーー!!!」

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